プルーンは食物繊維が豊富で美容にいいとされる一方、食べ過ぎは体に困った影響を与えてしまう可能性があります。
「食べ過ぎてガスがたまる」「下痢になった」という声も。
そこで今回は、プルーンを食べ過ぎる影響について分かりやすくお話します。
また、何個からが食べ過ぎになるのかも紹介していますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
プルーンを食べ過ぎるとガス(おなら)や吐き気?
プルーンを食べ過ぎるとガスがたまりおならが出やすくなったり、下痢を始めとする腹痛になり、吐き気を伴う場合があります。
なぜなら、プルーンには”ソルビトール”という便秘薬にも使われる成分が入っているからです。
このソルビトールはプルーン100g(10粒)あたり、12.1gほど含まれています。
ソルビトールの「健康に影響がない」とされる目安量は男性で10g、女性で16g。
そのため、プルーンを食べ過ぎると腸内細菌が活発になり、ガスがたまりおならが出やすくなったり下痢になってしまうのです。
さらに、生のプルーンには100gあたり1.9g、ドライプルーンには7.2gほどの食物繊維が「水溶性1:不溶性1」の割合で含まれています。
水溶性食物繊維は腸内の水分を吸い、便のかさを増やす効果があります。
排便を促す働きにより整腸作用が期待されますが、大量に摂取するとその働きが活発になりすぎて下痢を引き起こすのです。
プルーンの食べ過ぎは太る
また、プルーンの食べ過ぎは太る原因にもなります。
ドライプルーン1個(10g)に含まれるカロリーは約24kcal、糖質量は約5.5gです。
ドライフルーツは、生のフルーツよりも栄養が凝縮されているため、カロリーが高くなっています。
他のドライフルーツに比べてカロリーと糖質、どちらも低めですが、カロリーがないわけではないため食べ過ぎると太る原因となるのです。
糖質は食べ過ぎると消化しきれずに脂肪に変わります。
また、血糖値が上昇し、脂肪となって体重増加につながるのです。
特に空腹時は一気に血糖値が上昇するため、太りやすくなってしまいます。
ドライフルーツはパクパクと食べられてしまうので、気をつけたいところですね(;’∀’)
プルーンは何個からが食べ過ぎになる?
食物繊維やソルビトールの量から考えると、プルーンを食べる目安は4〜5個までとなります。
なので、それ以上だと食べ過ぎになりますね。
ただし、食物繊維が豊富な食材に慣れていない人は、腸が活発化しすぎる恐れがあるので、まずは2~3個にした方が良いでしょう。
妊婦さんがプルーンを食べていい量は?
妊婦さんにとってプルーンは、積極的に摂取したい果物です。
プルーンには赤血球の生成や、赤ちゃんの正常な発育を助けてくれる”葉酸”が含まれています。
下痢や吐き気などがないのであれば、4~5個を目安に食べてください。
また、子どもの場合はこの目安より少ない量にしましょう。
1~2個までがお子さんにとっての適量となります。
プルーンの効果的な食べ方について
プルーンの効果的な食べ方は、4~5個のプルーンを毎日食べ続けることです。
毎日プルーンを4~5個食べ続けると、カルシウムやビタミンKにより「骨の健康を保てる」と言われています。
食べるタイミングは朝・昼・晩いつでも問題はありません。
ただ、便秘を解消したいのであれば、一日の始まりである朝がおすすめ。
「食事で効率的にプルーンを摂取したい!」という方は、
・サラダにトッピングする
・スムージーにプルーン1~2個混ぜる
・スナックミックスやグラノーラなどにプルーンを混ぜる
などの方法で、他の食材と組み合わせましょう。
他の食材と組み合わせることで、より簡単にプルーンが食べられます。
食べ過ぎなければOK!プルーンはメリットがいっぱい
プルーンはミネラルやビタミンを豊富に含んでいます。
・貧血を予防できる
・腸内環境が整う
・アンチエイジング効果が期待できる
・ダイエット効果がある
・むくみを改善してくれる
・目や粘膜の健康維持が期待できる
・赤ちゃんの正常な発育を助ける
といったメリットが期待できるので、適量の範囲内で楽しみたいですね!
プルーンを食べ過ぎる影響 まとめ
プルーンを食べ過ぎる影響についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・適量は1日で4~5個まで
・プルーンは毎日食べ続けることで、骨の健康や貧血予防への効果が期待できる
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