ハンバーグをおいしく食べるなら、焼いてから冷凍する方法がおすすめです。
焼いてから冷凍することで、解凍した時に肉汁が逃げにくくなります。
また、今回は「焼いてから」「生のまま」それぞれの賞味期限もお話するので、ハンバーグの冷凍方法に迷っている方はぜひ参考にしてくださいね。
ハンバーグは生(たね)で冷凍?それとも焼いてから?
ハンバーグは生のままでも焼いてからでも、どちらでも冷凍できます。
しかし、どちらでも冷凍できるといっても「焼いてから冷凍した方が美味しい」のです。
焼いてから冷凍したハンバーグは表面を焼いてしまっているので、肉汁をぎゅっと中に閉じ込めることができます。
同じく唐揚げも「揚げてからのほうが美味しい」と言われていますね。
実際に揚げてから冷凍した唐揚げを何度も食べていますが、レンジ→トースターの順で温めるとカラッとして作りたてとほとんど変わりありませんでした。
ハンバーグならばトースターを使うこともなく、食べる時にはレンジで温めるだけ。解凍も簡単です。
・肉汁の流出を防ぐ
・解凍が手軽
・保存期間が1ヶ月と長い
一方、生のハンバーグは「ジューシーさが損なわれてしまいやすい」といった特徴があります。
解凍時にドリップ(肉の内部から出る液体)が発生し、焼くタイミングでも肉汁が流れ出ていきやすいのです。
また、保存期間も短く2週間程度になります。
ハンバーグの冷凍方法
まず、焼いたハンバーグなら粗熱をしっかりと取ります。
しっかり冷めていないと、ラップに水滴がついて霜の原因になります。霜はハンバーグの風味を損なわせてしまうので注意が必要です。
それからラップで1つずつ包みます。ポイントはふんわりと包むことです。
ふんわりといってもラップの閉じ目は開かないようにしましょう。加熱の際、ラップから肉汁が流出してしまいます。
これらをジップなどの保存袋に入れ空気を抜き、冷凍庫に入れましょう。
そして、生の状態で冷凍する時も手順はほぼ同じです。
成形後に焼かずにラップに包んで、保存袋に入れて冷凍します。
ハンバーグを解凍する際のポイントと手順
焼いてから冷凍したハンバーグ
凍ったままレンジで加熱できます。耐熱容器に置き、600Wで1分30秒加熱します。
この時、ラップの閉じ目が上をむくようにして肉汁が流れ出るのを防ぎましょう。
生のまま冷凍したハンバーグ
冷蔵庫で自然解凍します。
解凍後は火をつけていないフライパンに凍ったままのハンバーグを乗せ、水を多めに入れ蓋をして蒸し焼きにします。
水分が無くなったら火を止めましょう。
竹串を刺して透明な汁が出てきたら、中まで火が通った証拠です。
水の代わりに酒や白ワインを使うと、ハンバーグの風味がアップします。
※凍ったまま焼いてしまうと、外側だけに火が入りやすく生焼けの原因になってしまいます。ただし、煮込みハンバーグなら凍ったままで調理が可能です。
冷凍ハンバーグのアレンジレシピ
凍ったままのハンバーグをキャベツで包み、そのままスープで煮込みます。
◎ミートソース
解凍したハンバーグをフライパンで炒めながら崩し、トマト缶、塩コショウで味を整えます。
◎煮込みハンバーグ
フライパンで煮込み用のソースを作ったら、凍ったままのハンバーグを投入して煮込むだけです。
煮込みハンバーグのソースはトマト缶ベースのものやデミグラスソース、ホワイトソースなどソースだけでも色々なアレンジができます。
栄養について学ぶ学校に行っていた時、先生が「ハンバーグを冷凍しておくと本当に便利よ!」と言っていました。
たしかに自分が主婦になってみると、その意味が分かります。
また、冷凍ハンバーグでもどうしてもパサつきが気になるという場合は、チーズを使った料理にするのもおすすめです。
チーズの濃厚さがハンバーグを食べやすくしてくれます。
まとめ
ハンバーグは焼いてからのほうが肉汁も逃げず、おいしいまま冷凍できることが分かりました。
賞味期限も焼いてからのほうが1ヶ月と長く、日持ちさせたい方におすすめです。
また、解凍の仕方も「電子レンジで温めるだけ」と簡単ですね。
作り置きのハンバーグは本当に役立ちます!
普段のおかずだけでなく、お弁当にも使えますね。
今回の情報が「生のまま?それとも焼いてから?」と、迷っていた方のお役に立てれば嬉しいです。