スーパーで「大葉」が売られていますが、「しそ」とどう違うんでしょうか。
味や栄養に違いがあるのか?はたまた呼び方だけが違うのか。
そこで今回は「しそと大葉のちがい」について詳しく解説します。
また、しその大量消費レシピも紹介しますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
しそと大葉の違いとは?味や栄養は同じなの?
しそは古くから日本に自生する和ハーブの1種です。
「青じそ」と「赤じそ」があり、青じその葉の部分が「大葉」と呼ばれています。
しそ自体は花や実を食べることもあり、販売する際に、芽と葉を区別する必要があったため、青じその葉が「大葉」と呼ばれるようになりました。
また、住む地域によって呼び方が違うこともあります。
中部地方から東の日本海側では「しそ」と呼ばれることが多く、関西より西では「大葉」と呼ぶことが多いそうです。
青じそも赤じそも5~8月が旬ですが、青じそは現在ハウス栽培のものも多く、1年を通していつでも手に入るようになりました。
しその栄養について
しそ独特のよい香りは、ペリルアルデヒド(シソアルデヒド)という香り成分からくるものです。
強い抗菌作用・防腐作用があるため、刺身のつまや料理のあしらいなど薬味によく用いられます。
また、消化酵素の分泌を促して、消化不良や食欲不振を改善する作用もあるので、夏バテ気味の時におすすめ!
胃腸の働きを促進することで、食中毒の予防にも効果を発揮します。
また、青じそにはβカロテンが豊富に含まれており、粘膜や皮膚の細胞を健やかに保ち、抵抗力を強くする働きがあります。
強い抗酸化作用も持ち合わせているので、老化予防にも効果があるとされているんです。
その他にもシソには、体内でEPAに変化するα-リノレン酸が含まれています。
EPAは免疫を正常にする働きがあり、花粉症といったアレルギー症状の緩和作用が期待できます。
しそ(大葉)の保存方法は?
傷みやすい印象のあるしそ(大葉)ですが、用途に合わせて保存すると長持ちします。
とはいえ、せっかくの葉が腐ると台無しなので、できれば早めに使った方が良いでしょう。
しその葉を、水で濡らしたキッチンペーパーで1枚ずつ挟み、ビニール袋やタッパーに入れて野菜室に入れます。
その際、できるだけ空気に触れないようにすることが大切です。
◎冷蔵保存の方法②
空き瓶に少し水を注ぎ、葉の軸を下にして立てるように入れます。
葉の部分が水につかると傷みやすいので、茎だけが水につかるよう調整してください。
フタかラップで密閉し、野菜室で保存してください。
3日に1度を目安に水を替えましょう。
◎冷凍保存の方法①
水洗いしてから水分をしっかり拭き取り、1枚ずつラップに包んで冷凍保存します。
◎冷凍保存の方法②
しそをざく切り、またはみじん切りにしてジップロックなどに入れ、空気をしっかり抜いて冷凍室へ。
冷凍の場合はどちらも1か月程度が保存の目安です。
また、醤油漬けや塩漬けにして保存する方法もあります。
おにぎりの海苔の代わりに使用すると、爽やかなシソの風味が効いて美味しくいただけます。
しそ(大葉)の大量消費レシピを紹介
・大葉 15枚
・みそ(白みそ以外) 大さじ2杯
・みりん 大さじ1~1.5杯(甘さの好みによって調整)
・料理酒 大さじ1杯
・白ごま お好みで
大葉以外の調味料を合わせておいて、大葉をみじん切りにします。
合わせた調味料をフライパンで熱し、大葉を入れてしんなりしたら完成です。
調味料を合わせて漬けるだけ「大葉の浅漬け」
・大葉 20枚
・砂糖 小さじ1/4杯
・白だし(10倍濃縮) 大さじ1と1/2杯
・水 大さじ3杯
・鷹の爪 適量
大葉以外の調味料を合わせておき、大葉にかけるだけで完成します。
冷蔵庫で1時間ほど味を染みこませましょう。
どちらもご飯のお供として大活躍です。
とくに大葉の浅漬けはお弁当にもぴったり。
しそと大葉の違い まとめ
「しそと大葉のちがい」についてお話しました。
ポイントをまとめます。
・地域によっても呼び方にちがいがある
・しそには抗菌、防腐作用が期待できる
・おすすめの保存方法は冷蔵もしくは冷凍
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