昨日、作ったばかりのおでん。
出汁が酸っぱいってことありませんか?
何となく匂いも作りたてとは違う感じで、食べて良いのかどうか迷うところです。
そこで今回は「おでんの出汁が酸っぱい原因」「翌日なのに腐るのか」について詳しく調べてみました。
また、酸っぱくならない対処法も紹介していますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
おでんの出汁(スープ)が酸っぱい原因は?腐ってるから?
おでんの出汁が酸っぱいのは、腐っているからです。
出汁の水分や具材のたんぱく質が酸化し、細菌が繁殖することで、酸っぱい味になります。
出汁の香りとは違う、酸っぱい味や臭いを感じたら食べるのはやめましょう。
また、作った翌日であっても、保存状態によっては腐ってしまうため注意です!
特に夏場や梅雨時期は気をつけたいものですね。
そして、おでんには欠かせない人気の大根。
大根は水分が多いので足が早いんです。
ひとつの具材が腐り始めると、おでん全体に影響がありますので、大根の入ったおでんは長期保存には向かないと思いましょう。
酸っぱいおでんを食べると食中毒になる?
酸っぱいおでんを食べると、腹痛・下痢・嘔吐といった症状があらわれ、食中毒になる可能性があります。
食中毒の菌は20~40℃の環境で繁殖しやすいため、たとえば「加熱後にフタをしてそのまま放置」すると菌が増える温度が長く続くので、腐った酸っぱいおでんになってしまうんです。
一度でも腐ってしまったおでんは残念ながら火を通しても菌は死滅することがなく、腐ったまま変わりありません。
腐ったおでんを食べてしまって、症状が出たら早めに医療機関を受診しましょう。
おでんが酸っぱくならない対処法!
傷みやすいおでんですが、ちょっとしたひと手間で通常より日持ちします。
おでんを作る際・取り分ける際には、菌の侵入を防ぐため必ず清潔な手や箸を使いましょう。
味付けを濃い目にすることも、腐りにくくするため心がけたいポイントです。
また、傷みやすい具材を知ること、保存状態を徹底することも重要です。
・大根
・こんにゃく
・じゃがいも
【たんぱく質を多く含み傷みやすい具材】
・練り物
・卵
・肉
これらの傷みやすい具材は早めに食べ切るか、出汁とは別の容器に入れて保管します。
菌は20℃以上の環境で増殖してしまうため、保存する際の温度は必ず20℃以下となるよう徹底しましょう。
おでんの最適な保存方法は?
おでんの最適な保存方法は、冷蔵庫に入れることです。
冷蔵庫に入れることで腐りやすいおでんも、3日ほど日持ちします。
保存する際のポイントですが、粗熱が取れてから入れましょう。
熱いまま入れてしまうと、フタについた水蒸気で菌が繁殖しやすくなります。
粗熱を取る際も鍋を氷水につけるなど、急速に温度を下げることがベストです。
また、おでんの常温保存はNGです!
夏場は高温多湿になりやすく、冬でも暖房の効いた部屋は暖かいので注意しましょう。
どうしても常温保存したい時は、寒い部屋に置いておき、1日1回は火を通します。
「75℃以上・1分以上」の加熱で食中毒菌の多くは死滅するとされているので、グツグツ沸騰するくらいを目安に毎日火を通すとよいですね。
ただし、この方法でも安心して食べられるのは作った翌日までです。
翌日以降もおでんを楽しむなら、やはり冷蔵保存になりますね。
おでんの出汁が酸っぱい原因 まとめ
「おでんの出汁が酸っぱい原因」についてお話しました。
ポイントをまとめます。
・出汁の水分や具材のたんぱく質で菌が繁殖しやすい
・作った翌日でも保存状態で腐る
・酸っぱいおでんを食べると食中毒の可能性
・傷みやすいおでんだけど、冷蔵保存することで3日は日持ちする
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