せっかく買ってきたとうもろこしなのに、「甘くない」とがっかりすることありませんか?
その反面、瑞々しくて甘いとうもろこしに遭遇することもあります。
とうもろこしの「甘い」「甘くない」は何が原因なのでしょうか。
そこで今回は、
✔甘くない品種とは?
✔甘くないとうもろこしをおいしく食べるには?
✔甘いとうもろこしの見分け方
について詳しく解説していきます。
とうもろこしが甘くない原因は?
とうもろこしは収穫した時間帯によって味が左右されます。
「収穫して1日で甘さが半減する」と言われるくらい変化が激しい食べ物なんですよ。
気温の下がる夜に糖度が上がるため、朝の早い時間帯に収穫したとうもろこしが一番甘くおいしいのです。
夏、よく祖父が家庭菜園でとうもろこしを作っていました。
確かに朝採ってきたものをお昼に食べたときは甘くておいしかったのに、昼採ったものを夜食べると「あれ?味がしない……」と思った記憶があります。
また、とうもろこしの中には時間帯によって苦味が出てくるものも。
これは、とうもろこしに含まれるアクが原因です。
とうもろこしは収穫したあとも自分で「鮮度を保とう」とエネルギーを使っています。
そのエネルギーを使うときに、とうもろこしの中に老廃物がアクとなって溜まってしまうのです。
苦いとうもろこしは収穫して時間がたっているため、鮮度が落ちはじめているとも言えます。
甘くない品種
一般的に食べられているとうもろこしは甘味種という品種です。
甘味種以外の品種は、あまり甘くはありません。
甘味種以外で、そのまま食べられるとうもろこしとして「ワキシーコーン」と言うものがあります。
「もちとうもろこし」とも言われ、でんぷん質が含まれているので茹でたり蒸したりするとモチモチとした食感になります。
中国など海外では屋台でも売られているほどメジャーな品種です。
日本では粘化剤の原料として使われています。
それ以外にも、粉にすることを目的にした穀物種といったものもあります。
トルティーヤの原料と聞くと、風味の想像がつきませんか?
甘味種以外の品種は、スーパーにはほとんど出回っていません。
気になる方はインターネットでお取り寄せしてみてくださいね。
甘くないとうもろこしを美味しく食べる方法
せっかく買ったとうもろこし。
甘くなかったからといって捨ててしまうのはもったいないです。
美味しく食べる方法を紹介します。
砂糖を追加する
生のとうもろこしを水で湿らせます。
とうもろこしの下にラップを引き、砂糖を全体に振りかけます。
味のアクセントになるので、塩もひとつまみほどふりかけましょう。
とうもろこしをラップでくるんでレンジで5〜7分加熱し、粗熱が取れるまで放置します。
砂糖で甘味が追加され、ふっくらとした甘いとうもろこしが楽しめますよ。
焼きとうもろこしにする
とうもろこしにちょっと濃いめの味をつけるという手もあります.。
茹でたとうもろこしを5cmほどに切ります。
熱したフライパンにバターを入れ、とうもろこしと、醤油(大さじ2)、みりん(大さじ1)、砂糖(小さじ1)を混ぜ合わせたものを入れて絡めていきます。
おかずの一つにもなるのでおすすめです!
甘いとうもろこしの選び方
収穫した時間帯によって味が大きく変わるとうもろこし。
甘いとうもろこしをゲットするには、朝のうちにとれたものを選ぶといいでしょう。
無人販売店や道の駅、直売店に行く機会があれば、ぜひ「朝採れ」「朝もぎ」と書いてあるものを選んでください。
スーパーで選ぶときは収穫時間帯までは分からないことがほとんどです。
そんな時は、
・皮がしっかりとした緑色
・茎の切り口が白っぽいもの
これらをヒントに選んでみてください。きっと甘いとうもろこしに出会うことができますよ。
まとめ
・甘くない品種もあるけれど、スーパーではほとんど見ない
・甘くないとうもろこしは砂糖を追加したり、濃い味付けにしてみよう
・甘いとうもろこしはひげや皮の色をチェックしよう
当サイトでは食べ物に関する色々な情報を紹介しています。
興味のある方は、その他の記事もぜひご覧くださいね。