こんにゃくは1歳半頃から細かく刻んで与えることができます。
ただし、安全に食べるための注意点がいくつかあります。
そこで今回は、
・食べる時の5つの注意点
・こんにゃくの保存方法
について詳しく解説します。
こんにゃくはいつから食べられる?
板こんにゃくと糸こんにゃく(白滝)は共に離乳食完了期~幼児食に移行する1歳半頃から、下茹でをしてみじん切りにしたものであれば食べさせることができます。
しかし、こんにゃくは弾力があり噛み切りにくい食べ物です。
細かく刻んだとしても、丸ごとツルンと飲み込んでしまう危険性があります。
1歳半頃から与えられるといっても離乳食の進み具合には個人差がありますので、咀嚼の力が十分についてから与えましょう。
また、ある程度の大きさが食べられるようになるのは3歳頃からとなります。
(ただし大人と同じ大きさではなく、小さく切って柔らかく煮たものです)
それまでは細かく刻んで与えるようにすると安心ですよ。
こんにゃくを与える時の5つのポイント
こんにゃくを与える時は以下のことに気をつけましょう。
・咀嚼
・下ごしらえ
・与える量
・アレルギー
こんにゃくは食物繊維が豊富なこんにゃく芋から作られています。
食物繊維が多く含まれるぶん、消化には時間がかかります。
大人でもこんにゃくを食べ過ぎると、腹痛や腸閉塞を起こしてしまうことがありますね。
小さい子どもは消化機能が未熟ですから、細かく刻んだものをごく少量から始めましょう。
また、こんにゃくを与える際はアク抜きをする必要があります。
アク抜きをしていないこんにゃくには、苦味やえぐみがあります。
これらを取り除かないまま与えてしまうと「美味しくない食べ物」とインプットされてしまい、こんにゃくが嫌いになってしまう可能性も。
また、アク抜きでは苦味やえぐみ・臭みが取れるだけではなく、食感が良くなったり味が染み込みやすくなる利点もあります。
幼児食は基本的には薄味ですが、出汁の味がしっかりと染みこんだほうが食が進みやすいですね。
そして、こんにゃくを与える際はアレルギーにも注意しましょう。
こんにゃくは消費者庁が発表したアレルギーの27品目には入っていませんが、アレルギーが出ないわけではありません。
すぐに病院へ行けるよう、平日の日中に与えると安心ですね。
幼児食のこんにゃくは冷凍できる?
こんにゃくはほとんどが水分でできています。
そのような食品は冷凍してしまうとスポンジ状になり、食感が大きく変わってしまうんです。
ですから、調理済みのこんにゃくは冷凍せずに冷蔵庫に入れましょう。
その場合の賞味期限は翌日までです。冷蔵庫といっても菌の繁殖が完全にストップするわけではないので、できるだけ早く食べきってしまうと良いですね。
以前、我が家では煮物が多く余ってしまったので冷凍したことがありました。こんにゃくのことは全く気にせずに(^-^;
解凍したこんにゃくを噛んだ瞬間、「なんだこりゃ!?」と思いました。ギュッギュッとしたような何とも言えない噛み心地。
それからは「こんにゃくは冷凍に向いていない」と学習しました。
食べにくくなってしまうので、子どもに与えるこんにゃくは尚更冷凍することは出来ませんね。
まとめ
豊富な食物繊維が便秘解消に役立ち、腸内をキレイに掃除してくれるこんにゃく。
すき焼き、肉じゃが、鍋ものやスープなどこんにゃくを美味しく食べられる料理は沢山あります。
今回ご紹介した注意点に気を付けながら、幼児食にも徐々に取り入れていきたいですね。