「ぶどうに白い粉がついているけど、これって大丈夫なの?」と、心配になったことがある方もいるのではないでしょうか?
ぶどうについた白い粉は一体何なのでしょう。
そこで今回は、
・病気やカビとの見分け方
・白い粉が気になるときはどうする?
・おすすめの保存方法
について紹介します。
ぶどうの白い粉が何なのか気になる方は参考にしてくださいね。
ぶどうの表面の白い粉の正体
ぶどうの粒に白い粉がついていて「大丈夫なの?農薬やカビじゃない?」と、心配になったことがある人もいますよね。
実はこの白い粉は「ブルーム」と呼ばれるもので、ぶどうの表面から分泌される天然の蝋(ろう)です。
ブルームは雨などをはじいて病気を防止したり、水分蒸発を防いでくれる役割があります。
ですから、ぶどうを収穫するときもこの粉が取れないようにしながら収穫しているんです。
ぶどうは自分でブルームを分泌しますが日が経つごとにどんどん取れていってしまい、新鮮さが落ちていってしまうため、ブルームがついているぶどうというのは新鮮であることの証とも言えるでしょう。
病気やカビとの見分け方
ぶどうについているブルームと、ぶどうに生えるカビはどうやって見分ければいいのでしょうか?
ぶどうに白いカビがつくこともありますが、カビはブルームとは違いふわふわした状態のものです。
クモの糸のようにふわふわした繊維がついている場合には、カビの可能性が高いので気をつけましょう。
また、ぶどうの一部分だけが濃い白色になっている時もカビです。
そして、茎や実の部分が黒くなったり、皮の部分に黒い斑点ができることもあります。
これは、黒とう病や黒カビ病という病気です。
カビが生えている状態ですので、黒くなっている場合には食べないようにしましょう。
ぶどうの白い粉が気になる場合は?
ぶどうの白い粉はブルームと言い、ついていてもそのまま食べても全く問題がありません。
しかし、ブルームは触ったりこすったりするだけでも簡単に落とせます。
気になる場合は手で軽く撫でるように水洗いしましょう。
ぶどうのおすすめの保存方法
ぶどうはとてもデリケートなので、常温保存だとすぐに傷んでしまいます。
ぶどうを保存するときには、冷蔵保存がおすすめです。
ぶどうの表面についたブルームには鮮度を保つ働きがあるので、それを落とさないように洗わず保存しておくといいでしょう。
少し長めに保存しておきたい場合には、鮮度をキープするために次の方法で保存するのがおすすめです。
①房からぶどうを一粒ずつ取り、流水で軽く洗う
②ペーパータオルなどで水分を拭き取る
③ジップロックなどの保存袋に入れて、冷凍庫で保存する
冷凍することで腐りにくくなりますので、1ヶ月ほどは保存可能となります。
まとめ
・「ブルーム」は新鮮さの証。ついていてもそのまま食べて問題なし
・ぶどうのカビは①白くてふわふわしている②濃い白色になっている
・黒い斑点のついたぶどうは食べない方が良い
・白い粉が気になる場合は洗い流せばとれる
・ぶどうは冷蔵もしくは冷凍保存がおすすめ
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