きのこは食感や風味が独特で、炒めても煮てもおいしい食材です。
じゃあ、生でサラダに入れることって出来ないのかな…と、思ったことありませんか。
でも、ほとんどのきのこは生で食べられないんです。
そこで今回は、
・生で食べる危険性
・加熱の目安
について、分かりやすく解説していきますね。
きのこの生で食べられる種類・食べられない種類とは?
皆さんがよく口にするきのこのほとんどは、生で食べることはできません。
でも、実は身近なきのこの中で、生食できる種類があります。
それはマッシュルーム!
生食できないきのこは、マッシュルーム以外と覚えると分かりやすいと思います。
例を挙げると、なめこ・エリンギ・えのき・舞茸・松茸・しいたけ・ヒラタケなどがありますね。
どのきのこも料理によく使うものですが、生で食べてはいけなかったんですね(汗)
きのこを生で食べてはいけない理由
実は、きのこには毒性成分が含まれているんです。
”毒きのこ”と聞くと、野生に生えていて食べると毒が回り最悪の場合、死に至るというようなイメージがあると思います。
実は、普段皆さんの食卓に並ぶきのこ類にも、毒が含まれているという事実が!
でも、安心してください。その毒性物質は、火を通すことで簡単に毒性を失います。
また、きのこには菌類が付着しているため、アレルギー反応を引き起こす場合があります。
代表的なものは、しいたけによる”しいたけ皮膚炎”というアレルギーです。
しいたけを生食することで引き起こすアレルギーで、背中や腹部などの皮膚が激しく痒くなるという症状があります。
十分に火を通したはずのしいたけでも発症することがあるので、生食は避けた方が無難ですね。
マッシュルームには、他のきのこのように毒性物質はありませんが、あまり消化が良くないので、生で大量に食べることは控えるようにしましょう。
そんなマッシュルームですが、生食で食べるには条件があります。
それは、”新鮮”であることです。
一般的には収穫してから3~4日以内のものなら、生食しても大丈夫だと言われています。
新鮮なマッシュルームの見分け方
- 締まっている
- かさが開いていない
- 表面が割れていない・傷がない
- 黒ずんでいない
- 軸の部分が太く短く、変色していないもの
鮮度が落ちるにつれて、マッシュルームのかさが開いてくるので、新鮮なものを見極めるには、まずかさに注目!
また、表面が割れていたり、傷があると傷みが早くなるので、生食は避けたほうがいいかもしれません。
生のマッシュルームは、サラダやマリネによく使われます。
マッシュルームはレモン汁と合わせることで、酸化による変色を防ぐことができるので、よく一緒に使われていますね。
きのこを生で食べるとどうなる?
きのこの毒によっても変わってきますが、一般的には、腹痛など食中毒の症状がみられます。
また、アレルギー反応により、皮膚が激しく痒くなったりすることも。
免疫力が下がっている時に生のきのこを食べてしまったら、食中毒になる可能性は高くなると言われています。
最悪の場合、死に至るケースもありますので、きのこは十分に加熱することを心がけましょう。
なにか症状が出た場合、すぐに病院に行くことをおすすめします。
もし症状が出てなくても、不安な場合は、病院に電話して相談しましょう。
きのこはマッシュルーム以外の生NG! まとめ
とっても身近な食材であるきのこですが、ほとんどは生食がダメでした。
唯一、生で食べられるのがマッシュルームでしたね。
そのマッシュルームも生食は消化に良くないので、適度な量に留めておきたいところ。
また、えのきやなめこなど他のきのこを生で食べるリスクは大きいので、さっと加熱して食べたいですね。
私も今まで通り、きのこはお味噌汁に入れたり、ソテーにしたり火を通して食べていきます!