今回は、カレールーがダマになる原因や対処法についてお伝えしていきます。
よく混ぜても「カレールーが溶けない!」と困った経験ありませんか?
溶け残りはしょっぱく、口の中でなんとも言えない食感を残しますよね。
・ダマになった場合はどうすればいい?
・なめらかカレーに!失敗しない作り方
手軽で簡単に作れるカレーの思わぬ落とし穴、ダマを回避する方法を紹介します。
ぜひ記事をチェックしてみてくださいね。
カレールーが溶けない原因
カレールーが溶けない原因は「鍋の温度が高すぎること」です。
通常、ルーにはとろみをつけるために小麦粉が多く含まれています。
ルーを入れる鍋の温度が高いと、表面が糊化(こか)して溶けなくなってしまうんです。
ぐつぐつ煮立った鍋では表面がコーティングされて溶けづらくなるんですね。
でんぷんは80〜85度くらいから糊化し始めます。
ルーを入れる時は一旦火を止めるか、お鍋の中の温度が80度以下になるようある程度冷まして入れることでダマを防ぐことができます。
カレールーが溶けない・ダマになったらどうする?4つの方法
急いでいると鍋の温度が下がる時間も焦ってしまうもの。
つい早めに入れてダマになってしまった時はどうすればいいのか、対処法やダマになりにくい作り方を知っておくと安心ですよ。
①火を止めて放置
カレールーを入れてから鍋の火を止めます。
しばらく置いておくとカレールーはふやけてきます。
ゆっくり混ぜ直すとほぐれていきますよ。ほぐれてきたら弱火で加熱し、とろみを出していきます。
②あく取り網などでこす
こし器やアク取り網で濾す方法もあります。
こすことで滑らかな口当たりに変化しますが、とろみが足りないカレーになるデメリットも。
③レンジで溶かしておく
ルーをレンジで溶かしておくとダマ防止になります。
水とルーをレンジで加熱します(600Wで1〜2分)。気をつけたいのは絶対に沸騰させないこと!
加熱した後は軽く混ぜておきます。
④前もって刻んでおく
あらかじめルーを刻んでおきましょう。
ルーを包丁で小さくするか、細かく刻んでいきます。
細かく刻んだら、パッケージに記載されている手順通りにカレー鍋に入れましょう。
カレールーの溶かし方のコツ
カレールーの箱の裏には「火を止めてからルーを加える」と書かれています。
これは鍋の温度の上昇を抑えるため。鍋の火を止めてから5〜10分ほど放置することで、ちょうどいい温度になります。
そのタイミングでルーを加え、しばらく混ぜましょう。
5分ほどするとほぼ溶けてきます。
その後、弱火にして全体が混ざればカレーにとろみがつきます。
また、ルーはあらかじめこまかく刻むと、すぐにとけるのでおすすめです。
フォークを突き刺せば、簡単に砕くことができます。
なお、ルーを鍋に加えてから温度を上げないと、とろみが出ません。再加熱は忘れずに行いましょう。
まとめ
・ルーを入れる時は火を止めて、ある程度冷めてから
・ルーを入れた後も5分ほど混ぜる
・ダマになったらしばらく放置するか、こす方法が有効
ポイントはルーを入れるときの温度です。
あらかじめお湯で溶かしたり、レンジで加熱しておいてもいいですね。
火を止めて放置するだけでダマのないおいしいカレーの完成です。ぜひ試してみてくださいね。