夏になると大活躍する麦茶ですが、手作りすると麦茶パックを取り出すのを忘れたり、面倒で入れっぱなしにすることがあります。
でも、麦茶パックの入れっぱなしは、お茶や体に良くないと耳にしました。
そこで今回は、麦茶パックを入れっぱなしにする影響ついて分かりやすくお話していきます。
麦茶を家で作り置きする方は、ぜひ参考にしてくださいね!
麦茶パックは入れっぱなしにして大丈夫?影響は?
麦茶パックを入れっぱなしにすることは、味や衛生面の観点から好ましくありません。
水出し、やかんで煮出す、水筒に入れるといった、どの作り方でも入れっぱなしはNGです。
麦茶パックを入れたままにすると、味や香り、色が濃くなり過ぎて濁りが出ます。
入れっぱなしにした麦茶を飲んでみると、コーヒーとはまた違うえぐみが強い苦さがありました。
苦みが出たり香りが損なわれるだけでなく、適度な抽出時間を超えてしまうと雑菌の繁殖も進みやすくなるんです!
それだけ腐りやすくなるということですから、麦茶の日持ちも短くなってしまいます。
麦茶を作り置きする際の注意点とは?
麦茶を作り置きする際は、風味を劣化させず雑菌の繁殖を防ぐため、抽出時間を守るようにします。
ティーパックの抽出時間は水出しと煮出しで変わってきますので、袋に記載されている時間を参考にしましょう。
水出しであれば「2~3時間で出来上がり」、煮出しであれば「3~5分煮出して火を止め1時間ほど置く」といった場合が多いです。
また、家で作るお茶は水出しも煮出しも、賞味期限は2~3日を目安にすると安全です。
麦茶のおいしい作り方
おいしい麦茶を作る手順は、以下の通りです。
①麦茶1パックを1リットルの水に入れる
②2~3時間で取り出す
【煮出し】
①やかんにお湯1.5リットルを沸かす
②沸騰後に麦茶パックを入れて3~5分煮出す
➂火を止めて1時間ほど置く
④パックを取り出し、保冷容器に移して冷蔵庫へ
麦茶パックのメーカーによって作り方は違ったり、濃さの好みはそれぞれだと思いますから、様子を見て時間は調整してください。
麦茶の保存方法について
麦茶はでんぷん質が含まれていて腐りやすいので、常温保存はNGです。
保冷容器に移したら、冷蔵庫に入れましょう。
また、煮出しの場合は「急冷したもののほうが雑菌の繁殖が押さえられる」といった報告もあります。
粗熱が取れたら常温で放置せず、冷蔵庫に素早く入れてしまったほうが衛生面で安心です。
他にも、麦茶を冷凍保存する方法もあります。
製氷皿で麦茶氷を作っておくと、水筒に入れて持っていく時に便利です。
飲む時にほど良い感じで溶けてくれたり、麦茶を入れる場合も薄まりません。
冷蔵では約2~3日の日持ち、冷凍では約2週間の日持ちになります。
麦茶パックの入れっぱなしについて まとめ
麦茶パックを入れっぱなしにする影響についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・作り置きする際には抽出時間を守る
・麦茶の常温保存は基本的にNG
・冷蔵での日持ちは約2~3日、冷凍では約2週間
ついやってしまいがちな麦茶パックの入れっぱなしですが、面倒くさがらずにこれからは取り出したいと思います。
特に夏場は麦茶が傷みやすい時期なので、気をつけた方が良いですね。
せっかく作ったお茶を美味しく飲むために、「茶葉からの抽出が完了したら取り出す→冷蔵庫へ」の流れは徹底したいと思いました!