スーパーで同じ売り場に並べられている「めかぶ」と「もずく」
似ている見た目でどちらも海のもの。何か違いはあるのでしょうか。
そこで今回は、栄養や味・ダイエットの観点から「めかぶともずくの違い」について詳しく調べてみました。
ふたつを混ぜた時の効果や注意点についてもお話するので、ぜひ最後までご覧くださいね。
めかぶともずくの違いは?
めかぶともずくはどちらも海藻ということは同じですが、種類としては全く別の物です。
めかぶ
めかぶはわかめの一部で、わかめの根元の部分のことをいいます。
ネバネバのぬめりと、肉厚でコリコリとした食感が特徴です。
産地は北海道から九州まで幅広く、旬は3~4月です。
もずく
もずくは海藻の一種で、ナガマツモ目モズク科の海藻の総称です。
黒っぽくて細長い糸状の形をしています。
ツルンとしたぬめりと、プチプチとした歯ごたえが特徴です。
主な産地は沖縄県で、旬は4~6月です。
めかぶは海藻(わかめ)の一部分のこと、もずくは海藻の中の一種のこと、という違いがあります。
めかぶともずくの栄養と味の違い
栄養素を比較すると「めかぶ」の方が食物繊維やマグネシウム・ビタミンKを少しだけ多く含んでいますが、それほど差はありません。
フコイダンやアルギン酸という、海藻ならではの栄養素がどちらにも含まれています。
これらは優良な食物繊維で、ぬめりの元になっています。
免疫力を高める働きがある他、お通じを良くしてくれる効果もあります。
血液をサラサラにする効能も期待できるので、健康が気になる方にもおすすめです。
他にもビタミン、ミネラルが両者とも豊富に含まれています。
また、食感はめかぶはコリコリとしていて、もずくはツルンと喉越しのよい感覚です。
どちらも塩やごま油・お味噌汁などのお吸い物とよく合い、特にもずくは酸味のきいた三杯酢や黒酢と相性が良いです。
めかぶともずくでダイエット向きなのは?
カロリーは100gあたり「めかぶ」11kcal、「もずく」6kcalと少々の差はありますが、どちらも低カロリーです。
糖質はどちらも0g。両方ともダイエットにぴったりですね。
また、食べるタイミングや味付けによって、効果をよりアップさせることができます。
食事の前や最初に食べると、食物繊維の働きにより血糖値の上昇を抑えて肥満予防に繋がります。
味付けは三杯酢や黒酢などのお酢がおすすめです。
お酢の効果により血糖値の上昇を緩やかにし、脂肪燃焼効果が高まります。
どちらもダイエットにぴったりな食品ですが、それだけでは必要な栄養素を摂取することはできません。
他の食品と合わせて栄養バランスの良い食事を心がけましょう。
めかぶともずくを混ぜると効果はどうなる?
どちらも体に良い食品ですので、両方食べることでより健康効果を期待できます。
しかし、食べ過ぎには十分な注意が必要です。
海藻に含まれるヨウ素の過剰摂取が続けば、「甲状腺機能低下」を引き起こす可能性があります。
また、味付けされている市販のパック製品だと塩分過多になってしまうおそれが。
両方食べたいところですが、味付け製品ならそれぞれ1パックずつ混ぜるのではなく、半パックずつにしましょう。
めかぶともずくの違いについて まとめ
「めかぶともずくの違い」についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・もずくは海藻の一種
・めかぶともずくの栄養価に大きな違いはない
・めかぶはコリコリ、もずくはツルンとしている
・食べ過ぎるとヨウ素や塩分(市販のパックの場合)が心配なので、適量を心がけよう
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