今回は妊娠中のフルーツについてお伝えしていきます。
妊娠中は食べ物の好みが変わったり、思った量を食べれなかったりと、食に関する悩みがつきません。
とくにつわり中は食べられるものが少なく、「まともな食事を取れなくて辛い」という人も多いのではないでしょうか。
私もつわり中は、口当たりのさっぱりしたものしか受けつけませんでした。
そんな時、みずみずしいフルーツは救世主でした。夏だったので桃やスイカを食べていましたよ。
・妊娠中に積極的に摂りたいフルーツ
・食べるのを避けた方がいいフルーツ
妊娠・出産経験のある筆者の経験も交えながら解説します。
ぜひ記事をチェックしてみてくださいね。
妊娠中はフルーツを食べてもいいの?
妊娠中に食べてはいけないフルーツはありません。
フルーツはビタミンやミネラル、葉酸が多く含まれるので妊娠期に必要な栄養を効率よく取ることができます。
さっぱりしているものが多いので、食欲がない時も口にすることができますよ。
私も胃もたれや消化不良で食が進まない時、助産師さんからフルーツやミニトマトなどを食べるようにアドバイスをもらいました。
フルーツは妊娠中のパートナーとして積極的に食べたいですね。
妊娠中に果物ばかりや食べ過ぎはNG!
そんな妊娠中にぴったりなフルーツですが、厚生労働省「妊産婦のための食事バランスガイド」によると、
✔中期〜後期の目安の摂取量:約300g(みかん3個・りんご1.5個分)
と摂取目安量が決められています。
また、フルーツは果糖が多く含まれており、食べ過ぎると糖質摂取が過剰になり血糖値が上がりすぎてしまうリスクも。
デザートや間食として、毎日決めた時間に適切な量だけ食べるといいでしょう。
なお、つわり期は食べられるものが偏りがちです。
フルーツばかりはNGとお伝えしましたが、つわりが酷ければフルーツだけでも食べられそうなら食べましょう。
「つわり期は食べられるものを食べる」という指導を受けることもあります。私も医師に「今は食べられるものを口にしていれば大丈夫」と言われました。
フルーツにはつわりで不足しがちな水分も多く含まれます。
妊娠中の食事は一概に「良い、ダメ」と判断できるものではないので、食事に関して不安なときは医師に相談してくださいね。
妊娠中におすすめのフルーツ
妊娠期はたくさんの栄養が必要になります。
栄養素ごとにおすすめのフルーツをご紹介します!
ビタミンB6
つわり期の食欲不振、吐き気対策に効果が期待できるのがビタミンB6です。
吐きつわりの辛い症状を軽減する効果が期待できます。
ビタミンB6が多く含まれるフルーツはバナナや柿です。バナナは年中スーパーに売っていますから、手に入りやすいですね。
鉄分
妊娠期(特に後期)は貧血になりやすいもの。鉄剤を処方された妊婦さんも多いのでは?
日ごろからフルーツで鉄分を摂取しておくといいでしょう。鉄分を多く含むのは、プルーン(目安2粒)、ぶどう(目安半房)です。
ビタミンC
コラーゲンや皮膚の生成に役立つビタミンC。
妊娠中の荒れやすいお肌のコンディションを整えてくれる役割があります。
グレープフルーツ、柿、キウイなどを積極的に取るといいでしょう。
葉酸
葉酸は胎児の細胞を作るのに重要な役割を持ちます。
妊娠初期から積極的に摂りたい栄養です。葉酸はいちごやマンゴーに多く含まれていますよ。
カリウム
むくみに悩まされる妊婦さんは多いもの。
私も後期はむくみとの戦いでした。カリウムには利尿効果があるため、バナナやスイカなどを程よく取り入れるといいでしょう。
妊娠中に気をつけたいフルーツ
一方で、食べる量に注意が必要なフルーツも。
利尿効果のあるスイカやメロン、梨は体を冷やす側面があります。
体が冷えると子宮が収縮してしまうことも!食べる量はほどほどに留めておきましょう。
また、フルーツ缶やドライフルーツ、フルーツジュースは糖分が高いため太ることにつながります。
虫歯などのリスクも高くなるので、なるべく新鮮なフルーツを食べるようにしましょう。
まとめ
・フルーツの摂取目安量は妊娠初期は200g、中期以降は300g
・葉酸を摂るにはいちご、鉄分を取るにはプルーンやブドウがおすすめ
・スイカや梨は摂りすぎると体が冷えてしまうのでほどほどに
旬のフルーツはおいしいので妊娠期の気分転換にもピッタリですよ。お財布と相談しつつも、新鮮なフルーツを摂り入れたいですね。
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