血液サラサラ効果が期待できる玉ねぎ。
しかし、辛みが強い食材なので、体への刺激も無視できないところです。
「なんだか気持ち悪い」それは玉ねぎの食べ過ぎかも。
そこで今回は、
・玉ねぎの適量
・食べ過ぎたときの対処法
・毎日の玉ねぎの食べ方
について詳しく解説します。
玉ねぎを食べ過ぎるとどうなる?
玉ねぎを食べ過ぎたあとに襲ってくるなんともいえない不快感。
この不快感の正体は玉ねぎの成分と深く関係あるんです。
①気持ち悪い
玉ねぎを食べて気持ち悪くなるのは、「アリシン」という成分が原因です。
アリシンは血液をサラサラにしてくれる効果があります。
ただ、それ以外にも胃酸を大量に分泌するという効果も持っています。
大量に出た胃酸が胃や食道の粘膜を刺激し、胸焼けや気持ち悪さといった症状が出てくるのです。
②体臭
体臭は玉ねぎに含まれる「硫化アリル」が原因になります。
玉ねぎを切ると涙が出てきますよね。
涙を出す成分も同じ「硫化アリル」の仕業です。
「硫化アリル」は硫黄酸化物ですので、独特な匂いを発します。
胃で消化されると血中に移行していきますが、そのタイミングで汗をかくと、汗腺を通して汗と共に出てくるんです。
辛い料理と生の玉ねぎを一緒に食べると、体臭がキツくなるリスクがあるので要注意です!
③頭痛
頭痛も「アリシン」が原因です。
アリシンには血管を拡張をする作用もあり、血管が拡張されると神経を圧迫し頭痛を引き起こす元となります。
これは偏頭痛と同じ仕組みです。
偏頭痛持ちのわたしも玉ねぎを食べると頭痛に悩まされていました。
頭痛を予防したい人は、生で食べるオニオンスライスは少量にしておくのがいいですね。
④アレルギー症状
あまり有名ではないですが、玉ねぎはアレルギーを起こす可能性があります。
食べたあとに口の中にかゆみがでたり、蕁麻疹が出るといった症状です。
⑤太る
玉ねぎはカロリーが高いという話を耳にしたことがあります。
実際のところ、葉物野菜と比較すると玉ねぎはカロリーは高めです。
・玉ねぎは100g当たり37kcal
ただ100gというとおおよそ1玉の半分です。
とはいえ、1人では食べても1個程度だと思います。
「玉ねぎを食べると太る」というほど、高カロリーではなさそうです。
どれくらいが玉ねぎの食べ過ぎになる?
玉ねぎは一日50gが適正量と言われています。
生の玉ねぎで1/4ほどです。
「血液サラサラで健康にいい」と聞いて、玉ねぎをたくさん食べればその分「アリシン」の副作用も出やすくなります。
ですから、生であれば50g以上は食べすぎです。
アリシンは加熱することで減少するので、もっと食べたい方は火を通すと良いですね。
玉ねぎを食べ過ぎたときの対処法
玉ねぎを食べ過ぎて気持ち悪い時は、胃酸が過剰に分泌されている状態です。
対処としては白湯を飲むこと。
水分で胃酸が薄まり症状の改善が期待できます。
玉ねぎを毎日食べるポイント
玉ねぎは血液をサラサラにして高血圧の改善も期待できるので、毎日食べたいという人もいますよね。
そんな時は加熱して食べましょう。
「硫化アリル」は加熱すると糖に変化します。
「毎日食べると体臭が心配」という人には特におすすめです。
また、乳製品と合わせて食べると胃酸の分泌を抑えられます。
腹痛を抑える効果が期待できますので試してみてくださいね。
まとめ
最後にポイントをまとめていきましょう。
・上記の症状はアリシンや硫化アリルによるもの
・適量は生の玉ねぎであれば50gほど
・毎日玉ねぎを食べたい人は加熱して食べよう
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