今回は「おひつご飯の日持ち」についてお伝えしていきます。
おひつは昔ながらの木のものから素材やデザインにこだわったものまでたくさんあり、炊き上がったご飯をおひつに移せば炊き上がりのツヤツヤご飯を長く楽しめます。
・おひつご飯をおいしく保存する方法
・冷めたおひつご飯を美味しく再加熱するには?
旅館のイメージのあったおひつご飯ですが家に置く人も増えました。
おいしいご飯を楽しむために、ぜひ記事をチェックしてみてくださいね。
常温・冷蔵・冷凍|おひつご飯の日持ち
おひつに移したご飯の日持ちについて、保存方法別に見ていきましょう。
常温保存
常温保存は1日が目安となります。
ご飯をおひつに入れたまま置いておくだけで美味しさが続きます。夜に炊いたご飯を翌朝食べるなら常温のまま置いてOKです。
ただ、夏の暑い時期は思った以上に早く傷むことも。夏は2〜3時間を目安に食べ切ってしまいましょう。
冷蔵保存
コンパクトなおひつだとそのまま冷蔵庫に入れられます。
冷蔵保存の場合は3〜4日程度が目安です。
ですが、冷蔵はご飯の保存に適していません。冷蔵庫の温度だとデンプンが劣化しボソボソとした食感になってしまうんです。
おいしい状態がキープされるのは、せいぜい「翌日まで」と考えていいでしょう。
冷凍保存
おひつのご飯を冷凍する場合は1ヶ月程度が目安です。
冷凍する際はおひつから出して1食分に分けてラップで包みます。
冷凍保存用の容器も売られていますよ。お米をなるべく空気に触れさせないのがポイントです。
ここに気をつけて!おひつご飯のデメリット
おひつご飯は木の調湿効果でふっくらとした味わいをキープしてくれますが、デメリットもあります。
デメリット1:保温できない
おひつは炊き上がったご飯を入れる容器です。
保温機能はついていないので、時間が経つと冷めてしまいます。時間がたったご飯は温め直しする必要があります。
デメリット2:臭いがつく
木でできたおひつは長時間ご飯を置いておくと、かすかに木の匂いがご飯に移ることがあります。
ご飯の品質に影響はありませんが、鼻を抜ける木の香りは人によっては気になるかもしれません。
おひつご飯のおすすめの保存方法は?
おひつには色々な素材があります。生活スタイルに合わせた素材やぴったりな保存方法を選んでみましょう。
木のおひつは常温保存をするにはもってこいです。
長期保存はできませんが、調湿効果は抜群です。
炊き立てご飯の状態を長時間キープしてくれるので、当日中に食べ切れるならおすすめですよ。
◎陶器やセラミック
電子レンジを使って加温できるので、常温・冷蔵保存にもおすすめの素材です。
木ほどではないですが、調湿効果も期待できます。値段もお手頃なものが多いですよ。
◎プラスチック
冷凍保存ができます。炊き上がったご飯を小分けにパック詰めして、冷凍庫に入れればOK!
ただ、おひつというよりは保存容器の意味合いが強くなります。
調湿効果もないので、炊き立てご飯をすぐ冷凍するとベチャベチャになります。
よく冷ましてから冷凍するようにしましょう。
おひつご飯の温め方は?
おひつごはんは容器のまま温めてもOKなら、容器ごとレンジで温めます。
容器ごと温めNGなら、食べる分だけを他の器に移して温めましょう。
まとめ
・陶器やセラミックのおひつを選べば、そのまま冷蔵保存できる
・温め直しには容器OKのものならそのまま温め、NGタイプは他の容器に移して温める
当日中に食べ切れる量であれば、おひつに入れて常温保存しておく方が断然おいしく食べられます。
おひつの素材に合わせた食べ方をしてみてくださいね。