せっかく切ったきゅうりが苦い時ってありませんか?
腐ってるのか原因が分からないので、おいしさが半減してしまいます。
そこで今回は、きゅうりが苦い原因と食べても大丈夫なのかを調べてみました。
また、苦い時の対処法も紹介していますので、参考になれば嬉しいです。
きゅうりが苦い原因は?腐ってる心配や食中毒は大丈夫?
きゅうりの苦味の原因は、ふたつあります。
ククルビタシンという成分と、蟻酸(ぎさん)と言われるきゅうりの灰汁(あく)によるものです。
苦味があるからといって、古かったり腐ってるわけではないんです。
ククルビタシンは、栽培環境によりふくまれる量が変わってきます。
夏の暑い時期にきゅうりの水分が不足したり、寒い環境で低温状態が続くと更に苦くなってしまうんです。
ククルビタシンは少量であれば問題なく食べることができますが、大量に摂取すると吐き気や下痢など食中毒の症状があらわれるともいわれています。
苦いきゅうりを食べるなら、1日に1本ほどにしておいたほうがよいですね。
また灰汁はきゅうりの緑色の皮のすぐ下にふくまれ、切る度に液体としてにじみ出てきます。
どんな食べ物にも灰汁はあるので、おいしくないですがこちらも食べても問題ないです。
腐っているきゅうりの特徴は?
先ほど「苦いのは腐ってるからではない」とお伝えしましたが、では腐っているきゅうりの特徴はどのようなものなのでしょうか。
きゅうりが腐ると以下のようになります。
・ヘタが茶色になる
・切った断面が茶や黄色い
・酸っぱい臭い
・カビ臭い、カビが生える
・ぬるぬるした後に白い液体がでる
・糸を引く
腐ってしまうと苦味が出る以前に、見た目や臭いに変化がでます。
とても食べられるような見た目ではないので、「腐ってるかどうか」は比較的かんたんに判断できます。
きゅうりが苦い!を解決する方法は?
きゅうりの苦さをとる方法は、ふたつあります。
✔きゅうりのヘタを切り、切った断面同士を回すように擦り合わせる。白い液体が出てきたら流水でさっと洗う。
✔まな板の上できゅうりを塩で揉む(板ずり)。水分が出てきたら流水でさっと洗う。
どちらもきゅうりの細胞を一部こわすことで、苦み成分を外に出すことが目的です。
苦さは水分と一緒に出てくるので、水で洗うのを忘れないようにしましょう。
きゅうりの苦味が気にならなくなるレシピ
上記のような方法を試しても、まだ苦いときのレシピです。
1.板ずりしたきゅうりをよく洗う
2.きゅうりを棒で軽く叩く
3.輪切りにした鷹の爪・醤油大さじ1・酢大さじ1・砂糖大さじ1・ごま油大さじ1・中華だし小さじ1を混ぜ合わせる
4.きゅうりとあえる
5.冷蔵庫で30分以上置けば完成
浸透圧により、きゅうりの苦味成分を水分とともに外に出し、さらにごま油で風味をまろやかにします。
他にも苦味がある時は、コチュジャンなどの味の濃い調味料と混ぜたりすることで、苦さが気にならなくなります。
苦いきゅうりはサラダで食べるとどうしてもおいしくないですから、「漬けこむ」「和える」という方法がおすすめです。
きゅうりが苦い謎を解明 まとめ
きゅうりが苦い理由と対処法についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・古かったり腐っているわけではない
・苦くても食べられるが大量に食べると食中毒の可能性
・ヘタを切って断面とすり合わせたり、板ずりすることで苦味が水分と一緒にでる
・苦いきゅうりはサラダで食べずに、味の濃い調味料と混ぜるのがおすすめ
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