切り干し大根は、カルシウムや葉酸が多く含まれる栄養満点の食材です。
そんな切り干し大根は「戻さずそのまま食べることが出来る」と耳にしたことがあります。
そこで今回は、
・おやつ代わりとして
・味噌汁や煮物にそのまま使う方法
・切り干し大根を冷凍すること
について詳しく解説していきます。
切り干し大根はそのまま食べられる?
ズバリ、切り干し大根はそのままでも食べられます!
噛み応えが抜群で、噛めば噛むほど旨味や甘味を感じることができます。
「大根ってこんなに美味しかったんだ!」と、大根本来の美味しさを感じられますよ。
ただし、国産で工場出荷のものであれば洗わずにそのままでも食べられますが、それ以外の条件であれば埃や汚れがついている可能性があるので、サッと水洗いしましょう。
また、噛み応えを減らしたい方は水に10分ほど浸けて、少し柔らかくして食べてみて下さいね。
切り干し大根をそのままおやつで食べる
おやつとして手軽に食べたい場合、上記で記載したように国産で工場出荷のものは洗わず水に浸しもせず、そのままポリポリ食べられるんです!
スルメのように満腹感を得ることができます。
栄養も豊富で満腹感も得られる、まさにダイエットにぴったりですね。
しかし、切り干し大根ばかり食べているのは栄養が偏ってしまう恐れがあるので、バランスよく、適量を摂っていきましょう。
切り干し大根を戻さずに味噌汁、煮物、サラダに活用する方法
切り干し大根の味噌汁
袋から出した切り干し大根をそのまま、味噌汁やスープに入れて下さい。
味噌汁やスープの水分を吸わせて、調理過程で戻していきましょう。
切り干し大根の煮物
煮物には根菜などの野菜を入れますよね。
始めから、野菜などの具材と一緒に切り干し大根も鍋に入れます。
煮物の出汁だけでなく、野菜から出る水分を吸わせてこちらも調理過程で戻していきます。
切り干し大根のサラダ
サッと水洗いした切り干し大根、千切りして塩もみしたキュウリ、ハム。これらをボウルに入れて、塩こしょうとマヨネーズで味付けします。
カニカマやツナを入れてもコクが出て、更に美味しくなりますよ♪
こちらは調理過程で戻すことはせずに、ポリポリした食感を楽しむサラダになります。
そのままの切り干し大根はハムだけでなく、コクを出してくれるツナや油揚げとの相性も抜群です。
切り干し大根の栄養
大根は90%が水分からできています。
天日で干して水気を飛ばすことで、栄養と旨味がギューッと凝縮されます。
切り干し大根に特に含まれているのが、食物繊維です。
脂肪を吸着し、体外に排出する効果があります。更に乳酸菌やビフィズス菌のエサとなり、腸内環境を整えてくれる嬉しい働きも。
そして、食物繊維の1日の摂取目安量は18~21g以上ですが、切り干し大根には100g中21gもの食物繊維が含まれています。
生の大根では100g中に1.4gですから、切り干し大根がいかに食物繊維が多く含まれているのかが分かりますね。
◎カリウム
余分なナトリウムを排出し、むくみを改善。
また、筋肉を働かせてエネルギーを生み出す力もあります。
切り干し大根に含まれるカリウムは、生の大根の約20倍、バナナの1.5倍です。
◎ビタミンB1・ビタミンB2
疲労回復を促すだけでなく、糖質の分解作用も期待できます。
◎鉄
プルーン5つ分の鉄分が含まれています。
鉄分が不足すると酸素を体の隅々まで供給できなくなり、「貧血」に陥ります。
定期的に鉄分は補給していきたいですね。
◎カルシウム
骨や歯の主な構成成分になっています。
カルシウムが不足すると、骨や歯を丈夫に保つことができません。
細胞分裂、血液凝固作用の促進に大きく関与している栄養素です。
これだけの栄養素が凝縮されている切り干し大根は、まさに栄養の宝庫ですね。
ただし、一気に沢山食べてしまうとお腹が膨れ過ぎてしまいます。
消化に時間がかかるので、胃腸の弱い方は気をつけましょう。
切り干し大根は冷凍できる?
切り干し大根を冷凍するなら、水で戻してからがおすすめです。
冷凍する際には、以下の2つのポイントを意識しましょう。
①水分はできるだけ切る
②一食分ずつラップに包んで、保存袋に入れる
水分をなるべく切らないと、解凍の際にベチャベチャになってしまいます。
また、1食分ずつラップに包むことで、まとめて解凍しなくても良くなりますので料理に使いやすいです。
冷凍庫での保存期間は2週間ほどになります。
まとめ
「切り干し大根はそのまま食べられるのか」についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・サッと水洗いが必要な場合も
・そのままおやつとしてもOK
・味噌汁や煮物は水分を吸わせて調理していく
・切り干し大根を冷凍するなら、水戻ししてからがおすすめ
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