ふぐを妊娠中に食べるのは危険?鍋や白子・刺身は?授乳中の注意点も解説

ふぐ

高級食材であるフグ。

せっかく食べられる機会なのに「妊娠中だから…」と迷ってしまった事ありませんか?

そこで今回は、

・妊娠中にふぐを食べても大丈夫?
・ふぐを食べる時の注意点
・授乳中にふぐを食べること

について詳しく解説していきます。

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妊娠中にふぐを食べてもいいの?

妊娠中にふぐ

ふぐは毒を持つ魚ですが加熱と調理をしっかりとしたものであれば、妊娠中でも食べられます。

ふぐは低カロリーでタンパクな魚です。また、良質なタンパク質が豊富に含まれていますから妊娠中の栄養源としても優秀です。

ただし、生で食べる事は大変危険なので、必ず中まで加熱しましょう。

ふぐしゃぶや刺身は控え、鍋や天ぷらなどのほうが安心ですね。

ふぐを食べる際に一緒に食べる事の多い白子(精巣)。こちらも必ずしっかりと加熱しましょう。

半生だと寄生虫による食中毒になる恐れがあります。

また、ふぐを食べる際に特に妊婦さんは水銀が気になるのではないでしょうか。

自然界に存在する水銀が魚の身体に溜まることがあります。

妊婦さんが摂取した水銀は胎児に届きやすく、多く摂りすぎてしまうと中枢神経障害を起こしてしまうことも。

しかし、水銀を含む魚は「妊娠中に絶対に食べてはいけない」というわけではありませんし、ふぐの水銀量は問題ないとされています。

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ふぐの栄養

ふぐには栄養が不足しがちな妊婦さんにこそ、摂取してほしい成分が沢山含まれています。

妊娠中に欠かせないカルシウムやビタミンD、疲労回復に効果のあるタウリンだけでなく、以下のような栄養素も含まれています。

◎亜鉛
核酸やタンパク質の代謝に大きく関わるミネラルで、酸素の材料にもなります。粘膜や皮膚の健康を維持します。

◎カルシウム

カルシウムは歯や骨の材料になります。ホルモン分泌や血液凝固の働きのほか、神経伝達を正常化します。
妊娠中はカルシウムが不足しがちですので、積極的に摂取したいものです。
ふぐの他、小魚や大豆などにも含まれています。

◎マグネシウム

マグネシウムはエネルギーの代謝やタンパク質の合成を担い、健康な骨を作るうえでビタミンDを活性型にする働きをもっています。

◎鉄分

鉄分は血液の赤血球に含まれるヘモグロビンの材料になります。また、エネルギー代謝や肝臓での解毒の働きにも関わっています。
鉄分不足に陥りやすい女性や妊婦さんは積極的に摂りたい成分です。

◎ナトリウム

ナトリウムは人間の体内の水分を留める働きをもっています。また、老廃物の排出や栄養の取り込みなどに大きく関わります。

◎ビタミンD

ビタミンDが不足するビタミンD欠乏症。
骨粗しょう症の原因になったり、カルシウムが吸収されにくくなってしまいます。
また、欠乏が原因で「くる病」という病気になってしまうリスクもあります。
ビタミンDはきのこにも多くふくまれているので、色々な食品からバランスよく摂取したいですね。

妊婦がふぐを食べる時に気をつけたいこと

妊娠中のふぐ注意点

①中までしっかり加熱する

ふぐ料理には生で食べるふぐ刺しや、白子(生食用)があります。

しかし、免疫力が低下している妊婦さんは生魚は控えたいものです。

生魚にはノロウィルスや病原性大腸菌、腸炎ビブリオ菌など毒性の強いウィルスが多く含まれています。

これらのウィルスが体内に入ってしまうと、食中毒を引き起こす原因に。

食中毒による下痢が繰り返し起こると、子宮収縮を起こしお腹の赤ちゃんへの影響が懸念されます。

②ふぐの調理資格を持った人が調理したものを食べる

ふぐの毒性や食べてはいけない部分は、ふぐの種類によって全く異なります。

必ず、ふぐ調理師免許を持つ人が調理したものを食べるようにしましょう。

ふぐに関する知識がない素人が調理したふぐを食べて、危険な目にあった人もいるくらいです。

授乳中のフグは問題あり?

授乳中にふぐ

授乳中でもふぐを食べることはできます。

妊娠中にふぐを食べる時と同様、気を付けるべき点は同じです。

ただ、やはり必ずしっかりと加熱すること。ふぐ調理師免許を持った人が調理したものを食べるなど徹底したいですね。

また、妊娠中ではなく妊活時でも、体調が優れない時はふぐを食べるのは控えましょう。

まとめ

妊娠中にふぐを食べることは問題ないということが分かりました。

ただし、加熱をしっかりと行い、知識を持った人がさばいたものでないと安心して食べられません。

ふぐは毒や食中毒といった見逃せない危険もありますので、ルールを徹底したうえで食べたいものですね♪

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