たらこはご飯にぴったりのおかずですが、離乳食に使ってもいいのでしょうか。
魚卵なのでアレルギーや塩分が心配で、もっと大きくなってからあげたほうがいいのかな…とも思います。
そこで今回は「たらこはいつから?」また「加熱すれば大丈夫なのか」を詳しく調べてみました。
たらこのふりかけやパスタについても分かりやすくお話しますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
たらこはいつから食べられる?離乳食には使えるの?
少量であれば、生のたらこは早くても3歳くらいから、加熱されたたらこは1歳過ぎの離乳食完了期から食べられます。
なぜ「同じたらこなのに食べられる年齢が違うのか」というと、生ものかどうかの違いが関係しています。
生たらこは生もののため、菌が繁殖しやすいのです。
加熱されたたらこは、加熱により菌が死滅しているため、生のたらこよりは安心と言えます。
ちなみに、明太子も生ものですが辛いので、6歳以上を目安と考えた方が良いでしょう。
また、たらこには保存料や添加物が多く、塩分が高いうえに消化にも悪いです。
そのため、消化器官が未発達な赤ちゃんの胃や腸には負担が大きく、1歳にも満たない赤ちゃんの離乳食には使えません。
塩分や皮などを消化吸収できずに、お腹を壊してしまう可能性があります。
ですから、1歳以上であっても離乳食に使いたい時は、無添加の加熱たらこがオススメです。
目安の年齢でも食べさせるのが心配な場合は、内臓機能が大人と同じになる8歳頃に食べさせると良いでしょう。
たらこのふりかけ・たらこパスタはいつから?
たらこのふりかけは、離乳食が完了する1歳以上が目安です。
市販のふりかけは一般的に大人用に作られています。
そのため、塩分や添加物が多く赤ちゃんや幼児に食べさせる際は、量を少なくし食べさせる頻度も少なくしましょう。
頻繁に使いたい場合には、赤ちゃん用に作られたベビーフード用のふりかけをすすめします。
赤ちゃん用であれば塩分も少ないため、安心して使えますよ。
そして、たらこパスタは、3歳頃から食べさせることができます。
市販のパスタソースの塩分は一食当たり約2.0gと、食塩の含有量が高いんです。
3~5歳の一日の食塩摂取量は「4.0~4.5g未満」とされているため、食べさせすぎには十分に注意してください。
また、後で詳しく説明しますが、たらこは魚卵のためアレルギーを発症してしまう危険性があります。
それに加えて、たらこクリームパスタであれば、バターやクリームなどの乳製品も使っていますので、そういったアレルギーに注意しながら食べさせましょう。
たらこを子供に与える時の注意点!
たらこを子供に与える時の注意点は3つです。
1つ目は、量に気をつけること。
生たらこには100g当たり塩分が約4.6gほど含まれているため、赤ちゃんには塩分量が高すぎです。
消化器官が未熟な赤ちゃんが一気に大量の塩分を摂取することにより、頭痛や嘔吐を引き起こしてしまう可能性があります。
なので、離乳食にはほんの少量だけにしましょう。
2つ目は、アレルギーです。
たらこに含まれるタンパク質や、食品添加物でアレルギー反応を起こす場合があります。
主に現れるアレルギー症状は、
・じんましん
・目のかゆみや充血
・喉の痛みや腫れ
などです。
初めてたらこを食べさせるときは「いつもと違う様子はないか?」チェックすると良いでしょう。
また、もしたらこにアレルギー反応が出た場合は、
・とびこ
・数の子
・子持ちししゃも
・キャビア
・からすみ
・ウニ
などの魚卵でもアレルギー反応を起こす可能性があるので、覚えておくと迅速な対応ができますよ。
3つ目は、初めて食べさせるタイミングです。
初めてたらこを食べさせるときは、何かあってもすぐに病院に駆け込めるように、大型連休中を避けた平日の午前中にしましょう。
たらこを使った離乳食おすすめレシピ
たらこを使ったおすすめレシピを3つ紹介します。
簡単で美味しく、たらこも加熱しているため調味料の量を調整すれば、離乳食を完了した幼児でも食べられます。
1.フライパンを中火で熱したら、バターと玉ねぎを入れて炒める
2.(1)にご飯、溶いた卵、皮から出したたらこを入れて卵に火が通るまで炒める
3.真ん中を開けて醤油を入れ、香ばしい匂いがしたら全体をサッと炒め、塩胡椒で味を整えて完成!
【たらこふりかけ】
1歳からでも食べられる手作りふりかけです。
1.たらこの皮を取り、お鍋又はフライパンに入れる
2.海苔は小さくちぎっておく
4.水分が飛んでサラサラになったら、ごまと海苔を入れて、煎り混ぜる
5.火を止めて、あら熱が取れたら完成!
【にんじんとたらこ炒め】
離乳食にもお弁当のおかずにもなる絶品の一品です。
1.にんじんは、せん切りにする
2.たらこの皮を取る
3.フライパンに油を熱し、にんじんを炒める
4.(2)を入れてさらに炒めて完成!
離乳食にたらこはいつから? まとめ
「たらこはいつから食べられるのか」についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・よりおすすめなのは、無添加の加熱たらこ
・たらこでアレルギーを起こすこともある
・塩分量が高いので離乳食に使うなら、ほんの少量にする
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