そうめんの薬味としてぴったりのみょうが。
でも、なんとなく切って添えているだけで、生の食べ方って詳しくは知らないんですよね。
そこで今回は、みょうがの生の食べ方やポイントについて詳しくお話します。
また、下ごしらえのコツについても紹介していますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
みょうがはそのまま生で食べられる?生食のポイントは?
みょうがはそのまま生で食べられます。
表面の赤い部分は皮として捉えられることもありますが、赤いところも丸ごと食べることが出来るんです。
また、和食の薬味として重宝するみょうが。香りと食感を損なわず食べるにはいくつかポイントがあります。
まずはみょうが独特の香り。この香りはα-ピネンという成分に由来します。
消化を助けたり発汗を促す効果を期待できますが、揮発性のため、切ってしばらく置いてしまうとなくなってしまうんです!
ですから、食べる直前に刻むことで、みょうがの香りを損なわずに楽しめます。
また、アク抜きの際には、短時間で水からあげること。
水に長くさらすことで、色や香りが抜けてしまうからです。
みょうがを生でおいしく食べるには、「切ってすぐ食べる」「アク抜きはサッと」がポイントになります。
みょうがの生の食べ方は?下ごしらえのコツについて
生のみょうがはそうめんや冷奴の薬味として食べたり、マリネやピクルスにして楽しむことができます。
そんな「みょうがのアク抜き」は、水に30秒程度漬けておくだけでOK!
あまり長く浸けると先ほどお話したように、色も香りも抜けてしまいます。
※アク抜きの際に水ではなく氷水に浸けることで、よりシャキシャキした食感に。
ただし、薬味としてではなく、加熱して食べる場合にはアク抜きの必要はありません。
また、みょうがの食感を残すためには切り方も大切です。
繊維にそって切る必要があるので、半分に切ったものを縦に置き斜め切りすると良いですよ。
みょうがを生で食べる注意点
みょうがには身体を冷やす性質があるので、妊娠中は食べ過ぎないよう注意が必要です。
また、肝蛭(かんてつ)という、寄生虫の卵や幼虫が稀に付着していることがあります。
中毒症状を引き起こす危険性があるので、妊婦さんや3歳以下の幼児には注意の必要な食材です。
しっかり洗うか加熱することで死滅しますので、心配な場合は加熱して召し上がってください。
みょうが生の正しい保存方法
基本として、表面の汚れを落とすためによく洗いましょう。
もし、みょうがの軸部分が傷んでいるようであれば、切り落としてください。
みょうがの冷蔵保存①(保存日数の目安:10日ほど)
香り、食感、味が一番保てる保存方法です。
1.ペーパータオルを濡らして軽く絞り、みょうがを2~3個ずつまとめて包みます。
2.ポリ袋に入れて口を閉じ、野菜室で保存します。 ペーパータオルは2~3日に1回取り替えてください。
みょうがの冷蔵保存②(保存日数の目安:1ヶ月ほど)
風味は多少は落ちますが、味は保てる保存方法です。
1.保存容器や瓶にみょうがを入れ、ひたるくらいの水を入れて浸けます。
2.容器のふたをしっかり閉め、野菜室に保存します。 2日に1度を目安に水を取り替えてください。
みょうがの冷凍保存(保存日数の目安:2ヶ月ほど)
すぐに使い切れないようであれば冷凍保存をおすすめします。
1.洗って水気を拭き取る
2.ひとつずつラップで包んで、フリーザーバックに入れる
風味や食感はやや損なわれますが、必要な分だけすぐに使えるので便利です。解凍は必要なく凍ったまま切って料理に使えます。
みょうがの気になる効能は?
夏バテ予防などに効果があるとされるみょうがには、下記のような成分が含まれています。
ファイトケミカルの一つに数えられる栄養素で、高い抗酸化作用を持っています。
発汗作用や血液循環を促す作用もあります。
香りを嗅ぐことで頭がすっきりし、集中力が高まる効果あり。
✔ミョウガジアール
みょうがに含まれる辛味成分です。
抗菌・鎮痛・鎮静などの効果があるので、喉が痛い時や口内炎など、口の中の炎症を鎮める効果があります。
✔カンフェン
ショウガジアールと同様、抗菌や鎮痛などの効果が期待できます。
風邪の諸症状による喉の痛みや頭痛、口内炎などに効果的です。
✔ゲラニオール
胃腸の働きを良くし、食べ過ぎや胃痛といった症状を和らげてくれます。
✔カリウム
体内の余分な塩分や、溜まった余分な水分を体外に排出する効能があるので、むくみを解消します
✔ビタミンC
皮膚や粘膜の状態を健康に保つ効果があります。
抗酸化作用があり、活性酸素の抑制効果も期待。
✔食物繊維
腸の運動を活発にし、便秘を解消する働きがあります。
みょうがの生の食べ方 まとめ
「みょうがの生の食べ方」についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・ただし、アク抜きはしたほうが良い
・生で薬味、ピクルス、マリネとして楽しめる
・体を冷やす効果があるので注意
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