ココナッツオイルはほんのりとした甘さが特徴の油です。
炒め物に使ったり、コーヒーに入れて楽しむことができます。
そんなココナッツオイルは賞味期限が切れたら使えないのでしょうか。
そこで今回は、
✔賞味期限切れのココナッツオイルは使える?
✔腐るとどうなる?
✔期限切れココナッツオイルの活用方法
について詳しく解説していきます。
ココナッツオイルの賞味期限は?
ココナッツオイルは長期保存ができる食品です。
ですが、未開封と開封後では保存期間は大きく異なります。
未開封であれば「製造後2年程度」が目安です。
注意したいのは、購入時から2年ではないこと。
長く店頭にあった商品は手元に来た時には賞味期限が近くなっていたということもありますから、期限をチェックしてから買うようにしましょう。
一度開封した後の賞味期限は、開封後1〜2ヶ月が目安です。
ココナッツオイルは傷みにくい油と言われていますが、保存状況によって左右されます。
匂いや色の変化がみられたら使用しないようにしましょう。
ココナッツオイルの賞味期限切れは食べられない?未開封でもダメ?
「賞味期限の過ぎたココナッツオイルがキッチンの奥底から出てきた!」という人もいるのではないでしょうか。
未開封だとまだ使える気がしますよね。しかし、記載されているのが消費期限ではなく賞味期限でも期限切れのものを食品として口に入れるのは危険です。
品質の劣化が極めて少ない食品は賞味期限を省略することを国が認めていますが、残念ながらココナッツオイルはこれに該当しません。
ココナッツオイルは他の油と比べても長期保存できるとはいえ、劣化がおこるものと認識しておきましょう。
酸化した油は、胸焼けや胃もたれなど胃腸系の不快症状に繋がります。
ココナッツオイルが腐るとどうなる?
ココナッツオイルは飽和脂肪酸の割合が多く、安定性の高い油です。
腐ることは滅多にありませんが、油が酸化し品質が低下します。
酸化したココナッツオイルの特徴はこちらです。
・油の色が濃くなった
・不快な匂いがする
・表面にカビができている
たまにココナッツオイルのびんの底に、茶色や黄色っぽいものが沈んでいることがあります。
これは成分のムラによるものです。腐っているわけではないので使うことができます。
賞味期限切れココナッツオイルの活用方法
賞味期限の切れたココナッツオイルでも、匂いや見た目の変化がなければ十分活用することができます。
あまい香りは癒し効果があり、お肌をふっくら保つ効果も期待できます。
◎ヘアオイルとして活用
中鎖脂肪酸は髪の毛への浸透性が高いのが特徴です。
髪を洗う前に馴染ませ、10分くらい置いてからシャンプーをしてください。
毛先のパサつきを抑えることができます。
◎キャンドル作り
市販のろうそくと、その半量のココナッツオイルを溶かして混ぜるだけでできるキャンドル。
紙コップに溶かしたろうそくとココナッツオイルを入れ、割り箸や竹串で芯を固定します。
固まるまで待てば完成です。
ココナッツオイルの優しい香りが漂いますが、お好みのアロマオイルを数滴混ぜるのもおすすめ!
キャンドルは「賞味期限切れのものを肌につけるのは抵抗がある」という人にもおすすめの活用方法です。
ココナッツオイルの正しい保存方法
基本的には常温保存がむいているココナッツオイルですが、あまり暑い場所に置いておくと成分が変わる可能性もあります。
冷暗所に置いておくようにしましょう。
また、ココナッツオイルは冷蔵庫でも保存可能です。
25℃以下の場所に置いておくと固まりますが、バター状になるので使い勝手からこちらを好む人もいます。
冷蔵庫保存の場合も異物や水が入るとカビの原因になります。すくう時は清潔なスプーンを使うようにし、早めに使い切るようにしましょう。
賞味期限切れのココナッツオイルの捨て方
使わなかったココナッツオイルをシンクに流すのは絶対にダメです。
25℃以下で固まるココナッツオイルは、気温が下がったり、流れてきた水と触れて排水管の中で固まってしまいます。
詰まってしまうと、どうすることもできません。
専門の業者さんに清掃を依頼する必要があるので、直接シンクに流すことはしないでくださいね。
ココナッツオイルを処分するときは、牛乳パックなどの紙パックや新聞紙に含ませて「燃えるゴミ」としてなるべく早く捨ててください。
冷やして固体にしてから捨てるのがおすすめですが、暑い季節は溶けてしまいます。ビニールに包み、漏れ出ないようにするといいでしょう。
まとめ
・油が酸化するので賞味期限切れのものは口にしない方が良い
・ココナッツオイルが酸化すると酸味が出たり、油の色が変わる
・保存は基本的に常温で
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