今回は、いちじくが腐っているかどうかの見分け方についてお伝えしていきます。
つぶつぶの種の食感と、まったりとした甘さで人気のいちじく。
ぽってりまるい形もかわいらしいですよね。
ドライフルーツとしてもメジャーですが、生のいちじくの旬は6〜11月です。いちじくはあまり日持ちしない果物。部屋に置いておいたらすぐに腐ってしまうんです。
・腐ったいちじくの見分け方
・いちじくを長く楽しむ保存方法
旬のいちじくを腐らせないようにするポイントを紹介しています。
ぜひ記事をチェックしてみてくださいね。
いちじくの消費期限
いちじくは果物の中でも特に傷みやすいと言われています。
収穫してから1週間程度で傷み始めてしまいます。
収穫してからスーパーに並ぶまでは、どうしても時間が経ってしまいますよね。
スーパーのいちじくは2日程度しか日持ちしないと言えるでしょう。
庭先で栽培したいちじくも常温で置いておくのはおすすめできません。収穫したいちじくはすぐに食べてしまうか、冷蔵庫で保存しましょう。
いちじくが腐るとどうなる?
熟しすぎたいちじくに見られる変化を確認しておきましょう。
形の変化
ぐじゅぐじゅになり、手に持てないほど柔らかくなります。水分が出て溶けてどろどろになることも。
形を維持できず、べちゃっと崩れてしまいます。
匂いの変化
生ゴミや排水溝のような腐敗臭がします。
熟したいちじくはとても甘い香りがしますが、腐り始めると甘さの中にもツンと鼻に付く独特の匂いを感じるようになります。
口にする前に、匂いで「腐っている」と気づくでしょう。
見た目の変化
いちじくは水分量が多いので、どうしてもカビも発生しやすくなります。
お尻の部分から腐ることが多く、べとべとした汁が出てくることも。カットした時に、ネバネバとした糸を引いていたら要注意です。
実が裂けて開いてくることもあります。
特に家庭菜園で育てたいちじくにはよく見られる現象です。
いちじくが成長していく過程でおこるものなので、裂けてるだけなら問題ありません。ただ、裂けたまま放置すると、虫やカビが発生するので注意が必要です。
他にも、お尻部分から泡状の液体が出てくることもあります。
腐ったいちじくを食べた時の影響
腐ったいちじくは食中毒を引き起こす危険があります。
腹痛や下痢、吐き気を感じることも。
特に25℃以上の場所に放置すると、あっという間に追熟していきます。
思った以上に早く腐ってしまいますよ。
腐ったいちじくをジャムなどに加工してしまうと判別が難しいと言えます。
加工前にしっかりと確認しておきたいですね。
食べ頃のいちじくの見分け方
いちじくの果肉はもともと柔らかいので、食べごろを判断するのはちょっと難しいと言われています。
赤茶色のいちじくは、ヘタの部分まで赤くなっていれば食べごろです。
指で押してみて程よい弾力があり、皮に張りがあるか確認してみてください。
指で押しても凹まないほどの固さはまだ熟しきっていません。逆に、軽く押しただけで指が沈んでしまうほど柔らかいものは腐り始めています。
いちじくの保存方法
いちじくを長く楽しむためにも、保存方法を知っておきましょう。
冷蔵保存
冷蔵庫で2〜3日ほど保存できます。
1個ずつラップに包んで、なるべく空気に触れないようにするのがポイント!
重なると形が崩れる原因になります。平たいバットなどに1個ずつ並べて保存するといいでしょう。
冷凍保存
いちじくは冷凍保存もできます。
おおよそ1ヶ月保存できますよ。
よく水気を拭き取り1個ずつラップに包みます。冷凍保存の場合はラップに包んだ後、袋にまとめてもOKですよ。
ちなみに、解凍は常温で放置するだけです。5分程度で程よい食感になります。
完全に解凍すると水分が一緒に流れてしまうので、半解凍状態がおすすめ。シャーベットのような食感と、つぶつぶした実の食感の二つを味わえておいしいですよ。
まとめ
・腐ったいちじくはぐじゅぐじゅしたり、お尻部分からカビが発生する
・冷蔵庫で3日、冷凍庫で1ヶ月程度保存できる
熟しすぎたいちじくは、ジャムやコンポートに加工する手もありますよ。食べごろを逃さずに楽しみたいですね。