オートミールはお湯や牛乳でふやかすだけで手軽に食べられる食材です。
赤ちゃんの離乳食として使われることもありますね。
そんなオートミールですが、いざ赤ちゃんに食べさせるとなるとまだまだ分からないことばかり。
そこで今回は、赤ちゃんにオートミールはいつからOKなのか、メリットとデメリットについて詳しく調べてみました。
また、目安量と食べさせ方も紹介していますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
オートミールは赤ちゃんにいつから?
オートミールを赤ちゃんに与える場合、離乳食中期(モグモグ期)といわれる7~8ヶ月が目安です。
オートミールは他の食材に比べ食物繊維が豊富なため、離乳食中期になる前に与えてしまうと消化不良を起こし、胃腸の負担になってしまいます。
また、離乳食中期以降でも、与えすぎると赤ちゃんには良くありません。
最初はスプーン1杯の出来上がり量から、慣れたら50g(水分などをふくんだ量)を目安に、おかゆ・うどんなどの主食をオートミールに置き換えてみましょう。
オートミールの赤ちゃんへの栄養効果とデメリット
オートミールはそれだけで栄養価が高い食材です。
中でも注目なのが、植物性タンパク質!
ミルクの量が減ってくる離乳食中期の赤ちゃんは、体づくりのために積極的にとりたい栄養素です。
そして、赤ちゃんが不足気味になりやすい「鉄」や「食物繊維」「カルシウム」もオートミールには豊富にふくまれています。
※食物繊維にいたっては白米の22倍、玄米だと3倍です。
カルシウムは身体や骨を形成し、精神を安定させる働き・癇癪を軽減する・寝つきをよくするたくさんの効果が期待できます。
たくさん栄養素がつまったオートミールですが、赤ちゃんにとってデメリットもあるんです。
気をつけたいのは、やはり食物繊維!
普段、食物繊維はお腹によい働きをしてくれるのですが、赤ちゃんにとっては食物繊維が多すぎて消化不良で下痢を起こす可能性があります。
また、オートミールは沢山の種類があり、中でもカットオーツ(スティールカットオーツ)は他のオートミールよりも長く煮込まなければいけない商品です。
選ぶ商品を間違えると調理がしにくく、赤ちゃんが食べづらい仕上がりになってしまいます。
一般的に離乳食に使われるのが、モチモチして調理時間の短いクイックオーツ。
「離乳食に最適なオートミールはどれか?」購入時にはよく注意してくださいね。
オートミールの離乳食の目安量と食べさせ方は?
赤ちゃんに初めてオートミールを与える場合は、小さじ1から与えて他の食材と一緒に与えないようにしましょう。
もし、体調不良が起こった時の原因を分かりやすくするためです。
◎離乳食中期(1食あたり10g、出来上がり量50~80g)
◎離乳食後期(1食あたり10~20g、出来上がり量60g~120g)
◎離乳食完了期(1食あたり30~40g、出来上がり量90g~120g)
基本的には、オートミールに水分を足してふんわりラップをし、レンジで加熱します。
中期の場合のみ舌でつぶせるくらいの固さにしたうえで、状況に応じてすり鉢で食べやすいようペーストにしましょう。
それ以降は、歯茎でつぶせる固さを目安にします。
オートミールは独特な食感と風味があるため、赤ちゃんが気に入らない場合もあります。
もし吐き出したり食べてくれない時は、ミルクを使ったおかゆ風にしてあげたり、野菜と混ぜておやきにするなど工夫が必要です。
また、オートミールだけでなく「お米に混ぜる」のもひとつの方法となります。
オートミールは赤ちゃんにいつから?まとめ
「オートミールは赤ちゃんにいつからあげられるのか」についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・食物繊維が豊富なのでお腹の調子を見てあげよう
・最初はスプーン1杯の出来上がり量から
・オートミールでアレルギーの心配はほとんどない
・離乳食におすすめなのはクイックオーツ
・時期に応じた量で工夫しよう
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