今回は「モロヘイヤはいつから食べられるか」についてお伝えしていきます。
栄養満点の野菜として有名なモロヘイヤ。
夏はスーパーでも手に入りやすいので、離乳食にも活用できたら便利ですよね。
そんなモロヘイヤは、いつから赤ちゃんに与えることができるのでしょうか?
・離乳食で与える時に気をつけたいこと
・モロヘイヤの栄養価や保存方法
モロヘイヤを離乳食で活用するにあたって、知っておきたいことをまとめました!
ぜひ本記事をチェックしてみてくださいね。
赤ちゃんはモロヘイヤをいつから食べられる?
モロヘイヤは離乳食初期の5〜6ヶ月から食べることができます。
最初は葉を茹でて、すりつぶしてから与えましょう。お湯を加えてポタージュ状にしてあげると食べやすいですよ。
離乳食中期の7〜8ヶ月になったら、茹でた葉を細かくみじん切りにして与えます。
モロヘイヤは風味にクセが少ない葉物野菜です。乳児も口にしやすい野菜と言えるでしょう。
ただ、モロヘイヤにはアク抜きをする必要があります。
沸騰したお湯で茹でたあと、冷水にさらせばアク抜きすることができますよ。
モロヘイヤを離乳食に使う時に気をつけたいこと
モロヘイヤの葉脈は硬く、育った葉だと口に残る可能性があります。
モロヘイヤは葉のみを赤ちゃんに与えるようにし、小さくて若い芽を中心に使うといいでしょう。
そして、離乳食として与えるにあたって気になるのがアレルギーです。
モロヘイヤはアレルギーを引き起こしやすい「特定原材料」「特定原材料に準ずるもの」のいずれにも入ってはいませんが、まれに口腔アレルギーを引き起こすことがあります。
赤ちゃんへは、最初はスプーンひとさじから与えることをおすすめします。
また、モロヘイヤの茎や「さや」には毒性があるという話を聞いたことがあるかもしれません。
主に家庭菜園で収穫せず放置されたモロヘイヤの茎やさやの部分に毒性が出ることが知られています。
離乳食で使えるモロヘイヤは「葉の部分のみ」と覚えておくと安心ですね。
なお、スーパーで売られているものは問題ないと言えるでしょう。
モロヘイヤのおすすめレシピ
モロヘイヤを使ったレシピを2品紹介します。
どちらも離乳食初期から食べることができますが、大人も子供もおいしく食べることができますよ!
モロヘイヤは加熱することで、トロッとした口当たりに変わります。片栗粉なしでもとろみがつくので、他の食材と合わせるといった使い方もできますよ。
モロヘイヤと魚の高野豆腐煮
白身魚(10g)はレンジで加熱して火を通しておきます。
モロヘイヤ(5〜10g)は1分ほど茹で、細かく刻みます。
耐熱容器に出汁(大さじ2)、魚、モロヘイヤとすりおろした高野豆腐(小さじ1)を加え、レンジで40秒ほど加熱すれば完成です。
軽くとろみがつくため、離乳食を始めたばかりの子でも食べやすくなっています。
モロヘイヤのマッシュポテト
じゃがいも(中1個)はラップにつつみ600wのレンジで5分加熱します。
じゃがいもと、60秒ほどゆでたモロヘイヤ(30g)を荒くみじん切りにします。
この時、水分は残しておいてかまいません。
じゃがいもと茹でたモロヘイヤをミキサーにかければ完成!付け合わせにも使える便利レシピです。
モロヘイヤの栄養
モロヘイヤの栄養価はとても高く、特にカロテンは野菜の中でもトップクラスの含有量です。
カロテンは皮膚や粘膜を丈夫にしたり、免疫機能を正しく保ったりと赤ちゃんの体作りにとても役立つ成分です。
また、モロヘイヤに含まれる「ムチン」と言われる成分は、食欲増進や胃粘膜の保護といった効果が期待できます。
こうしてみると、「モロヘイヤは離乳食に取り入れて損はない食材」と言えますね。
モロヘイヤの保存方法
モロヘイヤは冷蔵、冷凍ともにできる食材です。
冷蔵保存するときは、葉だけを密閉容器に入れます。だいたい1週間ほど保ちますよ。
冷凍保存をするときは、茹でて水気を切ってから保存します。
離乳食として使うときは、ペースト状にして製氷皿に入れて冷凍すると使いやすいですよ。
まとめ
・家庭菜園で収穫しないまま放置したモロヘイヤは、茎やさやに毒性を持つことがある
・葉脈は固いので、与えるときは葉の部分のみを与える
・モロヘイヤの栄養価は野菜の中でもトップクラス!
加熱することでねばりが出るので、離乳食に自然なとろみをつけられるモロヘイヤ。
赤ちゃんの体作りに欠かせない栄養がたっぷりで、クセもなく食べやすいため、積極的に離乳食に使いたいですね。
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