白菜が腐ると臭いが出てきたり、全体が茶色や黒っぽくなります。
また、水分が出て一部が溶けるといった変化もあります。
そこで本記事では更に深掘りし、
・腐りかけの白菜の特徴
・黒い点々の正体
・適切な保存方法
について解説します。
白菜が腐るとどうなる?
白菜は比較的、日持ちする野菜です。
保存方法にもよりますが、平均して10日ほどが消費期限の目安となります。
では、消費期限切れの白菜は腐るとどのような変化が見られるのでしょう。
白菜が腐っているかどうかを判断するポイントは4つです。
①酸っぱい臭いがする
白菜が腐ると雑菌が繁殖して臭いを発生させます。
酸っぱい臭いがする時は、すでに腐っている状態です。
②全体が茶色、黒っぽく変色している
白菜を丸ごと保存すると中心から腐っていきます。
ですから、外側全体の色が変わっていたら「完全に腐っている」といえるでしょう。
③白菜の一部が溶けて、汁が出ている
腐ると内側から汁が出てきます。
特にドロッとした茶色の液体は白菜がすでに腐っているサインです。
④カビが生える
白菜に付着している白くフワフワしたものや、根元から広がる茶色いものはカビの可能性アリです。
カビは深い根を張るので取り除いて無くなったように見えても、見えないカビの菌は残っています。
腐りかけの白菜の特徴
腐りかけの白菜は中心が黒ずんでいます。
白菜は中心から腐るので、腐り始めは中心が黒くなってくるんです。
腐りかけなので変色した部分は取り除いて食べられることもありますが、カビなど生えていないかよく気をつけましょう。
また、白菜は独特な臭いがあるので腐っていると勘違いされやすい野菜です。
しかし、ツンとしたりたくあんのような臭い、消毒液のような臭いは白菜の苦味や辛味の元となる「アリルイソチオシアネート」「ジメチルジスルフィド」という成分が元となる場合もあります。
臭いだけで腐っていると判断せずに、色や状態など総合的に判断しましょう。
白菜が腐る原因
白菜が腐る原因は主に3つです。
・何にも包まずむき出し状態
・病気によるもの
白菜が腐る原因として菌核病という病気があります。
主な原因はカビで、芯から茶色に変色していきます。
これは白菜が育つ環境が大きく関係していて、白菜同士の間隔がせまく通気性が悪かったり、湿気が多かったりすると病気を発症しやすくなってしまうんです。
放っておくと他の白菜にもすぐに移ってしまうので、白菜同士の距離は離しましょう。
また、スーパーでは一年中みられる白菜ですが、旬でない3月~10月頃に売っている白菜は11月~2月に売られているものよりも傷みやすくなります。
腐った白菜を食べると食中毒を起こす?
腐った白菜を食べてしまうと、繁殖した雑菌によって腹痛や下痢を起こす場合があります。
体調に異変があればすぐに病院を受診しましょう。
また、下痢などによって脱水症状を起こしやすいので、水分をゆっくりと摂って安静を心がけましょう。
白菜の保存方法
白菜の保存方法をパターンごとにご紹介します。
新聞紙に包んで段ボールに入れて、冷暗所に置きます。
常温では10日ほどの日持ちとなります。
<冷蔵保存:丸ごと>
白菜の芯部分に切り込みを入れて、水に濡らした新聞紙で全体を包みます。
更にその上からラップで包み、根っこ部分を下にして冷蔵庫の野菜室へ入れましょう。
丸ごと冷蔵庫で保管する場合は、3週間~1か月ほど保存できます。
<冷凍保存:カット>
カットした白菜は冷凍用保存袋に入れて冷凍します。
下処理をした上で冷凍すれば、すぐ料理に使えますよ。
スープなど汁物の調理の際は、解凍せずにそのまま鍋に入れるだけです。
カットした白菜は冷凍庫では1か月ほど日持ちします。
白菜は90%が水分ですから、日が経つにつれて水分が抜けて乾燥が進みます。
乾燥が進んでシナシナになってしまった白菜は美味しくないですよね。
でも、そんな白菜でも復活させる方法があります。
桶やボウルに50度のお湯を入れ、その中で白菜を洗います。そうするとシャキシャキに復活して、更に殺菌効果もあるんです。
試してみてくださいね♪
白菜の消費メニュー
たくさん白菜が手に入った時は、長く保存できる漬物にしてしまうのも1つの手です。
我が家では、冬場に実家から白菜を大量にもらいます。
初めは白菜の食べ方に困ったものですが、今では白菜をモリモリ食べられるレシピのレパートリーが増えました。
・グラタン
・八宝菜
・白菜のそぼろあん丼
・ロール白菜
・ワカメと白菜のお浸し
・白菜のクリーム煮
白菜の甘味が引き立つ料理です。
まとめ
白菜が腐ると茶色や黒色に変色したり、水分が出てきます。
また、黒い点々が出ていても腐っているわけではありませんでしたね。
腐っているかどうかは比較的見分けやすい野菜だと思いますので、今回ご紹介した情報がお役に立てば嬉しいです。