せっかく生チョコを作ったのに「固まらない!」なんて経験ありませんか?
生チョコはプレゼントすることも多いので、失敗すると焦ってしまいますよね。
そこで今回は、
・冷凍庫で復活する?
・固まらない生チョコの対処法
について詳しく解説していきます。
生チョコが固まらない5つの原因
手作りの生チョコがキレイに固まらず、上手にカットできない!なんて経験ありませんか?
生チョコが固まらない理由を見ていきましょう。
①生クリームの量が多い
生チョコを上手に作るための生クリームとチョコレートの比率は1:2です。
「生チョコだし、生クリーム多めの方がおいしいんじゃない?」と思って、多めに入れてしまうと固まらなくなってしまいます。
②脂肪分の低い生クリームや植物性の生クリームを使った
生チョコを作るときは脂肪分の高い生クリームのほうが固まりやすく、動物性脂肪分40%以上のものがおすすめ。
脂肪分の低い生クリームや植物性の生クリームだと水分量が多くなるので、ゆるくなってしまい固まりにくくなります。
③チョコレートの種類
生チョコを作る時は、普通に売られているミルクチョコで作ると失敗してしまう可能性が高いです。
一般的にスーパーなどで手に入るミルクチョコというのは、カカオやカカオバターの代わりに植物性油脂や砂糖が多く含まれています。
ですから、普通の比率で作ろうと思うと失敗してしまうことが多いんです。
成功率を上げるならクーベルチュールチョコや、製菓用のものを使いましょう。
※クーベルチュールチョコ…カカオバターの含有量が国際規格に沿っており、不純物の入っていないチョコレート。
④牛乳や豆乳を使用した
「ヘルシーな生チョコを作りたい」と、牛乳や豆乳で代用しようと考える方もいると思います。
生チョコはチョコレートと生クリームを混ぜて作るものですから、生クリームの代わりに牛乳や豆乳を使ってしまうと乳脂肪分よりも水分量のほうが多くなり固まらなくなってしまいます。
⑤生チョコを作るときの温度を失敗した
生チョコというのはとても繊細なお菓子です。
チョコレートを溶かすときの温度が高すぎたり、生クリームの温度が低すぎたりするとチョコと生クリームの脂肪分が分離してしまい、生チョコが固まらなくなってしまうのです。
固まらない生チョコを冷凍庫に入れるのはNG?
生チョコが固まらない場合、「固まらせるために冷凍庫に入れたら固まるんじゃないの?」と思いますよね。
実は、固まらない生チョコを冷凍庫に入れるのは絶対にNGというわけではありません。
生チョコを冷凍庫に入れても、油分や糖分が多いのでカチカチに固まってしまうということはないんです!
ベタベタゆるゆるな状態の生チョコは、1~2時間ほど冷凍庫に入れてみると固まりやすくなります。
とはいえ、冷凍庫から出してしばらくすると、また柔らかくなってしまうので注意です!
自宅で食べるのにはいいですが、プレゼントの場合には冷凍はおすすめしません。
生チョコが固まらない!対処法は?
生チョコが固まらないとき、まずはチョコを足しましょう。
生チョコ作りはクリームの量がポイント。
生クリームとチョコの比率が1:2程度になるように、チョコを追加します。
固まらない生チョコと、追加するチョコをそれぞれ湯せんで溶かし、完全に溶けたら混ぜ合わせて再び固まらせればOKです。
ホワイトチョコや植物性ホイップ生クリームを使うときにはカカオ分が低く固まりにくいので3:1を目安に、湯せんの温度にも気をつけてください。
固まらない生チョコのリメイク方法
「生チョコが失敗してしまった…追加するチョコもない」
という場合でも、捨てるのはもったいないのでリメイクして再利用しましょう。
固まらなくなってしまった生チョコをアレンジする方法を紹介します。
分離してしまった生チョコは、トリュフにするのがおすすめ!浮き出てくる油脂をできるだけ取り、ゴムベラで練ってココアパウダーを加えるだけで簡単に作れます。
◎チョコタルト
固まらなかった生チョコをタルト生地に流し込んでオーブンで焼けば、チョコタルトを作ることができます。オーブンで焼くので、固まらなくなってしまっても問題ありません。
ホワイトチョコの場合には、抹茶タルトにするのもおすすめです♪
◎チョコババロア
固まらなかった生チョコを人肌に温めた牛乳で少しずつ溶かし、溶かしたゼラチンと混ぜて固めるとチョコババロアを作ることができます。
まとめ
生チョコが固まらないのは、生クリームとチョコの割合や、材料選びが間違っていたりと色々な原因があることが分かりました。
とはいえ、生チョコは失敗してもチョコを足すなどして復活させる方法もあります。
また「どうしても固まらない!」という時は、トリュフやタルトといった別のスイーツに変身させることもできますし、何度か挑戦して上手くいくコツを掴んでみてくださいね♪