春には花が、秋になるとかりん(花梨)の実がなります。
黄色くて大きい果実。かりんジャムにするとおいしいと聞きました。
そんなかりんジャムにはどんな効能があるのでしょうか。
・かりん飴、蜂蜜漬けの効能
・実はそのまま食べられるのか
について詳しく解説するので、ぜひ最後までご覧くださいね。
かりんジャムの効能
かりんは薬用植物として昔から親しまれており、かりんジャムにも以下のような効能が期待できます。
・ウイルスの抑制
のど飴によくかりんが使われているように、かりんには喉の炎症や痛みを和らげる効果があります。
また「かりんに含まれるポリフェノールの一種がインフルエンザウイルスを抑制してくれる」という研究結果も。
かりんにはビタミンCやβカロテンなど、免疫に作用する成分が多く含まれています。
それらの成分が「ウイルスの増殖や侵入を防いでくれる」とも言われています。
喉が痛い時や風邪を引きそうな時には、スプーン一杯のかりんジャムを舐めてみたり、お湯に溶かして飲んでみると良いですね。
かりんジャムの味
かりんジャムは「リンゴとモモの中間のような味」です。
甘くて少し酸っぱいような、フルーティーな味がします。
ただし、中には「かりんジャムがまずい」といった意見もあるようです。
かりんジャムは作り方によっては渋みが出やすく、渋いものを食べた方は「まずい」と感じるようですね。
まずいかりんジャムにしないコツは「切った後に食塩水に漬けること」です。
食塩水に漬けることで変色を防止する効果もありますので、ぜひ試してみてくださいね。
また、かりんは香りも芳醇でフルーティーなので、芳香剤に使われる事も多いです。
市販の芳香剤にもかりんの香りはありますが、かりんそのものをそのまま部屋や玄関に置く方法もあります。
しかし、かりんは時間とともに果汁が染み出してくる事もあるので、棚にかりんをそのまま置くのではなく、お皿やトレーなどに載せておくと周りが汚れないので安心です。
かりん飴・蜂蜜漬けの効能は?
かりん飴も喉の痛みや炎症をやわらげます。
のど飴にはよくかりんが使われていますね。
そういった喉の不調を改善することで、結果的に咳止めの効果も期待できます。
また、かりんの蜂蜜漬けでは、更に喉の粘膜を保護する作用が増強されます。
蜂蜜は粘度が高く、優れた保湿効果があるためです。
喉を乾燥からしっかりと守るかりんの蜂蜜漬けは、最強の喉の味方になりそうですね。
かりんの食べ方!そのまま食べられる?
かりんにはタンニンという渋さの元になる物質が含まれており、渋みがとても強いのが特徴です。
また、ざらざらしていて固いゴムのような食感のうえ毒性もあるので、生では食べられません。
加熱や糖分での加工が必要ですから、かりんジャムやかりんシロップ、蜂蜜漬け、お湯割りにするのが一般的です。
かりんジャムはヨーグルトに混ぜたり、トーストに塗って食べることが出来ます。
他にも、かりんシロップや蜂蜜漬けは、サイダーや水で割っても楽しめますよ。
まとめ
「かりんジャムの効能」についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・かりんジャムの味は酸っぱくてフルーティー
・まずいと感じるのは渋みが原因
・かりんはそのまま食べられないので、加熱して食べよう
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