「ししとうは焼いてから食べる」というイメージがある食材ですが、焼かずに生で食べたり、火が完全に通ってなくても食べて大丈夫なんでしょうか。
生で食べられるなら、そのままサラダに入れたり、さっと火を通すだけでも美味しそうですよね。
そこで今回は「ししとうは生食できるのか、生で食べると辛いの?」についてお話します。
また、おすすめの食べ方も紹介していますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
ししとうは生で食べられる?
加熱して食べるイメージの強いししとうですが、生でも食べられます。
中のわたやタネ・ヘタに至るまですべて生食がOKです。
それもそのはず「ししとうは青ピーマンの仲間」ですから、同じように食べられるのも納得ですね。
ただ、タネの部分はあまり食べ過ぎると、消化不良を起こす可能性もあるので注意!
ししとうは基本的に甘味の強い品種ですが、まれにとても辛いものに当たることもあります。
ただしこれは加熱しても同じですが、生だと余計に辛く感じてしまうかもしれないですね。
また、ししとうの皮は熱を加えると柔らかくなり、苦みも多少は和らいで食べやすくなります。
生食の場合は表面が固く、辛味より苦味が強い状態です。
その苦味が好きであれば薬味として食べる方法もあり、その際はワタやタネは取り除いた方が口当たりが良くなります。
生のししとうは、韓国焼肉では付け合わせとしてよく出てきますし、伏見とうがらしや万願寺とうがらしなど、ししとうの中でも特に甘みが強くて生食に向いている種類もあります。
ししとうを生でおいしく食べるには?
「そのまま丸かじり」というワイルドな食べ方もできますが、ちょっとしたひと手間で更に美味しく食べられます。
ヘタとタネを取ったみじん切りは薬味としてたべられますし、ざく切りでサラダにしても美味しいです。
固さが気になる場合は細切りにするか、ドレッシング等に少し漬けておくことでしんなりとします。
茎だけを外して丸ごとの実を、ごま油と塩昆布と和えて「無限ししとう」としても楽しめます。
ししとうの栄養は?
・β-カロテン
免疫を上げたり、体の酸化を防ぐなどのはたらきがあり、老化防止や美肌効果が期待できます。
油溶性の成分なので、生よりも油を使った調理の方が吸収率が高まります。
・ビタミンC
コラーゲンの生成を助けることで肌にハリを持たせたり、シミを予防する美容効果の他、免疫力を高めて風邪をひきにくくする効果など、様々な働きをもちます。
・カリウム
塩分(ナトリウム)を体の外に排出する働きがあるり、むくみ防止や高血圧予防効果が期待できます。
・食物繊維
不溶性食物繊維を豊富に含んでいるため、便秘予防効果があります。
ししとうの最適な保存方法について
キッチンペーパーで包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存してください。
消費の目安は1週間くらいです。
ペーパーを定期的に取り替えることで、もう少し長持ちさせることが出来ます。
冷凍する場合は、ヘタは残したまま茎は切り落としてください。
水洗いしてペーパータオル等で水気をしっかり拭き取り、冷凍用の保存袋になるべく重ならないように並べて入れて、冷凍庫へいれてください。
保存の目安は1カ月程度です。
ししとうは生食できる? まとめ
「ししとうは生食できるのか」についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・生で食べると皮が固く、苦味を感じやすい
・薬味として使うならみじん切りで肉みそなどに和える
・冷蔵保存の日持ちは1週間ほど、冷凍なら1ヶ月ほど
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