あさりなどの貝類はアレルギーや、貝毒による食中毒の心配があります。
でも、せっかくのあさり料理を作ったら子どもにも食べさせてあげたいですよね。
そこで今回は、
・調理のポイントと気をつけたいこと
・幼児食のあさりメニュー
について分かりやすくお話します。
「あさりをそろそろ食べさせたい」と思っている方の参考になれば嬉しいです。
あさりは何歳から食べられる?味噌汁や酒蒸しは?
あさりは離乳食完了期の1歳~1歳半頃から、細かく刻んだものを与えることができます。
あさりを加熱すると身がひきしまり、噛みづらく消化されにくいので、乳歯が数本生えきた頃を目安にしましょう。
個人差はありますが、1歳はちょうど上下の前歯4本が生えてきた頃ですね。
また、あさりの味噌汁も同様で1歳以上を目安に飲ませてOKです。
もし身が上手く噛めないようだったら、汁だけでもあさりエキスがたっぷりと摂れます。
そして、あさりの酒蒸しはアルコールが完全に飛ばないことがあるので、幼少期には控えたいメニューです。
あさりの調理のポイント
あさりを調理する時は、しっかりと砂抜きをしましょう。
あのジャリッとした感覚を経験すると、あさり嫌いになってしまう可能性もあります。
①貝同士を水道水で洗う
②バットに塩分濃度3%の塩水を入れ、あさりを並べる
③布巾をかけて冷暗所に最低でも3時間以上置く
④ボウルに水を入れて、もう一度あさり同士で擦り合わせて洗う
また、下処理する時間がない時はあさりの水煮缶が便利ですが、1缶あたり0.6g程度の塩分が含まれていることもあります。
赤ちゃんが1缶食べることはまずないのであまり気にする必要はありませんが、味噌汁に使う場合は味噌を減らすなどの工夫をしても良いですね。
あさりを与える時に気をつけたいこと
あさりを初めて与える時は、以下の3点に気をつけましょう。
②食中毒
③量
赤ちゃんにとって初めての食材は、やはりアレルギーが心配です。
アレルギーが出てもすぐに対応できるよう、病院が開いている平日の日中に与えるようにしましょう。
また、まれにですがあさりの貝毒による食中毒が発症する場合があります。
貝毒は熱に強く、加熱調理しても毒は分解されません。
与えたあとは赤ちゃんの様子を気をつけてみてあげましょう。
そして、初めて与える時は身ではなく、あさりの出汁を少量飲ませる方法もあります。
それでアレルギーが出なければスプーン1杯(約10g)からスタートして、少しずつ増やしていってもいいですね。
その際には細かく刻んだり、とろみを付けて食べやすくしてあげましょう。
離乳食~幼児食期(1歳~2歳)におすすめのあさりレシピ
<クラムチャウダー>
細かく刻んだ野菜とあさりを牛乳で煮込み、塩コショウで軽く味付けします。
スープなのでたっぷりと野菜が摂れます。
<あさりごはん>
フライパンにバターとあさりを入れて炒めます。
火が通ったら炊いたご飯を入れ、更に炒めます。
野菜を追加したい時は、細かく刻んだ玉ねぎや人参を入れてもいいですね。
赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいた時に蓄えられていた鉄分は、生後6か月頃から不足してきます。
離乳食や幼児食では、その分の鉄分を補ってあげる必要があるんです。
あさりには鉄分が特に豊富に含まれているので、小さい子にぴったりの食材ですね。
また、その他の栄養素として亜鉛、カルシウム、ビタミンB12も含有されています。
あさりの保存方法
あさりを日持ちさせるなら、殻付きのままで冷凍保存がおすすめです。
冷蔵だと1~2日ほどと、あまり日持ちしません。
その点、冷凍すれば約3週間は保存することができます。
砂抜き処理を行い水気を拭きとる→ジップロックなどの袋に入れる→トレイの上に平になるように置いて冷凍庫へ
解凍せず、凍ったまま調理しましょう。
あさりのうま味を逃さず頂くことができます。
まとめ
「あさりは何歳から食べられるのか」についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・細かく刻んだものから始めよう
・あさりの酒蒸しは幼児期は控える
・アレルギーと食中毒には気をつけて
・あさりは日持ちしないので冷凍保存がおすすめ
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