バナナは黄色から茶色い点(シュガースポット)が出てくる状態になると、甘くておいしくなります。
じゃあ、腐るとどんな状態になるんでしょう。
「熟す」と「腐る」の違いがいまいち分かりにくいですよね。
そこで今回は、バナナが腐った時の見極め方をお話していきます。
茶や黒色になったバナナが家にある方は、ぜひ参考にしてくださいね!
バナナが腐るとどうなる?完熟との見分け方は?
バナナが腐った状態と完熟のポイントをそれぞれ見ていきます。
・白いカビが生えている
・皮や果肉が黒い
・ドロドロになって汁が出ている
・一部が液体状になっている
・生ごみのような臭い
・皮が剥きにくい
・ピリピリとした味
・酸っぱい
・茶色や黒い斑点がある(シュガースポット)
・バナナ特有の匂い
・ぶよぶよしていない
・滑らかな触り心地
・濃厚な甘み
腐敗したバナナは、全体が黒っぽくなります。
中身が溶けぶよぶよして汁も出てくるので、触ってみると分かりやすいですね。
また、生臭い・すっぱい臭い、カビが生えるといった変化が見られることも。
シュガースポットが出来たくらいが、糖度21~24度とちょうど良い熟し加減です。
それを通り越すと、腐敗が始まってしまいます。
バナナが腐る原因について
バナナが腐る原因は、エチレンガスと腐敗菌によるものです。
エチレンガスとはバナナを完熟させる物質なのですが、完熟した時から更にエチレンガスの働きが加速するため、あっという間に腐り、黒くぶよぶよしたバナナになってしまいます。
また、バナナの中にはもともと腐敗菌が存在しており、保存環境によって菌が増殖。
腐敗菌が増えると「バナナが予想以上に早く腐ってしまった!」という事態になってしまうんです。
腐ったバナナを食べてしまったら?
腐ったバナナを食べると腹痛、下痢、吐き気の症状が起こる可能性があります。
特に疲れや風邪など、免疫力が下がっている場合は症状が出やすくなってしまうんです。
体調が悪化した時は、早めに病院への受診をおすすめします。
保存方法別!バナナの賞味期限は?
冷蔵……約2週間
冷凍……約1ヶ月
常温ではバナナの完熟→腐敗が早くなります。
特に夏は傷みが早く、常温保存は小さな虫(コバエ)が発生する原因に!
一方、冷蔵保存は冷蔵庫の温度が13度以下のため、バナナが熟しにくい環境です。
季節に関係なく約2週間と長持ちしますが、低温障害により皮が全体的に茶色になります。
ただし、皮を剥けば普通に食べられるので、よりバナナを日持ちさせたい場合はおすすめの保存方法です。
バナナをおいしく長持ちさせるコツ!
バナナを保存する最適な温度は、約15~20度です。
甘い状態を維持してより長持ちさせるには、「常温→野菜室」がおすすめ!
常温で追熟(シュガースポットを出現)させ、野菜室で保存すればおいしく長く保存できるんです。
また、バナナを野菜室で保存する時は1本1本を房から切り離します。バナナ同士のエチレンガスで追熟が進まないようにするためです。
他にも新聞紙やビニール袋で包むと、ほどよい湿度が保たれるだけでなく、冷気からバナナを守ることができます。
バナナの大量消費レシピを紹介!
①バナナジュース
バナナジュースにすれば、おいしいので毎日でも飲めてしまいます。わたしもバナナジュース大好きです。
②バナナケーキ
バナナケーキは一度作ると2~3本のバナナを消費できます。余ったバナナケーキは冷凍でき、約1ヶ月ほど日持ちしますので、いつでも好きな時に食べられますよ。
バナナが腐ると汁が出る? まとめ
バナナが腐るとどうなるか、汁が出たり見た目に変化があるのか?についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・腐る原因は、エチレンガスと腐敗菌
・賞味期限は、常温で約4~10日、冷蔵で約2週間、冷凍で約1ヶ月
・おすすめの保存方法は常温でシュガースポットを出現させた後、野菜室へ
・バナナが腐りそうな時は、大量消費レシピで乗り切ろう
バナナは買い溜めしやすいフルーツなので、どうしても追熟が進みすぎてしまうんですよね。
腐った時はシュガースポットとはまた違う、見た目・臭い・味がしますので、しっかりと見極めたいところです。
また、バナナは保存方法によって日持ちさせることもできますから、腐らせる前に対処したいと思いました!