離乳食を準備していて「そろそろしらすをそのまま食べさせてもいいかな?」と日頃から思っている方も多いと思います。
しらすの塩抜きって地味に面倒なんですよね…。でもしらすって塩分が強いから、赤ちゃんの味覚や体に良くないのかなぁと迷います。
そこで今回は、しらすをそのまま食べられる年齢についてお話していきますので、ぜひ参考にしてくださいね!
しらすをそのまま食べられるのはいつから?
基本的にしらすやちりめんじゃこは離乳食完了期(1~1歳半ごろ)までは、塩抜きが必要です。
ちょうど離乳食完了期は大人の1/2~1/3くらいの味付けが好ましく、1日の塩分目安が3g以内となっています。
釜揚げしらすは小皿一杯分の塩分が1.5gと多く、しらすをそのまま食べさせるのは幼児食に移行してからのほうが望ましいですね。
ただし、しらすをそのままあげる時期についての考えはそれぞれです。
1歳を過ぎてから食べさせる場合もありますし、その頃になると子供も食べることに慣れてきます。
Twitterのアンケートでも、1歳前後になると約半数の方が「塩抜きをやめる」といった結果も出ています。
なので、1歳半までは塩抜きをした方が良いけど、子供の食事の進み具合によっておうちの方が適切な時期を決めるほうが良いかもしれませんね。
しらすの塩抜きが必要な理由
そもそもしらすの塩抜きはどうして必要なんでしょう。塩抜きが必要な理由を見ていきます。
理由①腎臓に負担がかかる
多すぎる塩分は赤ちゃんの未熟な腎臓に負担をかけてしまいます。
子供は食塩を排出する腎臓の働きが未成熟で、摂り過ぎると腎臓に負担がかかったり、食塩が体内に蓄積される恐れもあるんです。
理由②濃い味になれてしまう
一旦濃い味になれてしまうと薄い味の料理を食べてくれなくなります。
濃い味は習慣になりやすく、塩気は美味しく感じますからクセになってしまいがちです。
しらすをそのままあげるメリット
とはいえ、しらすをそのまま食べさせるメリットもあります。
適度な塩分が含まれているので、食が進みやすいんです。幼児食に移行する頃になると、子供によっては薄味の料理の食べが悪くなります。
そんな時に、しらすを混ぜてあげると喜んで食べてくれるんです。
子供がいっぱい食べてくれると、こちらも嬉しいですよね。
また、しらすだけに注目するのではなく、塩分は1日のトータル量で見ればいいのです。
しらすをあげる時は、他の味付けを薄くすれば問題ありません。
「しらすの塩分は味覚や体に悪影響」というわけではなく、食事のアクセントにもなるし、塩分量はあくまで1日のトータルで見ていきましょう。
しらすは小さじスプーン1~2杯の量までにします。
もしむせるようであれば、その子にはまだ与えるのが早いというサインです。
また、しらすを気に入ってもっと欲しがっても、塩分の摂りすぎにならないようおかわりは控えた方が良いですね。
しらすをそのまま食べられるのはいつから まとめ
「しらすをそのまま食べられるのはいつから?」について解説してきました。
ポイントをまとめます。
・しらすをそのままあげることで、食が進んだりメリハリがつくこともある
・1日にあげる量は小さじスプーン1~2杯まで
しらすの塩抜きは面倒なので、そのままあげられたら手間が省けます。
もし塩分が心配な方は、無塩しらすも売られていますので、そちらも試してみてください。
しらすは手軽に食べられるお魚です。塩分の過剰摂取にならないよう適量を守りつつ食べさせたいですね!