パプリカは彩り豊かで、ピーマンより甘みが強い野菜として人気があります。
甘くて美味しく、野菜なのでサラダや炒め物にして食べたいですよね。
しかし、食べ過ぎは体に悪い影響を与える可能性があるんです。
本記事では、パプリカの食べ過ぎによる危険性や、一日の適量について解説します。
さらに、パプリカの栄養や効能、保存方法についてもご紹介していきます。
パプリカを食べ過ぎるとどうなる?
パプリカを食べ過ぎると、消化器系のトラブルが起こる可能性があります。
パプリカには不溶性食物繊維と水様性食物繊維のどちらも含まれていて、過剰摂取すると腸内で水分を引き寄せ、下痢や腹痛の原因になることがあるんです。
また、食物繊維の過剰摂取は腹部の膨満感につながります。
一部の人にはアレルギー反応を引き起こすこともありますので、個人差にも注意が必要。
パプリカを摂取する際には、適量を守るようにしましょう。
パプリカを食べる時のポイント
パプリカの適切な食べ方や量には以下のポイントがあります。
①1日の適量
パプリカは毎日食べても大丈夫ですが、一般的には成人の場合は1日に半分~1個ほどが適量とされています。
成人の野菜摂取目安量は1日あたり350g以上。
その中でも緑黄色野菜は120g以上、淡色野菜は230g以上となっています。
現在は栄養成分の違いから赤パプリカが緑黄色野菜に分類され、黄パプリカは淡色野菜に分類されていますが、どちらも2分の1~1個ほどを目安にしましょう。
ただし、個人の体質や状態によって適量は異なります。自分に合った摂取量を見極めましょう。
様々なレシピの利用
パプリカをバランスよく摂取するためには、料理に取り入れるのがおすすめです。
サラダや炒め物、スープなど様々な料理に活用して、バラエティ豊かな食事を楽しむことができます。
生のままであればビタミンCなどのビタミンを効率良く摂取できますし、油とともに加熱調理すればリコピンやβカロテンの吸収率を高めることもできます。
パプリカの栄養や効能
パプリカには色ごとに異なる栄養素が含まれており、以下のような効能があります。
– βカロテン:視力の保護や肌の健康維持に役立ちます。
– ビタミンB6:脳の機能をサポートし、ストレスや疲労回復に効果的です。
– 食物繊維:腸の働きを促進し、便通を改善する効果があります。
色ごとに含まれる栄養素が違うパプリカですが、特に栄養豊富なのは赤パプリカです。
食物繊維以外は黄色のものよりも多く含まれていますから、迷った場合は赤パプリカを選ぶのもおすすめですよ。
パプリカの保存方法
パプリカは常温、冷蔵、冷凍それぞれの方法で保存できます。
丸ごとの場合は常温で保存可能ですから、新聞紙に包んで風通しの良い場所におきましょう。
丸ごと、カット、調理済みどちらの場合も冷蔵庫で保存することができます。種やワタを取ってから、キッチンペーパーやラップで包みましょう。
そして、長期で保存した場合は丸ごと、カットしたものどちらも冷凍しましょう。
丸ごとラップで包み保存袋に入れます。カットしたものも使いたい大きさに切って、冷凍用保存袋に入れましょう。
まとめ
パプリカを適度に食べることで、多くの栄養素を摂取できます。
しかし、食べ過ぎには注意が必要です。
下痢などの消化器系のトラブルを避けるためには、一日の適量を守ってくださいね。バランスの良い食事を心掛け、美味しく健康的な生活を送りましょう。