瑞々しい梨はいくらでも食べられてしまう気がしますよね。
でも「なんだかお腹の調子が悪い…」
それは梨の食べ過ぎが原因かもしれません。
そこで今回は、
・梨アレルギーはある?
・食べ過ぎにならない量
・梨の栄養
について詳しく解説します。
梨の食べ過ぎで下痢や胃痛?
梨の食べ過ぎは、お腹の不調を引き起こす可能性があります。
主な原因は2つです。
✔石細胞……梨のシャキシャキとした食感を生み出している組織です。食物繊維と似た働きがあります。
ソルビトールはノンシュガーの製品にも使われる成分です。
そういった製品には「食べ過ぎると下痢になります」と注意書きがありますよね。
梨は果物のなかでも特にソルビトールを多く含んでいるので、食べ過ぎは下痢になります。
また、石細胞は腸を刺激する効果があるので、こちらもお腹を壊す原因となります。
そして、梨は水分が88%もあり、食べ過ぎると身体を冷やしてしまいます。
身体が冷えると胃の機能が低下し、胃痛につながるのでこちらも気をつけましょう。
梨を食べ過ぎるとおならが出る
梨に含まれる「ソルビトール」は腸内のガスの発生を増やします。
そのため、食べ過ぎることでおならが出やすくなってしまうんです。
梨は太る?
梨は100gあたりのカロリーが43kcal、糖質は10.4gです。
この数値はりんごやバナナよりも低く、果物の中でも低カロリーで低糖質な部類に入ります。
ですから、摂取カロリーや糖質を大幅に摂取しなければ太る心配はありません。
しかし、梨は体を冷やしやすいので、食べ過ぎは禁物!
身体が冷えてしまうと基礎代謝が低下し、太りやすくなっちゃうんです。
また、梨ジュースの場合は糖分や添加物が加えられていたり、食物繊維が除かれていたりするので、そのままの梨よりも太る可能性は高くなります。
梨アレルギーってあるの?
梨は「口腔アレルギー症候群」というアレルギーを引き起こすこともあります。
口腔アレルギーは梨の果汁が触れることで発症し、主に「唇が腫れる」「口の中がかゆくなる」などの症状がみられます。
加熱することでアレルギーが出にくくなるので、梨のコンポートなど火を通す料理にするといいですね。
梨の食べ過ぎにならない量は?
果物の目標摂取量は「1日200g」とされているので、200gまでを目安に食べましょう。
大きい梨だったら1/2カットになります。
妊娠中であっても同じ量を食べても大丈夫です。
お子さんの場合は、さらに半分の量にすると良いですね。
食べ過ぎはカロリーや糖分の過剰摂取になります。
梨以外の果物も食べるのならば、その都度食べる量は調整してください。
梨の栄養について
水分が多い梨ですが、適量を食べることで体に嬉しい効果が期待できます。
◎カリウム →むくみの解消
◎ペントザン →脂肪の分解、排出を助ける
◎アスパラギン酸 →疲労回復効果
便秘を改善し、脂肪を分解してくれるヘルシーな梨。
低カロリーで低糖質ですから、ダイエットにぴったりですね。
まとめ
「梨の食べ過ぎは下痢になるの?」という疑問についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・主にソルビトールや石細胞、水分によるもの
・梨アレルギーもあるので、気になるなら加熱しよう
・適量は200gまで(他のフルーツも食べるなら量は調整)
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