今回は家計の強い味方の「ささみ」についてお伝えしていきます。
ヘルシー食材の代名詞にもなっているささみ。
筋肉自慢の芸能人やインスタグラマーが好んで食べているのを目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
そんなささみに対しての疑問についてご紹介していきます。
・ささみと鶏むね肉って何が違うの?栄養についても詳しく
・ささみのおすすめレシピをご紹介
食べ応えがあるのにローカロリーで効率よく栄養を摂ることができるささみは、ダイエット中の方も注目する食材です。
これまで使ってきた方はもちろん、体作りに関心があるという方も一読いただき詳しくなってくださいね。
ささみが安い理由
とり肉の中でもささみが安い理由は、需要と供給のバランスが影響しています。
日本では、鶏肉であればモモ肉がいろいろな料理に展開されているためニーズが高い傾向です。
一方でささみは上記の肉に比べてレシピが限られていて、やや扱いづらい食材。同じ値段だったら需要が偏ってしまい、ささみが売れなくなってしまいます。
ささみが廃棄されずにバランスよく流通するように、価格を抑えて売られているんですね。
ちなみに、欧米はもも肉よりも胸肉の方が価格が高い傾向にあります。その理由は「もも肉の脂分が好まれないから」。
ニーズが高い部位の方が、価格が高くなることがわかりますね。
ささみと鶏むね肉との違いは?
似たような食感のささみと鶏むね肉。2つの違いを紹介します。
部位
広く言えば、ささみはむね肉の一部です。
大胸筋全体がむね肉なのに対し、ささみは鳥の胸の骨にそって内側に左右一本ずつある小胸筋をさします。ささみはむね肉全体に包まれているイメージですね。
食感
ささみもむね肉もあっさり味で、食感はパサパサしているのが特徴。
むね肉は焼くとパサパサ感が強くなるため、美味しく食べるには片栗粉をまぶしたり、塩麹に漬け込んだりと一手間加える必要があります。
ささみは茹でたりしてもプリッとした肉質がキープしやすく、手で割くこともできるため、和物やサラダにピッタリです。
ボリューム
大胸筋という大きな筋肉そのもののむね肉は1羽で250〜300gのボリュームです。それに対してささみは1羽につき2本(およそ110g)しか取れません。
ある程度の大きさが欲しい鶏ハムのようなレシピは、ささみではボリューム不足と言えるでしょう。
同じ量を確保しようとすると、ささみの方が割高になってしまいます。
ささみの栄養
高タンパク質で糖質が低いささみは、アスリートにも人気の食材です。
むっちりとした食感は食べ応えもあり、満足感があるのでダイエットにもぴったり。
ささみは100gあたり105kcalとなっており、同じ分量のもも肉は200kcal、胸肉は191kcalなので、どれだけヘルシーかわかりますね。
むね肉の中に埋まるようにあるささみは、牛肉で言えばヒレ肉にあたります。
脂肪分が少ないのが低カロリーの理由です。
さらに肉類の中ではビタミンB6が豊富な食材。ビタミンB6はタンパク質をエネルギーに変え、筋肉を作る助けをしてくれます。
ささみは体作りに必要な栄養素を効果的に摂ることができる優秀食材と言えますね。
ささみのおすすめの食べ方
ささみは加熱しても冷ましても美味しく食べられるのでメインや副菜と展開できます。
ささみカツ以外にも美味しく食べる方法を紹介します。
ささみ(2本)に酒をふってレンジで2分ほど加熱します。
きゅうり(1〜2本)を細めの乱切りにして、細かく切ったザーサイとともにボウルに入れておきます。冷めたささみを手でさき、ボウルに入れてと混ぜ合わせれば完成です。
醤油や胡麻油で味の変化も楽しめますよ。
◎ささみのホイル蒸し
一人前につき、きのこ類を30gほど食べやすい大きさにカットしておきます。
えのきやしめじ、まいたけなどなんでもOK!
ホイルの中にささみ1本ときのこを入れ、酒(大さじ2)水(大さじ1)をふりかけます。
フライパンなどで蒸し焼きにし、食べる前に醤油やポン酢、レモン汁などで味を整えてください。
スライスした玉ねぎやにんじんを入れても美味しいですよ。
まとめ
・ささみはむね肉の仲間。1羽で取れるのは100gほど
・もも肉の半分のカロリーで、ビタミンB6も含まれているので体作りにぴったり
・蒸し焼きにしてメイン料理、冷やして副菜にするなどレシピバリエーションもたくさん
当サイトでは食べ物に関する色々な情報を紹介しています。
興味のある方は、その他の記事もぜひご覧くださいね。