うどんとパスタは同じ麺類ですが、見た目も食感も全く異なるものです。
ただ、具体的に「何が違うのか?」は漠然としか分からないところですよね。
そこで今回は、
✔太りやすいのはどっち?
✔うどんとパスタはそれぞれ代用可能?
以上の点について詳しく解説していきます。
うどんとパスタの違いについて知りたい方は、ぜひ最後までご覧くださいね。
うどんとパスタの2つの違い
うどんとパスタはどちらも小麦が原料です。
ただし、「どちらも小麦」といっても種類や作り方は違うんです。
①原料の違い
実はうどんとパスタでは、原料になる小麦の種類が違います。
うどんは普通小麦です。
一方、パスタはデュラム小麦という品種です。
デュラム小麦の粉はグルテンを多く含むので、もちもちした食感になります。
弾力性もあり、パスタの他にもマカロニやペンネなど様々な形に成形することもできます。
製法の違い
うどんとパスタでは小麦以外にも作り方が大きく異なります。
うどんは中力粉に塩水を加えて作られます。生地を薄く伸ばして、包丁で細く切り揃えたものです。
子どもと一緒に作れるくらいシンプルな作り方ですね。
一方パスタは、水の他に卵やオイルなどが練り込まれています。
弾力があり固いので、専用の機械を使って練り伸ばして麺にしていきます。
うどんとパスタ、太るのはどっち?
うどんもパスタも炭水化物です。ダイエット中に食べてもいいものか気になりますよね。
ここで注目したいのがGI値。
GI値は食べ物を食べたあと、血糖値が上がる速さを数値にしたものです。
この値が高いと脂肪が蓄積しやすいと言われています。
✔うどんのGI値は85
✔パスタのGI値は65
材料がシンプルなうどんがダイエットに向いているのかと思いきや、パスタのほうが値は低いという結果でした。
うどんに比べてパスタのほうがGI値が低い理由は、デュラム小麦は消化・吸収がおだやかだから。
また、たんぱく質や脂質が含まれる具材やソースと一緒に食べることで、血糖値が上がりにくくなるのも理由のひとつとなります。
うどんとパスタ、体に悪いのは?
「血糖値スパイク」という言葉を聞いたことはありますか?
糖質を一度に摂りすぎると体が血糖値を下げようとインスリンを大量に出して、結果的に低血糖になってしまうことです。
わたしも昔はよく血糖値スパイクを起こして、夕方に冷や汗が出たり、急な眠気に襲われたりしてました。
原因がまさかお昼に食べた食材にあるとは!
糖質の高いものをメインに食べると血糖値スパイクは起こりやすいとされています。
特に素うどんはほぼ糖質だけですから「血糖値スパイク」を起こしやすい傾向があります。
GI値が低いパスタはうどんに比べて血糖値の上昇が緩やか。血糖値スパイクは起こりづらいと言えるでしょう。
対策としては、うどんを食べる時に野菜から食べるようにすると血糖値の上昇を抑えることができますよ。
副菜や食べる順番を工夫してみてくださいね。
パスタとうどんはそれぞれ代用できる?
パスタの代用としてのうどんは有りです!
特にまろやかなクリーム系のソースはうどんによく絡みます。
我が家では冷凍うどんを常に冷凍庫にストックしていますが、パスタよりも時短で作れるので重宝しています。
また、うどんは弾力があるので、炒めて調理するナポリタンやペペロンチーノも上手に作れます。
一方、うどんの代用としてのパスタはどうなのでしょうか?
海外に住んでいる友人は、太いタイプのパスタを肉うどんの汁につけて食べていました。
特に生パスタは麺が太めなのでうどんとしてよく使っていたようです。
ただ、パスタは麺自体に卵やオイルが練り込まれているので、独特の風味がやや気になります。
うどんを食べ慣れている場合は、完全な代用にするのは難しいというのが結論です。
まとめ
「うどんとパスタの違い」についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・GI値が高いのはうどん。血糖値スパイクに気をつけよう
・うどんはパスタの代用になるが、パスタはうどんの代用にはならない
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