お餅にカビが生えても食べられる?カビ臭い場合は?カビない保存方法

切り餅

お正月用に大量にお餅を買ったけど、全て食べきれないって時ありますよね。

「いつか食べよう」と思ったまま放置…なんてことも(^-^;

久しぶりに見てみると、カビらしきものが生えています。

お餅にカビが生えてしまうともう食べられないのでしょうか。

そこで今回は、

・お餅にカビが生えたら食べられないの?
・カビの見分け方
・カビ臭い場合は?
・保存方法

について詳しく解説します。

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お餅にカビが生えても食べられる?

カビが生えたお餅は食べないほうが良いんです。

カビにはカビ毒の危険があり腹痛を引き起こし、体内にカビの成分が蓄積されることで将来的な体調不良につながる可能性があります。

また「お餅に生えたカビは削って食べれば大丈夫」と聞きますが、これも実は危ないんです。

実際には見えているカビ部分を削っても、菌糸などの「見えないカビ」が存在します。

「削って食べる」という他に、「洗えば大丈夫」という方法も耳にしたことがあるかもしれませんが、こちらも根本的にはカビは無くなってませんのでご注意ください。

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お餅のカビの見分け方

・洗って取れる白い斑点
・緑、赤、黒、青、黄の斑点や変色
・カビ臭い

お餅カビ

どれかに当てはまれば、カビが生えていると判断しても良いでしょう。

また、白カビはお餅の成分に見えるのでカビと分かりづらいですが、水洗いして取れるようならカビの可能性が高いです。

お餅にカビが生える理由

お餅にカビが発生しやすくなる条件は次の4つです。

①温度……カビが発生しやすい温度は20~30℃です。
②湿度……80%を越えると、カビが発生しやすくなります。 
③酸素……真空パックなどは酸素を取り除くことで、カビの繁殖を防いでいます。
④栄養……デンプンやたんぱく質など栄養が豊富なお餅は、カビにとって繁殖しやすい環境です。

カビが発生しやすい温度は20℃以上といっても、19℃以下でもカビが生えないわけではありません。

消費期限が切れたものや、個包装ではなく餅と餅がくっついている場合など、保存方法によっては冷蔵庫に入れてもカビは徐々に増殖します。

カビないお餅の保存方法

お餅を長持ちさせる、最も手軽な保存方法は冷凍です。

1.餅を一切れずつラップに包む。
2.フリーザーバッグ等の中に、重ならないように並べる。
3.フリーザーバッグのチャックを途中まで閉め、端にストローを刺す。
4.ストローから空気を吸って、真空状態を作る。
5.冷凍庫に保存する。

保存期間の目安は三か月ほどとなります。

食べる際にはラップをはずし、耐熱皿に軽く水を振りかけたお餅を置いて、500wで50秒ほど電子レンジで加熱します。

電子レンジによっては加熱時間が異なりますので、様子を見ながら温めてくださいね。

また、冷蔵庫や室温での自然解凍も出来ます。

冷蔵庫では一晩で解凍、室温なら5時間ほどで柔らかくなりますよ。

他には、

  • 凍ったまま出し汁に入れる
  • トースターでそのまま加熱
  • フッ素樹脂加工のフライパンで焼く

といったものがあります。

どれも凍った状態のまま調理できるので、上記の方法も試してみてくださいね。

トースターで焼き餅

まとめ

「お餅にカビが生えても食べられるのか」についてお話しました。

ポイントをまとめます。

・餅にカビが生えたら食べない方がいい
・カビ毒で体調不良になる恐れ
・白くてカビかどうか分からない場合は洗ってみる
・カビ臭い場合も要注意
・日持ちさせるには冷凍がおすすめ
・解凍はレンジや自然解凍、トースター、フライパンなど、どの方法でも可能


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