ヘルシーで独特な食感が楽しい寒天。
牛乳寒や寒天ゼリーなど、ダイエット中でも色々な楽しみ方が出来ますね。
でも、寒天の食べ過ぎは色々なデメリットを引き起こします。
そこで今回は、
・寒天の適量と食べ方
・メリットと栄養
について詳しく解説します。寒天をよく食べる方は、ぜひ最後までご覧くださいね。
寒天を食べ過ぎるとどうなる?過剰摂取の影響について
寒天を食べ過ぎると腹痛や下痢・便秘になるばかりか、場合によっては甲状腺に影響が出ることもあります。
腹痛・下痢・便秘
腹痛や下痢・便秘になってしまう原因は、寒天に含まれる食物繊維です。
食物繊維は水に溶ける水溶性食物繊維と、水に溶けにくい不溶性食物繊維に分けられており、寒天には水溶性の食物繊維が多く含まれてます。
水溶性食物繊維は、体内の水分を吸って便を軟らかく、更にかさを増やして排便を促す働きがあります。
しかし、そんな水溶性食物繊維を多く含む寒天を食べ過ぎると、便に水分を多く含みすぎて結果的に下痢になってしまうんです!
また、胃や腸の水分を吸収して膨張することで腹痛を起こしたり、便のかさを増しすぎて便秘になってしまいます。
甲状腺機能低下症
寒天に含まれるヨード(ヨウ素)を過剰摂取してしまうと、甲状腺機能低下症になるリスクがあるんです。
甲状腺機能低下症とは「血中の甲状腺ホルモン作用が必要よりも低下した状態」になることを指し、疲労感を感じたり無気力になったり、記憶力の低下といった症状が現れます。
寒天に含まれるヨードは、100gあたり1.4㎎です。
それに対してヨードの一日の摂取量は0.13㎎とされているので、食べ過ぎには注意が必要です。
寒天の食べ過ぎは太る?
寒天のカロリーは100gあたり約3kcalで、糖質は0のため寒天自体は食べ過ぎても太ることはないでしょう。
しかし、砂糖を使って甘いデザートにした寒天は食べ過ぎると太る原因となります。
また、市販の「ゼロカロリー」と明記された寒天ゼリーがありますが、健康増進法で100ml5kcal未満であればゼロカロリーと表記して良いとされているので、実際にはゼロカロリーではありません。
とはいえ、よほど大量に食べない限りは太ることはないでしょう。
寒天の食べ過ぎ、妊娠中は?
妊娠中の寒天の食べ過ぎは、赤ちゃんの先天性甲状腺機能低下症の原因となってしまう可能性があります。
ヨードは胎盤を通して赤ちゃんに届きます。
ヨードの過剰摂取は母体が甲状腺機能低下症になるばかりでなく、お腹の赤ちゃんの甲状腺にも影響を及ぼしかねません。
また、ヨードは昆布やわかめにも多く含まれているので、普段の食事にも気をつけたいところですね。
寒天の食べ方!どれくらいが適量?
寒天の1日の目安摂取量は粉寒天であれば6~7gです。
厚生労働省で定めている「食物繊維1日の摂取目標量は18~20g以上」とされています。
普段の食事での食物繊維の摂取も考えると、寒天の適量は6~7gと言えるでしょう。
食べ過ぎなければ寒天を毎日食べても問題はありません。
それどころか嬉しい健康効果が期待できますよ!
寒天の栄養とメリット
期待できる健康効果は、
・便秘解消
・アンチエイジング
・悪玉コレステロールの減少
・血糖値の急上昇防止
・デトックス
・美肌
などがあげられます。
寒天にはカルシウムや鉄分・リンなどの栄養が含まれていますが、80%は食物繊維です。
寒天に含まれる食物繊維量は、食べ物の中で上位の含有量を誇ります。
まとめ
「寒天を食べ過ぎる影響」についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・カロリーは低いので寒天だけで太ることはない
・妊娠中の摂り過ぎは胎児に影響があるので注意
・寒天の目安量は1日6~7g
寒天は食べ過ぎると体に悪影響なこともありますが、適量であれば食物繊維が豊富で体に良い食材です。
適度に摂取したいものですね。
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