お好み焼きが生焼けかどうかの見分け方|小麦粉の生は腹痛が起こる?

お好み焼き

「お好み焼きの中が生焼けっぽい」

先日、家のホットプレートでお好み焼きを作ってみましたが、何だか中がトロッとしています。

これって生焼けなのかな…と微妙な出来上がりに。

でも生焼けかどうか確証が持てず結局食べてしまいましたが、お腹が痛くならないか食後の数時間は不安な気持ちで過ごしました。

お好み焼きが生焼けかどうかの判断って難しいですよね。

そこで今回は、お好み焼きの生焼けの見分け方について詳しく調べました。

併せて生焼けを食べてしまった場合、再加熱の方法についてもご紹介します!

スポンサーリンク

お好み焼きの中が生焼けってどんな感じ?まずは見た目で判断してみよう

焼けてないお好み焼き

生焼けのお好み焼きは割ってみると生地が流れ、トロトロと固まってないのが特徴です。

食べた時には粉っぽく、小麦粉の味がします。

また、切った断面が冷たい場合も中に火が通ってない証拠。再加熱が必要となります。

切らずに焼けているか確認したいときは、竹串を使ってみましょう!

竹串

お好み焼きの真ん中を刺して、ドロッとした生地が竹串についてくると、それは生焼け。

もし「生地はついてこないけどまだ心配」という方は、竹串を触ると判断しやすいですよ。

冷たければ生焼け、熱ければ火が通っています。

中まで焼けている時の中心温度は、80度以上!

触ると熱いので、唇につけるのではなく手の甲で確認しましょう。

生地の他に「焼けているか?」確かめたい時は、匂いに注意です。

いかにも卵の匂いが強いときは、焼けていない可能性があります。

お好み焼きを頻繁に食べる大阪人の中には、「キャベツのふんわり甘い匂いと、卵の香ばしい香りがしたら焼けてる」と判断する方もいるそうですよ。

スポンサーリンク

生焼けのお好み焼きを食べたらどうなる?

生焼けのお好み焼きを食べると、腹痛や下痢、ひどい場合は嘔吐を伴う食中毒になってしまう可能性があるので注意が必要です。

腹痛

アメリカでは、生の小麦を食べて腸管出血性大腸菌(O121)で死亡した例もあります。

小麦粉は不純物は取り除かれていますが、殺菌のための特別な加熱処理は行われていません。

ですから、こちらでちゃんと火を通さないと、付着しているかもしれない菌が体内に入ってしまう恐れがあります。

また、小麦粉の成分であるβデンプンは消化されにくい性質を持っています。

とはいえ、βデンプンはしっかりと加熱することで糊化し、消化しやすくなるんです。

お好み焼きの具の生焼けも危険!

お好み焼きの具

具が生焼けの場合も、細菌や寄生虫に注意が必要です。

卵には「サルモネラ菌」がついてる可能性があり、赤ちゃんや子供に感染すると6時間〜48時間ほどで意識障害や、痙攣を起こします。

また、魚介類には「アニサキス」がいる可能性もあるんです。

加熱していないアニサキスが体内に入ってしまうと、胃の表面に潜り込み激痛が起こります。

そして、色々な食品に付着しているリステリア菌にも注意です。

リステリア菌は加熱により死滅しますが、火の通りの甘い生ものを食べてしまうと感染し、特に妊娠中には母体だけでなく、胎児にも大きな影響が出ます。

みく
みく

小麦粉も具材もしっかりと火を通す必要がありますね!

お好み焼きが生焼けだった時の対処法について

電子レンジ、オーブントースター、フライパンそれぞれで、再加熱の方法を紹介します。

エプロン姿の女性

【電子レンジ】

①ラップを軽くふわっとして、500w~600wで1分ずつ加熱。

②火が通ったかを竹串で確認し、通ってなければもう30秒ほど追加。

※加熱しすぎると、水分が抜けきってしまいパサパサになるので、追加時間は30秒です。

【オーブントースター】

①焦げ防止のため、アルミホイルをかぶせて5~10分ほど焼く。

②焼き方が足りなければ、5分ずつ追加。

【フライパン】

①蓋をして弱火で5分ほど蒸し焼きにする。

②足りないようなら様子を見つつ、更に時間を追加して焼く。

生焼け防止!お好み焼きの焼き方を解説

ここでは、ホットプレートとフライパンでの2パターンを解説していきます。

お好み焼きを焼く

ホットプレートでお好み焼きを作る場合

①ホットプレートを200℃にし、タネを落とす(目安は16cmくらい)

②形を整え、蓋をせず3分ほど焼く

③豚バラをのせる場合は、ここで乗せる

④ひっくり返し、軽く生地を抑えたあとに蓋をする

⑤5分ほど蒸らした後、更にひっくり返し肉を上にして2分焼く

みく
みく

蓋でしっかりと蒸らすことで、生焼けが防止できます。

フライパンでお好み焼きを作る場合

①うっすらと油をフライパンに敷き、中火で軽く熱する

②タネを流しこんで3分焼く

③豚バラを乗せて、ひっくり返す

④4分ほど蓋をして蒸し焼きにする

⑤ひっくり返して、更に2分焼く

みく
みく

フライパンでも蒸し焼きにすることで、ふっくらとした出来上がりになります。

ホットプレートでもフライパンでもお好み焼きを作る時は、山芋を沢山入れてしまうと蒸し焼きにしても火が通りにくいです。

山芋を入れる時は、あまり入れすぎず適量を心がけましょう。

まとめ

「お好み焼きが生焼けかどうか」の見分け方についてお話してきました。

ポイントをまとめます。

・生地がドロッとしていたり、小麦の味がしたら生焼け
・生焼けの時は卵のにおいが強い
・お好み焼きを割りたくない時は、竹串で確認してみよう
・生焼けを食べてしまうと食中毒の可能性
・生焼け防止方法として、焼く時は蓋をして蒸らすことが大事

お好み焼きは家庭でも手軽に楽しめますから、そのぶん生焼けに注意したいところです。

お好み焼きパーティーなど、次々と生地を焼いていく場合でも慌てず「蓋をして蒸らす」を意識していきたいと思いました♪

タイトルとURLをコピーしました