ヘルシーで塩分がほど良いおしゃぶり昆布。
おやつとしてよく食べる方も多いのではないでしょうか。
でも、おしゃぶり昆布の食べ過ぎは危険です!
そこで今回は、
・食べ過ぎた時の対処法
・目安量とおすすめの食べ方
について分かりやすくお話します。
「ついおしゃぶり昆布を食べ過ぎちゃう」という方は、ぜひご覧くださいね。
おしゃぶり昆布を食べ過ぎるのは危険!?影響は?
「ダイエットの強い味方」といったイメージのおしゃぶり昆布ですが、食べ過ぎてしまうと下記のような症状を引き起こす可能性があります。
太る
昆布自体は100gで28kcalとカロリーも低く、太る要素はありません。
ただ、おしゃぶり昆布には塩分が含まれていますよね。
塩分の過剰摂取はむくみます。
むくみが冷えにつながり、結果的に太る可能性もあるんです!
また、昆布に含まれるヨウ素の過剰摂取による甲状腺異常のひとつとして、「食欲がないのに太る」といったものがあります。
この症状がみられた場合は、ヨウ素を多く含む食品の摂取を控えて様子をみてくださいね。
腹痛(便秘・下痢)・吐き気
昆布には水溶性の食物繊維が豊富に含まれています。
体に良いイメージの食物繊維ですが、過剰摂取は消化不良の原因となるため、腹痛や吐き気を引き起こしてしまうんです。
また、水溶性の食物繊維は腸内で水分をとりこみゲル化するため、便が柔らかくなりすぎて下痢につながります。
その他の病気
ヨウ素の摂り過ぎにより甲状腺が刺激され、甲状腺ホルモンの分泌量が増えることで手指の震えや動機などの症状がみられることがあります。
おしゃぶり昆布を食べ過ぎた時の対処法
おしゃぶり昆布を食べ過ぎてしまった際には、他の食事やおやつで食塩・ヨウ素・食物繊維の摂取をなるべく控えるよう調整しましょう。
摂りすぎた食塩はカリウムを積極的に摂ることで体外に排出できます。
カリウムは、
- アボカド
- ほうれん草
- バナナ
などに多く含まれています。
また、ヨウ素は海藻だけではなくタラやアワビといった魚介類にも入っているので、おしゃぶり昆布を沢山食べた日にこれらの食品を食べることは避けましょう。
妊娠中におしゃぶり昆布を食べ過ぎると?
おしゃぶり昆布に限らず、海藻類の食べ過ぎは「ヨウ素」の摂りすぎにつながります。
「ヨウ素」の過剰摂取は、胎児の甲状腺機能に影響が出るおそれがあるので注意!
ただし、不足してしまっても胎児の発育不全の原因になるので、適量を心掛けてくださいね。
もし、昆布だしのお味噌汁を日常的に飲んでいるようであれば、必要量は十分摂取できています。
また、妊娠中だけではなく授乳中のヨウ素の摂り過ぎも、乳児の甲状腺機能低下を引き起こす可能性があります。
おしゃぶり昆布の適量
日本の食事摂取基準では、健康に害を与えないヨウ素の上限量が1日3mgとされています。
これはあくまでも「上限」であり、毎日摂っていい量ではありません。
日本人のヨウ素摂取量は本来であれば、1日0.13mgと推奨とされています。
それに対し、乾燥昆布1gあたりに含まれるヨウ素はおよそ2mgです。
おしゃぶり昆布はだいたいの商品が1袋10gですから、1日で1袋食べるとヨウ素の摂取上限をはるかに越える量となります。
上限を越えないようにするためには、1日に食べるおしゃぶり昆布の量は1gほどにしておき、毎日食べ続けるのは控えた方が良いでしょう。
とはいえ、たまに摂取上限を越える分には、健康な体であれば余分なヨウ素を排出できるので問題ありません。
日常的に摂り過ぎるのが危険なんですね。
また、おしゃぶり昆布は味付けされているので、塩分が含まれています。
1袋あたりの塩分量は商品によって0.8~4gほどとバラつきがありますが、塩分の摂り過ぎは高血圧や腎臓の病気を引き起こすので、その点からも1gほどが適量でしょう。
2gになると食べ過ぎということになりますね。
おしゃぶり昆布のおすすめの食べ方
おしゃぶり昆布を食べ過ぎないようにするには、緑茶など温かい飲み物と一緒に食べることです。
おしゃぶり昆布だけですと、どうしてもパクパク食べてしまいます。
満腹中枢は食べ始めて20分くらいで感じるので、お茶を飲みながらゆっくり食べましょう。
まとめ
「おしゃぶり昆布を食べ過ぎる影響」についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・食べ過ぎた時はカリウムを摂ろう
・適量は1日1g
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