ガトーショコラとブラウニーは、どちらもチョコ好きにはたまらないケーキです。
でも、それぞれの味や作り方の違いって分かりにくいですよね。
先日も濃厚なスイーツが食べたかったので、ブラウニーを作ったのですが、思ったより軽い仕上がりになってしまい「求めていたのじゃない…」となってしまいました。
きっと、私が作るべきだったのはガトーショコラだったのかもしれません。
もう後悔したくないので、ガトーショコラとブラウニーの違いを詳しく調べました!
分かりやすく解説していきますので、ぜひお菓子作りの参考にしてくださいね。
ガトーショコラとブラウニーの味の違い!しっとり濃厚なのは?
レシピによって変わってきますが、基本の配合で作った場合を比べると、
- ガトーショコラは、しっとりと濃厚な味わい
- ブラウニーは、軽い仕上がり
となります。
ガトーショコラはチョコを凝縮したような感じで、ブラウニーはケーキ生地のようです。
一般的にガトーショコラは円形、ブラウニーは正方形や長方形で焼き上げ、切り分けて食べられます。
ガトーショコラ・ブラウニーの作り方の違い
一般的にガトーショコラとブラウニーには、共通して使う材料が多くあります。
チョコレート・バター・砂糖・卵・小麦粉・生クリームです。
ただ、ガトーショコラでは卵白を泡立てて“メレンゲ”を使うのですが、ブラウニーは泡立てずにそのまま使うという違いがあります。
ガトーショコラはたくさん空気を含ませた卵白によって膨らむのに対して、ブラウニーは膨張剤(ベーキングパウダー)を使って膨らませるのです。
また、どちらも小麦粉を使用しますが、ガトーショコラのほうが小麦粉の含有量が少なくなっています。
このことから、ブラウニーは生地っぽさが強く、ガトーショコラはチョコレートのしっとり感が強調されています。
ザッハトルテ・フォンダンショコラ・テリーヌとの違いは?
ガトーショコラもブラウニーも、”チョコレートケーキ”という一つの括りに分類されます。
チョコレートケーキといえば、ザッハトルテ・フォンダンショコラ・テリーヌなども含まれますよね。
一体これらはどのような違いがあるのでしょうか。
さっそく解説していきましょう!
①ザッハトルテ
ザッハトルテは、あんずのジャムをたっぷり塗って、チョコレート入りのフォンダンでコーティングしたケーキのことを指します。
※フォンダンとは、砂糖を再結晶化させたもの。
コーティングされた周りのチョコの食感は、ジャリジャリとまではいきませんが、少し濃度とザラつきがあります。
ガトーショコラ、ブラウニーとの違いは?
基本レシピでは、ガトーショコラやブラウニーはチョコレートで周りをコーティングすることはありません。
ザッハトルテは、アプリコットジャムを塗ったチョコケーキに、糖衣した(フォンダン)チョコレートでコーティングするという作り方の違いがありますので、大きく異なりますね!
フォンダンショコラ
フォンダンショコラは、フランス発祥のチョコレートケーキです。
チョコと生クリームを混ぜ合わせた”ガナッシュ”が、生地の真ん中に入っています。
フォンダンショコラは温かい状態で食べられ、割った瞬間に真ん中のチョコレートが溶け出してくるのが特長です。
ガトーショコラ、ブラウニーとの違いは?
上記で記載したように、ガナッシュが溶け出してくる点が、ガトーショコラやブラウニーとの大きな違いになります。
テリーヌ
チョコレート・卵・バター・生クリーム・砂糖で作られた、とっても濃厚なチョコレートケーキです。
材料をすべて混ぜて、オーブンで焼き上げます。
生チョコのような滑らかさがあります。
ガトーショコラ、ブラウニーとの違いは?
基本配合では、ガトーショコラやブラウニーのように小麦粉を使わないという違いがあります。
そのため生地っぽさがほとんど無く、しっとり濃厚で口溶けが良い生チョコのような味わいとなっているんです。
ガトーショコラとブラウニーの違い まとめ
ガトーショコラとブラウニーは、卵の混ぜ方の違いや小麦の配分といった作り方に違いがありました。
当然、味や食感も違います。
ガトーショコラはしっとり濃厚、ブラウニーは軽い味わいです。
同じチョコレートケーキのくくりでも随分と違いがありますので、それぞれの特徴を知るとお菓子作り困ることもないと思います。