おからは食物繊維やたんぱく質が豊富な食材です。
満足感の高さから、ダイエットに使われることもよくありますね。
そんなスーパーフードである「おから」は、食べ過ぎると体に良くない影響をもたらしてしまうんです。
そこで今回は、
・おからパウダーの食べ過ぎは?
・食べ過ぎて苦しいときの対処法
・おからの食べ方のポイント
について詳しく解説します。
おからの食べ過ぎが招く4つのデメリット
おからはカロリーも低く、ダイエットには最適な食材です。
しかし、食べ過ぎてしまうことで体に悪影響を及ぼしてしまうこともあります。
おからを食べ過ぎるとどんなデメリットがあるのか見ていきましょう。
①太る
おからは100gあたり約110kcalと低カロリーな食材です。
しかし、絹ごし豆腐と比べるとカロリーは比較的高く、味付け次第では更に高カロリーになってしまいます。
例えば、卯の花には砂糖やサラダ油が使われているため、そのぶんのカロリーが上乗せされるというわけです。
とはいえ、おからは食物繊維が豊富。
食べると少量でもお腹の中で膨むため満腹になりやすく、ダイエットに向いていると言われています。
太るか太らないかは食べ方次第といえるでしょう。
②腹痛や胃痛
おからは食物繊維が豊富で腸内環境の改善に効果的と思われがち。
しかし、含まれている食物繊維の多くが不溶性食物繊維のため、食べ過ぎると便秘を悪化させてしまう可能性があります。
本来なら不溶性食物繊維というのは便のかさを増やし、便秘を改善してくれる効果があるのですが、食べ過ぎはお腹の不調を招きます。
また、おからが腸内の水分を吸収するのでお腹がパンパンに張ってしまい、吐き気を催すこともあります。
③生理不順?
大豆には、女性ホルモンと同じような働きをするイソフラボンが含まれています。
おからを食べ過ぎることで女性ホルモンのバランスが崩れ、生理不順になってしまう可能性があるようです。
しかし、おからに含まれるイソフラボンの量は100gあたり約10.5mg。
1日の摂取目安量の上限値は75mgと言われていますから、上限値を超えるほどのおからを食べるには相当の量が必要になります。
④アレルギー?
おからの原料は大豆です。
大豆アレルギーのある人は、そもそもおからを食べられません。
しかし、もともとおからにアレルギーがない人でも食べ過ぎることで、アレルギーを発症してしまう可能性もゼロではありません。
おからではありませんが、わたしも卵を1日に何個も食べる生活を続けたことで、ある日突然体に赤い湿疹が出るようになりました。
ですから、おからに限らずどんな食べ物でも食べ過ぎには十分に気をつけましょう。
白湯などの水分を少しずつ摂るようにしましょう。
おからを食べ過ぎると食物繊維の働きでお腹が張って苦しくなります。
便がかたくなり便秘になっていることも考えられますので、そんなときには水分を少しづつ摂って胃腸をスッキリさせましょう。
ダイエット向き!おからの食べ方のポイント
おからをダイエットに使うには、
✔調味料に気をつける
以上の2点を意識しましょう。
おからは適量を食べればダイエット向きの食材です。
便秘解消や腹持ちがいいので、食べ過ぎを抑制します。
また、大豆イソフラボンの効果で美肌やアンチエイジングにも最適。
しかし、調理する際に砂糖や油を入れすぎてしまうと、美味しくて食べ過ぎてしまったり、カロリーの摂りすぎになってしまう可能性もあります。
調理の際には調味料を控えめにしましょう。
また、おからパウダーを使えば調理の手間が省けます。
ヨーグルトにかけたり味噌汁に入れると満腹感が得やすいので、「おからの調理は面倒」という方におすすめです。
おからパウダーの食べ過ぎはどうなる?
おからパウダーは、おからを乾燥させて粉末状にしたものです。
粒が細かいので「小麦粉などの代用として使用できる」ということで人気が高まっています。
おからパウダーはサラッとしていて食べやすく料理にも使いやすいですが、食べ過ぎるとおからを食べ過ぎたときと同じことが起こります。
1日大さじ3(20g)程度が適量ですので目安にしてみて下さいね。
妊娠中のおからの食べ過ぎにも要注意?
妊娠中は食べ物にも何かと制限が増えます。
「妊娠中に特定のものを食べ過ぎると赤ちゃんがアレルギーになる」という説もありますが、食べ過ぎなければおからを妊娠中に食べても特に問題ありません。
おからは栄養が豊富で体重管理にも最適な食材です。
栄養がしっかり摂れるので妊娠中でもおすすめですね。
まとめ
「おからの食べ過ぎ」についてお話してきました。
最後にポイントをまとめましょう。
・ダイエットには1日50gほどの量と、調味料には気をつけることを意識しよう
・おからパウダーを上手く取り入れると調理の手間が省ける
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