ブラウニーは材料も少なく、手軽に作れるお菓子です。
普段のおやつは勿論、バレンタインに挑戦してみる人も多いのではないでしょうか。
そんなブラウニーですが、外がこんがり焼けたのに「中が固まってない!」という事がよくあります。
私も今まで作ってみて、切れないくらいドロドロ、竹串に生地がつく…といった失敗を繰り返してきました。
でもコツを掴んだことで、固まらない悩みを解決できたんです。
そこで本日は、ブラウニーが固まらない原因と、失敗した時の対処法についてご紹介していきます。
お菓子作り初心者の方にも、分かりやすくお話していきますので、最後まで目を通していただけたら嬉しいです。
ブラウニーが固まらない原因は?
ブラウニーを焼いた時に固まらない原因として、考えられる点は4つあります。
①分量が間違っている
分量がそもそも間違っている場合があるので、もう一度レシピを見直してみてください。
分量間違いがなければ、下記の3つが原因だと考えられます。
②型に厚みがある
焼き型の厚みがあると、表面や底だけに火が通り、中は生焼けということがよくあるので、型の大きさ・深さは分量に合ったものにしましょう。
➂加熱不十分
加熱温度が低かったり、加熱時間が十分ではなかった場合、生焼けになってしまうというパターンはよくあります。
家庭用・業務用のオーブンのメーカーや種類によって、癖はそれぞれなので、レシピの加熱時間は参考程度に、様子を見ながら調節します。
また使用する時は、しっかり余熱して、使う寸前まで温度を下げないように注意してください。
④加熱温度が高すぎる
加熱温度が高すぎると、生地の表面や側面だけ焼き色がつき、中は生焼けという状態になってしまいます。
ブラウニーを炊飯器で作ると固まらない?
炊飯器で生地を焼くと、炊飯器の蓋の部分に水蒸気が溜まってしまいます。
ポタポタと表面に水滴が垂れ、表面がべチャっとした仕上がりになりがちです。
また、炊飯器はオーブンのように焼くというより”蒸す”というイメージですから、ブラウニーのようなケーキでは、火が通りにくくなっています。
生焼けだった場合の対処法ですが、保温状態でもう少し時間を置いてみる・上下逆さにしてもう一度様子を見ながら炊飯モードにしましょう。
中は火が通っていて表面がべチャっとしている場合は、表面だけ軽く油を挽いたフライパンで焼き色をつけるという方法もあります。
炊飯器の種類・メーカーによっては、お菓子作りに向いていないものもありますので、気を付けましょう。
ブラウニーが生焼けか、ちゃんと焼けているかの見分け方
ブラウニーはしっかり焼けていても、外側と中では色の違いがあるので、見分けるのが難しいですよね。
そんな時は、ブラウニーが完成して、粗熱が取れた状態の時に生地に竹串を刺します。
ブラウニーのようなお菓子は、余熱で中が固まることがあります。
熱いうちに竹串を刺してしまうと、生地がついてきたけど、本来なら余熱で固まる途中だった…という可能性も!
ですから、ある程度冷めたタイミングでの確認をおすすめします。
そして、刺したときに竹串に生地がついたり、穴から生地が溢れ出した場合は生焼けと判断できます。
一番膨らんでいて、火が通りにくそうな場所に刺してみよう。
明らかに生地がついてくるのなら分かりやすいですが、判断が難しい時もありますよね。
そういう時は、少しだけ切って味見する最終手段があります。
とはいえ、生焼けを食べるのはお腹に良くないですから、ほんの少しだけにしておきましょう。
ブラウニーが固まらない失敗を解決!対処方法は?
ブラウニーが固まらない時は、オーブンで様子を見ながら5~8分ずつ再加熱します。
この時に表面が焦げそうであれば、アルミホイルを表面に被せてください。
焼けやすい・焼けにくい場所がある場合は、型の向きを変えて焼き目が均一になるようにしましょう。
また、レンジならラップをせず600w約3分です。
火の通りによって、加熱時間は調整してくださいね。
生焼けのまま冷やしてしまうと、生地に火が通っていない状態なので、生っぽさが残ってしまいます。
生のまま食べてしまうと腹痛を引き起こす場合もあるので、冷やし固めるのはNGです!
焼けているか微妙な時でも、オーブン・レンジどちらかを使って再加熱しましょう。
ブラウニーを切り分けてしまった場合は?
すでに切り分けてしまってから、生焼けだと気づくこともありますよね。
切り分けたときに生だと気づいた時も、レンジで加熱します。
丸ごとの状態よりも火が通りやすくなっているので、600wで1分ほど温めて様子を見ます。
足りなければ20秒ずつ、追加してください。
ただ、レンジ加熱はブラウニーというより、ふわふわの蒸しパンのようになります。
食べた時に、「ちょっと食感が違うなー」と思うかもしれません。
固まらないブラウニーを食べると腹痛になる?
固まっていないブラウニーを食べてしまうと、お腹が痛くなってしまうことがあります。
ブラウニーに含まれる小麦粉は、生で食べると危険なのです。
小麦粉は、加熱しないと消化しにくく、食中毒菌がついている可能性があるので、必ず加熱して食べる食品となっています。
パスタやパンなども火をよく通しますよね!
周りが焼けているからといって、中心が生のまま食べるのはやめましょう。
ブラウニーが固まらない!まとめ
ブラウニーが固まらない原因は、ひとつではありませんでした。
分量・型・温度の問題など、なかなか複雑ですね。
また、ブラウニー自体も生焼けかどうか、判断が難しいケーキです。
固まらない場合は、オーブンやレンジで慎重に再加熱していきましょう。
そうすれば失敗も挽回でき、おいしく食べられますよ!