あおさと青のりはどちらも同じような見た目ですが、違いはあるのでしょうか。
よく考えてみるとあおさのお味噌汁はあるけど、青のりのお味噌汁はあまり聞きませんよね。
そこで今回は「あおさと青のりの違い」について詳しく解説します。
栄養や見分け方についても紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。
あおさと青のりの違いは?
あおさも青のりはどちらも海藻ですが、属性が違います。
あおさは「アオサ目アオサ科アオサ属」、青のりは「アオサ目アオサ科アオノリ属」です。
青のりは元々が糸状の海藻で、細かくしたものが青のり粉として売られています。
糸を束ねたような状態のものは「すじ青のり」です。
青のりは香りや風味が豊か。鉄分とビタミンが多く含まれます。
また、価格もあおさより高い傾向があります。
商品にもよりますが、あおさの10倍ほど高いこともあるんです!
お好み焼きやたこ焼き用に売られている安価な「青のり粉」の中には、原材料があおさだったり、青のりとあおさのブレンドのものもあります。
一方、あおさは葉っぱ状の海藻で、加工するとフレーク状に見えます。
磯の風味が強く、ミネラルが多く含まれることが特徴です。
あおさとして販売されているものの中には、原材料が「ヒトエグサ」のものも含まれます。
これはヒトエグサが、三重県では昔から「あおさ」と呼ばれていたからなんです。
お味噌汁に入れる用で売られているあおさは、こちらのヒトエグサが原料の場合が多いですね。
あおさと青のり!離乳食での時期や使い方に違いは?
あおさも青のりも乾燥したものは、上あごや喉に貼りつきやすいので、お湯やおかゆと混ぜてトロトロにして水分を含んだ状態であげるようにしましょう。
青のりとあおさは離乳食中期(生後7〜8ヶ月頃)から与えられます。
また、青のりもあおさも海藻なのでエビや小さなカニが隠れ家にしている場合があり、そのまま収穫されていることも。
エビ・カニは食物アレルギーを引き起こす可能性があるので、生のものを使う場合はしっかり取り除くように注意しましょう!
たとえ、加工品でも完全に取り除かれていないことがあります。
そして、あおさも青のりも稀ですが、食物アレルギーを発症する危険性があるんです。
初めて食べる際は少量から始めて、症状が出たらすぐに病院へ行けるよう医療機関を受診できる時間に与えるようにしましょう。
あおさと青のりはそれぞれ代用できる?
乾燥あおさと乾燥青のりであれば、それぞれ代用は可能です。
ただ、香りや風味が異なるので完全な代用とはいきません。
ヒトエグサが原料のあおさの代わりに、青のりをお味噌汁や酢の物に使うと食感などが物足りない可能性があります。
もし、離乳食として代用するときはあおさは青のりに比べ少しかたく苦味もあるので柔らかくしたり、味付けを工夫してあげましょう。
あおさと青のりの違いは?
「あおさと青のりの違い」についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・青のりのほうが高い
・あおさも青のりも大きなくくりでは海苔の一種
・青のりとあおさは中期から与えてもOK
・それぞれ代用できるが、香りや風味が異なる
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