1983年のデビュー以来、ヒット作をバンバン出している田村由美。
もう天才です!
何度BASARAで勇気づけられて、泣いたことか。
小学5年生から私の人生のバイブルです。
今回はそんな田村由美の魅力を余すことなく伝えていきます。
共感したり、作品の新たな一面を発見できるかもしれませんよ。
田村由美先生の顔画像や経歴!
読者の心を揺さぶるすごい漫画を描く田村由美先生。ご本人が出演している珍しい動画がYouTubeで公開されていました。
メディアに積極的に出る先生ではないので、これはかなり貴重なインタビューだと思います。
そんな田村由美さんの経歴ですが、1962年9月5日の和歌山県生まれ、乙女座のO型です。
学歴は高校卒業後に上京し、アシスタントをしながら専門学校を目指していたとも言われています。
83年に「オレたちの絶対時間」で別冊少女コミックに初登場。以後、出る作品の全てが話題になるほどの活躍を続けています。
結婚についてですが、プライベートをあまり公表されていない漫画家さんですから、旦那さんやお子さんがいるのかは現時点では分かっていません。
公式HPでは「猫2匹とまったり暮らしております」と記載されているので、かわいい猫ちゃんに癒されながら生活しているのかもしれないですね。
田村由美が天才漫画家な5つの理由
田村由美が天才漫画家な理由を以下で詳しく紹介します。
(※各作品のネタバレを含んでいるので注意)
①ストーリー作りが上手い
ストーリーが最初から最後まで一貫していて、伏線の回収も見事です。
結構田村由美の漫画って長編が多いんですが、ストーリーの破綻が全くありません。
またメインキャラだけでなく、サブキャラのエピソードも本編に上手く絡ませていて、最終話まで読者をグイグイ引き込ませます。
それぞれのストーリが交差して、繋がっていく展開は素晴らしすぎ。
BASARAでは、更紗・朱理・揚羽・浅葱の物語が交差しまくってます。
そして本編だけでなく外伝でもキャラクターの深い思いが描かれていて、TATARAでは「はぁ~~そうだったのか」とため息が出ちゃいました。
もうエモいです。
②キャラクターが魅力的
キャラクターがめちゃくちゃ魅力的です。
悪役にもそれぞれバックボーンやエピソードがあり、またそれが泣けるんです。
私利私欲のために動いてるキャラは本当にごく一部。
今流行している鬼滅の刃もキャラが魅力的で、読んだ人は推しが出来るって話ですが、田村由美の漫画も推しが出来ます!
鬼滅好きならBASARAも好きになるし、BASARA好きは鬼滅の熱い感じが堪らないと思う。
➂繊細でありながらダイナミックな絵
不思議な絵だと思うんです。
少女漫画的でもないし、少年漫画でもない。
中性的な絵柄です。
ダイナミックだけど、登場人物の内面が伝わってくる線の繊細さが魅力!
④どんなジャンルでも描ける
田村由美の凄いところはどんなジャンルでも描けること。
7SEEDS……サバイバルサスペンス
猫mix幻奇譚とらじ……冒険ファンタジー
ミステリという勿れ……ミステリー
などなど。
あと龍三郎シリーズは子供が主役のファンタジー。
どんなジャンルでも浅くならず、しっかりとした作りのマンガが描けるのは天才としか言いようがないですね。
⑤コンスタントに新作を生み出す
田村由美は多作な漫画家だと思う。
同時連載を抱えていたこともあるし、コンスタントに新作を生み出しています。
次々と新しい作品を発表することが、どれだけ難しいか。
それを何十年と続けているのはやっぱり凄い。
読者にとって嬉しい限りです。
田村由美のおすすめ漫画ランキング
田村由美のおすすめ漫画ベスト3です!
第3位 7SEEDS
「7SEEDS」とは政府のあるプロジェクトの名前である。学者らが「近い将来、巨大天体が降り地球は様々な災害に見舞われ、恐竜が滅亡した時と同じような状態になるであろう」と予測した。
人類の滅亡も危ぶまれるこの事態に、各国首脳らが極秘会議を重ねた結果、このプロジェクトが誕生した。それは若く健康な人間を選んで冷凍保存し、地球が災厄に襲われている間眠らせ続け、やがて人が住める状態になったとコンピューターが判断した時に自動解凍を行い放出するというものである。人類の種を災厄が過ぎ去った後の世界にも残そうという壮大な計画であった。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/7SEEDS
7SEEDSの一巻は正直、何だかよく分からなかったので面白いと思えず……。
でも謎が解き明かされるにつれて、どんどん引き込まれることに。
特に私が好きなのは竜宮編。
客室・映画館・温泉・ゲームセンター。豪華な内装と陽気な人たちが暮らす地下シェルターでのお話です。
しかしその幸せも長く続かず、未知の病原体に侵されていく様子が怖くて悲しい。
読んだ当時から竜宮編は、決して私たちとは関係のない漫画の中だけの話とは思えませんでした。
第2位 ミステリという勿れ
冬のある、カレー日和。アパートの部屋で大学生・整がタマネギをザク切りしていると・・・警察官がやってきて・・・!?
突然任意同行された整に、近隣で起こった殺人事件の容疑がかけられる。
しかもその被害者は、整の同級生で・・・。
次々に容疑を裏付ける証拠を突きつけられた整はいったいどうなる・・・???
引用:https://www.cmoa.jp/title/140206/
これを読んだ時、「あー次はこう来たか」と思いました。
今までにないような話の持っていき方で、でも確かに田村由美を感じる作風。
しかも説得力があり名言連発。
私が一番共感したのはこのセリフ。
「子供がお父さんに愛されたくてかまってほしくてグレました なんてドラマの中のことだけですよ 実際はただただ無関心になっていくだけです」
第1位 BASARA
日本は京を中心とした4つの州に分かれ、未だ王家の支配に苦しめられていた。そんな中、山陰地方の白虎の村に双子の兄妹が誕生。兄であるタタラは国を救うと予言された「運命の子供」として、村の希望と期待を一身に集めていた。一方、妹である更紗は、常に「タタラの妹」としてしか見てもらえないことに寂しさを募らせていたが、優しい兄を始めとする家族や村のみんなに囲まれ明るく元気に暮らしていた。
しかし、2人が15歳になったある日、国王の末子である赤の王の軍勢が、白虎の宝刀を所持していることを謀反とみなし村を急襲。タタラと村の長である父が殺害されてしまい、母はいずこかへ連れ去られてしまう。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/BASARA
1位はBASARA以外考えられません。
田村ワールドに引き込まれたいなら、ぜひこの作品をおすすめします。
運命の子っていうワードに翻弄された更紗、王家側の人間だった朱理との交わり。
2人を巡る人間模様、戦い。
どこをとっても名作です。
是非、試してみて下さいね。
まとめ
田村由美は天才マンガ家です。
ストーリー、キャラ、絵。
どれをとっても超一流だと改めて思いました。
何度読み返しても感動できる漫画を生み出してくれる田村由美先生。これからも応援していきたいと思います!