炒め物や鍋物にぴったりなニラですが、食べ過ぎてしまう方も多いのではないでしょうか。
わたしもニラ玉が大好きで2人前でもイケちゃいます。
しかし、ニラを食べ過ぎると下痢になる・臭くなるなど体調面での心配も。
実際に「腹痛になった」「気持ち悪くなった」という声もあるんです。
そこで今回は、ニラの食べ過ぎによって起こることについて調べました。
一日の目安量も解説するので、ぜひご覧ください!
ニラを食べ過ぎるとどうなる?
ニラを食べ過ぎると下痢、腹痛、胃痛、気持ち悪さ、気になる臭いを引き起こすことがあります。
腹痛・下痢・胃痛
腹痛や胃痛が起こるのは、ニラに含まれるアリインという成分が原因です。
アリインは胃壁を壊すため、胃が痛くなったり腹痛を引き起こします。
そんなアリインはにんにくの成分としても有名です。
にんにくもニラと同じで、食べ過ぎると胃が痛くなってしまいますよね。
また、アリインが酵素と反応してアリシンという成分に変化することで、殺菌作用により腸内環境に影響を及ぼし下痢になってしまうんです!
他にも、ニラには不活性食物繊維が豊富に含まれています。
本来、不活性食物繊維は腸を刺激して便の排泄を促す効果があるのですが、摂取しすぎるとお腹が緩んで下痢になってしまうんです。
ニラの食べ過ぎによるお腹の不調や気持ち悪さは、胃や腸の運動機能の低下によって起こるということですね。
臭い
ニラを食べ過ぎると、口の中に臭いが残りやすいですよね。
ニラの気になる臭いの原因ですが、これもアリシンによるものです。
食べた直後に口内に残った臭いだけでなく、消化の過程で生じるニオイ成分が再びアンモニア臭となって口からにおってしまうんです。
ニラの食べ過ぎにならない一日の摂取量は?
ニラの食べ過ぎにならならない一日の摂取量は、およそ100gです。
日本栄養士会では緑黄色野菜の一日の摂取目標を120g~160gと定めているので、ニラ100gであれば食べ過ぎにはなりません。
ニラの小さなサイズが100gなので、1束食べてもOK!
ただし、ほうれん草や人参など他の緑黄色野菜もバランスよく摂りたい場合は、50g程度でも良いですね。
50~100gがニラの一日の目安摂取量となります。
ニラのおすすめの食べ方!
ニラのおすすめの食べ方は、
・よく噛む
・油と炒める
の2つです。
ニラは食物繊維が豊富なので、消化を助けるためにもよく噛んで食べたいところ。
また、油と炒めることでニラに含まれるβカロテンが体に吸収されやすくなります。
油不足は便秘に繋がるので、食物繊維の多い食材を摂る時には適度に油を取り入れると良いですね!
ニラの栄養と効果やメリット!
ニラに含まれる主な栄養素は以下の通りです。
・カルシウム
・葉酸
・ビタミンC
・βカロテン
カリウムの効能は尿の排出を促し、血圧を下げることです。
カルシウムは骨を丈夫にし、イライラを沈めます。
また、特に葉酸は妊娠中や授乳中に積極的に摂りたい栄養成分です。
胎児の成長をサポートし、先天性異常のリスクを低下させる効果が期待出来ます。
そして、ビタミンCはシミやそばかす予防となり、コラーゲン合成の手助けをしてくれるんです。
ニラには食物繊維だけでなく、ビタミンやミネラルが豊富に含まれているので、風邪予防や血行促進などまだまだ凄い効果があります。
食べ過ぎは不調を招きますが、適度な範囲で積極的に食べたい食材ですね!
ニラの食べ過ぎについて まとめ
ニラの食べ過ぎと一日の摂取目安量ついて解説してきました。
ポイントをまとめると…
・体調不良の原因はニラの成分によるもの
・一日の摂取目安量は50~100g
・油と炒める調理法がおすすめ
・ニラには体に嬉しい効果が期待できる
ニラは美味しいのでどんどん食べてしまいがちですが、小さいサイズ1束までにしておいたほうが良さそうですね。
わたしもこれからは、ニラ玉を食べ過ぎないように気をつけたいと思いました!