パイナップルを食べ過ぎて、あとから舌がヒリヒリと痛くなってしまったことありませんか?
どうして食べ過ぎると舌が痛くなるのでしょう。また、食べ過ぎると他にどんな影響があるのでしょうか。
そこで今回は「パイナップルの食べ過ぎ」について詳しく解説します。
舌が痛くなる原因と治し方、「太る・アレルギー・腹痛」といった影響も紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。
パイナップルの食べ過ぎで舌が痛い!原因と対処法は?
パイナップルを食べると、舌のタンパク質が分解されることで痛みが起こります。
これは、「ブロメライン」というパイナップルに含まれるタンパク質分解酵素が原因です。
ブロメラインが舌の表面を覆うタンパク質を溶かし、むき出しになったところにパイナップルの酸が刺激となることで、チクチク・ピリピリとした痛みや痺れを感じます。
人は唾液から常にタンパク質を分泌しているため、痛みは一時的なものでしばらく時間が経てば失われたタンパク質は元通りになり治まります。
また、タンパク質が多い牛乳やヨーグルトを口に含むと痛みが和らぎますよ。
パイナップルを食べ過ぎるとどうなる?太る・アレルギー・腹痛?
パイナップルを食べ過ぎると、下記のような症状があらわれる可能性があります。
パイナップルのカロリーは100gあたり約51kcal、糖質は約12gです。
他の果物と比べるとカロリーは低いですが、果糖が多く含まれています。
しかし、太る原因に繋がるとは考えづらい程度です。
とはいえ、缶詰のパイナップルは砂糖が含まれるため、カロリーと糖質が高くなります。
気になる場合は生のパイナップルを選びましょう。
✔アレルギー
パイナップルは人によって、アレルギー反応を起こす場合があります。
口腔内のかゆみ・喉の腫れ・じんましんなどの症状が現れます。
特定の果物によるアレルギーは「ラテックス・フルーツ症候群」と呼ばれ、重症になるとアナフィラキシーショックを起こすおそれも。
✔腹痛・胃痛・下痢
腹痛・胃痛・下痢といった異常が現れることもあります。
先ほどもお話した「ブロメライン」が消化器官の粘膜にダメージを与えていることが原因です。
その他にもブロメラインだけでなく、アレルギー反応による場合もあります。
缶詰のパイナップルの食べ過ぎは?
缶詰のパイナップルは砂糖が含まれるため、生のパイナップルに比べてカロリーと糖質が高いデメリットがあります。
一方で、舌が痛くならないメリットも。
舌が痛くなる原因のブロメラインは熱に弱い性質で、60度以上の温度で効力を失います。
缶詰を加工する際に加熱されているため、酵素がなくなることで食べやすくなるんです。
パイナップルの適量はどのくらい?効果的な食べ方は?
「健康日本21」では、果物は1日に200g食べることが推奨されています。
ただし、カロリーが気になる方は100gほどでも良いでしょう。
食べるタイミングですが、消化がスムーズな果物でも夜に食べると脂肪として蓄積しやすいので、エネルギー消費が増える朝か昼に食べるのがおすすめです。
特に「朝の果物は金」と言われていますから、午前中に食べることで体調が整いやすくなります。
パイナップルの栄養素と効能について
パイナップルにはビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。
✔ビタミンC(皮膚を健康に維持して、美肌に)
✔カリウム(体内の余分な塩分を排出しむくみ改善、高血圧予防)
✔食物繊維(便のかさを増やし排便を促進、便通改善)
空腹感を抑える作用もあるので、生のパイナップルであればダイエット中の方にもおすすめです。
パイナップルの保存方法
パイナップルは「丸ごとかカットしてからか」で保存方法が異なります。
丸ごとであれば新聞紙に包み、野菜室で保存することで3~4日ほど日持ちします。
カットしたものであれば、密閉容器に入れて2日ほどが賞味期限です。
また、冷凍であればラップとフリーザーバッグで乾燥を防ぐと、1ヶ月の日持ちになります。
まとめ
「パイナップルの食べ過ぎによる影響」についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・たんぱく質が多い牛乳やヨーグルトで痛みがやわらぐ
・他にも「太る」「腹痛」などの影響がでやすい
・パイナップルの適量は100~200g
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