丸くて小さな金柑は、豊富なビタミンCが美容に良いと言われています。
とはいえ、柑橘類なので「皮を剥いて食べればいいの?」と、食べ方がいまいち分からないですよね。
そこで今回は、
・金柑をそのまま食べるレシピ
・金柑の栄養と保存方法
について詳しく解説します。
金柑の食べ方は?そのまま食べられる?
金柑はしっかり水洗いをし、ヘタさえ取れば皮がついたまま生で食べられる果物です。
また、完熟ものであれば種も一緒に食べることができます。
とはいえ、種は強い苦みを感じることが多いので、口に含んだあとに出すようにしたほうが良いですね。
小さいお子さんなど種を出すのが難しい場合は、最初から金柑を半分に切り、爪楊枝で種を取り除く方法もあります。
金柑まるごとの味としては、皮に少しの渋みと甘味があり、実の酸味とちょうどよくマッチします。
他のフルーツにはあまりないような、ビターな渋みが美味しい果物ですね。
そんな金柑ですが、昔の食べかたは現在とは少し違うものでした。
昔の金柑は皮には甘味があるのですが、中の実は酸味が強く、皮のみを食べるのが主流だったのだとか。
皮をかじって中の実は捨てるような食べ方だったのです。
しかし、品質改良により糖分が高くて食べやすいものが出回り始め、その結果金柑が以前より食べやすくなりました。
金柑をそのまま活用するレシピ
金柑は調理する際にも皮を剥く手間がなく、手軽に調理できる所がまた魅力的です。
そんな金柑の簡単レシピを2つお伝えします♪
①ヘタを取った金柑を半分に切る(丸ごとでもOKですが、切った方が味が染みこみやすくなります)
②あく抜きのため煮る前に1回茹でこぼす
③鍋に金柑を敷き詰めて浸るくらいの水を入れ、弱火で20~30分ほど煮る
④お湯を切って、金柑の重量の半分の砂糖を入れる
⑤砂糖が溶けるまで再び、とろ火~弱火にかける
⑥砂糖がとければ完成
酸味のある金柑はコンポートにむいています。
<金柑の甘露煮>
①金柑のヘタを取る
②鍋に金柑を敷き詰め、焼酎(金柑500gに対して400cc)を入れる
③落し蓋をして弱火で30~40分煮る
④金柑の半量の砂糖を加え、更に40分煮て完成
コンポートとは違って、やや大人向けの味です。
金柑の栄養
強い抗酸化作用を持ち、血管の細胞膜をダメージから守ってくれます。
また、血管を広げて血行を良くする効果も。
◎ビタミンC
特に皮に多く含まれています。
風邪の予防やストレスを軽減してくれる効果が期待できます。
◎ヘスペリジン
柑橘類の皮やすじに多く含まれており、毛細血管を強化します。
金柑はビタミンCが豊富ですが、同時にビタミンCの消耗を防ぐ働きもあるので「相乗効果が期待できる」というわけです。
◎カルシウム
果物では珍しく、金柑はカルシウムを比較的多く含みます。
カルシウムは身体に吸収されにくいので、歯や骨を健康に保つためにも日頃からマメに摂取したいものですね。
◎β-クリプトキサンチン
カロテノイドの一種。皮膚や目の粘膜を健康に保つ働きがあります。
粘膜である喉の痛みにも効果が期待できます。
金柑はビタミンCが豊富なので、食べると「風邪の予防になる」とも言われています。
きんかんのど飴という商品もありますね。
また、金柑は丸ごと食べられますから、余すことなく栄養を摂ることができる果物といえるでしょう。
金柑はそのまま冷凍できる?
金柑は冷凍OKです。
しかし、皮が薄く乾燥しやすいので、ちょっとしたひと手間が必要となります。
①金柑を洗い、水分をしっかり拭き取る
②ヘタを取り半分に切る。爪楊枝などで種を取り除く
③金柑が重ならないように数個ずつラップで包む
④保存袋にまとめて入れて冷凍庫へ
冷凍庫では1ヶ月ほど保存が可能です。
解凍する際は常温で10分置くと半解凍状態になるので、シャーベットのように食べられます。
また、保存期間は冷凍よりも短くなりますが、冷蔵庫で保存することも出来ます。
キッチンペーパーで金柑を数個まとめて包み、保存袋に入れて野菜室へ。
こちらは2週間ほどの日持ちになります。
冷やしすぎると低温障害で味が落ちる場合もあるので、冷蔵室より野菜室がおすすめですよ。
そして、冷凍や冷蔵以外にも冬のみ常温で保存が可能です。
通気性が良い入れ物に入れて、涼しい場所に置くことで1週間ほど持たせることが出来ます。
まとめ
「金柑はそのまま食べられるのか」についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・コンポートや甘露煮といった食べ方がおすすめ
・金柑はビタミンCやへスぺリジン、カルシウムなど栄養素が豊富に含まれている
・金柑は冷凍保存で日持ちする
当サイトでは「食べ物」に関する色々な情報を紹介しています。
興味のある方は、その他の記事もぜひご覧くださいね。