ケーキ類のなかでもパウンドケーキは作る機会も多いのではないでしょうか。
わたしもバナナパウンドケーキをよく作ります。
とはいえ、何回かに1回は失敗してしまうことも(^-^;
せっかくのパウンドケーキが生焼けだとがっかりですよね。
そこで今回は、
・生焼けかどうかの見分け方
・再加熱するには?
・リメイクの仕方
について分かりやすくお話していきます。
パウンドケーキが生焼けになる3つの原因
パウンドケーキが生焼けになってしまうのにはいくつかの原因があります。
レシピや作り方のどこに問題があるのか、以下を参考に判断していきましょう。
①余熱が不十分
余熱の温度が足りていなかったり、余熱時間が不十分な場合はオーブン内の温度が均一になりません。
パウンドケーキの中心部まで火を通すには、あらかじめしっかりと余熱温度に達することがポイントです。
また、焼いている途中で焼き加減が気になりオーブンの扉を開けたりすると、庫内の温度が変わってしまい生焼けとなるので注意しましょう。
②パウンド型の熱伝導性が悪い
パウンド型と言っても素材は色々な種類があります。
熱伝導性が低い素材だと生地の中まで熱が伝わりにくく、加熱に時間がかかってしまいます。
レシピ通りの時間で焼いても焼きムラが出来てしまい、中が生焼けという可能性も。
熱伝導性が低いパウンド型は
・シリコン
・ステンレス
などです。
一方、ブリキやアルミ製は熱伝導性に優れています。
使用する型によって設定温度を調整したり、焼き時間を長くするようにしましょう。
③生地に水分が多い
生地の水分量も生焼けの原因になります。
フルーツを入れたり、しっとりとした仕上がりを目指す場合は水分量が多く火が通りにくいです。
焼き時間の調整や水分を減らすなど工夫をするといいでしょう。
フルーツを使いたい場合にはドライフルーツを使ったり、加熱してから使うと水分量が減りますよ。
パウンドケーキが生焼けか判断する方法
「焼けた~!」と思って楽しみにカットしてみると、生焼けだったということがあります。
一度カットしてしまうとドロドロのべちゃべちゃになってしまって、取り返しがつかなくなってしまうことも。
カットしなくても生焼けか判断するには、パウンドケーキの真ん中の部分を竹串で刺してみましょう。
串に何もつかなければしっかりと焼けています。
ドロっとした生地がついてきたらまだ生焼けです。
また、少しわかりにくいですがパウンドケーキを上から手で軽く押してみて、柔らかい場合には生焼けの可能性があります。
しっかり焼けている場合には、生地が反発するような感触があります。
この方法だと竹串の跡がつかないので「跡をつけたくない」という人にはおすすめの方法です。
生焼けパウンドケーキを食べるとどうなる?
生焼けのパウンドケーキを食べてしまうと、お腹を壊してしまうので食べないようにしましょう。
パウンドケーキの材料である小麦粉には細菌がついている可能性がありますし、生の小麦粉は消化しにくいのでお腹に負担がかかってしまいます。
特にお子さんなど免疫力が低い方は体調に影響が出やすいので、気をつけてくださいね。
パウンドケーキが生焼けの時の対処法
パウンドケーキが生焼けだった場合の対処法は、焼きなおすことです。
焼きあがってからまだ時間が経ってない時がチャンスです。
そのままオーブンに入れて、様子を見ながら時間を調節して焼きなおしましょう。
とはいえ、焼きあがってすぐに生焼けに気がつかないこともありますから、そんな時は以下の方法を試しましょう。
冷めてしまった場合:電子レンジ
時間が経ってから生焼けだったことに気づいたら、電子レンジで再加熱しましょう。
ラップをかけて30秒ずつ様子を見ながら温めると、パサパサになりにくいです。
カットしてしまった場合:電子レンジとオーブントースター
もし、パウンドケーキをカットしてしまった場合には電子レンジとオーブントースターをあわせて使うのもおすすめです。
電子レンジで軽く温めてからトースターで焼くと、カリッとした仕上がりになりますよ。
パウンドケーキが生焼けの時はリメイクしよう
生焼けの場合や再加熱に失敗しパサついてしまった時も、以下のメニューにリメイクできます。
・フレンチトースト
・ケーキクラム
こんがり焼いてラスクにしたり、卵液につけてしっとりさせればパサパサも気になりません。
また、細かく砕いてケーキクラムにするのもおすすめです。
まとめ
パウンドケーキが生焼けになるのは、温度や材料によるものだけでなく、型も関係があるのは意外な盲点でした。
また、生焼けになった場合でも焦ることはありません。
焼き時間を伸ばしたり、電子レンジを活用すると生焼けでも救済できます。
今回紹介した情報をもとに、パウンドケーキを成功させましょう♪