パンやお菓子作りに使うバターですが、賞味期限内に使い切れない場合も多いですよね。
未開封と開封済み、どちらも期限を過ぎてしまうと食べられないのでしょうか。
バターは高いので廃棄するのも勿体ないと思ってしまいます。
そこで今回は「バターの賞味期限切れは食べても大丈夫なのか」について解説します。
どれくらい日にちが経つと危険なのかもお話するので、ぜひ最後までご覧くださいね。
バターが賞味期限切れ!食べられる?
バターが未開封の場合
国産バターの賞味期限は製造から180日(半年)ほどが一般的です。
未開封の場合は、保存状態が良ければ賞味期限切れでも、1ヶ月弱は問題なく食べられる場合がほとんどです。
バターには水分があまり含まれていません。
そのためカビが生えづらく、長期保存に向いている食品といえるでしょう。
ちなみに、賞味期限はおいしく食べられる目安のことです。
期限が切れてすぐに食べられなくなる「消費期限」とは異なります。
また、未開封のまま冷蔵保存をしていて、見た目や匂いに全く変化がみられない場合は1ヶ月を過ぎても問題ないといえるでしょう。
期限だけでなく、見た目やにおいなど総合的に判断しましょう。
バターが開封済みの場合
一度開封してしまっているものでは、期限切れに関係なく、見た目や味に変化が出てきます。
空気に触れることで、乾燥や酸化が進むからです。
カチカチになってナイフで切るのも一苦労なんて経験ありませんか?
見た目や風味に変化がなければ食べても問題はないですが、使い勝手が悪くなるので1週間以内を目安に使い切ってしまいましょう。
また、開封済みで1ヶ月以上放置すると油脂が酸化し、人によってはお腹を壊してしまうこともあります。
バターが腐るとどうなる?
バターは油のかたまりです。
極端な悪条件でなければ、腐りにくい食材です。
ただ、パン屑など他の食品がついた状態で使い回すと、付着している雑菌でカビが繁殖する可能性があります。
また、長く空気と触れることで酸化し、独特の油臭さが出てしまうんです。
酸化したバターを食べてしまうと、鼻に抜ける独特な臭いに襲われるのだとか。その臭いは工事現場の塗料に例える人もいるほど!
私も酸化したバターのせいで、美味しいパンを台無しにしたことがトラウマになっています。
バターの賞味期限が切れたら加熱したほうがいい?お菓子作りには使える?
冷蔵庫で保存していた場合は腐る可能性は低いですが、味が落ちている可能性はあります。
直接バターをパンに塗ったりして味わうのは控えた方がいいでしょう。
見た目には変化がなくとも安全のことを考えるのならば、加熱調理をしたほうが安心です。
炒め物など、しっかりと加熱できる料理に使うと良いですね。
また、お菓子作りに使えないこともないのですが、クッキーやケーキはバターの芳醇な香りが命です。
賞味期限が切れたバターは風味が劣化していますので、気になる方は使わないほうが良いでしょう。
バターを日持ちさせる方法は?
バターで気をつけたいのは酸化です。
空気に触れると、酸化してしまい風味がガクッと落ちてしまいます。
バターを美味しい状態で日持ちさせるには、なるべく空気に触れさせないこと!
開封済みの場合はラップをして、密閉容器に移して冷蔵庫で保存します。
また、今はバター専用容器がホームセンターや100円均一のお店でも売られていますので、おいしい状態で日持ちさせたい方は使ってみてくださいね。
ちなみに、専用容器ならばラップがいらない場合がほとんどです。
そして、バターは冷凍保存もできます。
冷凍保存する場合も、ラップにくるんで空気に触れないようにしましょう。
カットした後に冷凍すると、使う分だけ取り出せるので便利ですよ。
使うときは事前に冷蔵庫で自然解凍するか、加熱調理であれば凍ったまま使えます。
バターの賞味期限切れは大丈夫? まとめ
「バターの賞味期限切れ」についてお話してきました。
最後にポイントをまとめていきましょう。
・バターに記載されているのは賞味期限なので、切れてもすぐに食べられなくなるわけではない
・未開封の場合は見た目など総合的に判断し、開封済みの場合は1週間を目安に使い切ろう
・バターを日持ちさせるなら密閉して冷蔵保存。もしくは冷凍保存もおすすめ
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