光熱費の節約のため、我が家ではゆで卵を作る時は4~5個まとめて作っておきます。
ただ、すぐに無くなればいいんですけど、誰も食べないと余ってしまうのが悩みのタネ。
腐らないように冷蔵庫に入れて置くこともしょっちゅうですが、「ゆで卵の賞味期限は短い」という話を耳にしました。
でも、ゆで卵はもともと独特な匂いなので、腐っても判断が難しいな…と。
そこで今回は、ゆで卵が腐るとどうなるのか、見分け方と日持ち期間などを調べました。
ゆで卵を作り置きする方は、ぜひ参考にしてくださいね!
ゆで卵は腐るとどうなる?簡単な見分け方を解説
ゆで卵が腐るとどうなるのか。見分け方について、以下にまとめました。
・黄身が湿っていてねっとりとした食感
・硫黄温泉のような臭い、鼻にツンとくる臭い
・食べると苦みを感じる
ゆで卵が腐ると強烈な臭いを放ち、白身や黄身が柔らかくなります。
食べる前にこの時点で気づく方も多いでしょう。
もし、食べてしまった場合は、通常のゆで卵にはない苦みを感じるようです。
また、稀にですが黄身の周りが暗緑色に変色しているのを見たことありませんか?
黄身の周りの色が変わっていても、黄身の鉄分と白身の硫黄成分による化学変化によるものなので、腐っているわけではないんです。
「腐ってるのかな」と間違えてしまいそうですが、食べてOKですよ!
黄身の周りの変色は、「15分以上は茹でない」「茹でたら冷水につける」ことで防ぐことができます。
【常温・冷蔵・冷凍】ゆで卵の日持ち期間は?
ゆで卵は生卵より腐りやすいので、常温保存は基本的にNGです。
常温だったら当日中に食べることをおすすめします。
冷蔵では殻付きで約3日ほどの保存が可能ですが、殻を剥いた場合は空気に触れることで細菌が繁殖して傷みやすくなっているので、冷蔵でも当日~翌日に食べてしまいましょう。
そして、冷凍保存についてですが、ゆで卵を冷凍するとゴムのような食感や解凍した時に白身がボロボロになってしまうためおすすめできません。
ですから、ゆで卵を冷凍したかったらタルタルソースにして油で水分の蒸発を抑えるなど、ひと手間加える必要があります。
そうすることで約2週間ほどの保存が可能です。
ゆで卵が腐る原因について
ゆで卵が腐りやすい原因は、茹でることで卵白に含まれるリゾチーム(細菌から守ってくれる成分)が機能しなくなるからです。
結果、細菌が繁殖しやすくなり腐ってしまうんですね!
また、ゆで卵の加熱不足も腐る原因となります。
食中毒を引き起こすサルモネラ菌は70℃以上1分加熱で死滅しますが、茹で方が足りないと安心できません。
しっかりと茹でても加熱不足でも、ゆで卵は生卵より細菌が繁殖しやすいのです。
腐ったゆで卵を食べた時に気をつけたいこと
ゆで卵が腐ると見た目や臭いに変化が出るので、口に入れてしまうことはあまりないと思いますが、もし食べてしまったら食あたりの症状が出る可能性があります。
口コミでも「今までで一番お腹が痛い」「仕事にならずほとんどトイレ通い」といったものがありました。
ただ、一方では「意外と大丈夫だった」という意見も。
とはいえ、腐ったゆで卵を食べると高確率でお腹が痛くなるようですから、不調が長引くようであれば一度病院で診てもらうと良いですね。
ゆで卵の最適な保存方法!
ゆで卵は殻を剥かずに、低い温度が一定に保てる冷蔵保存が最適です。
もし殻を剥いてしまった場合は、白身が乾燥しないように1つずつラップに包むと良いでしょう。
また、ゆで卵は煮卵にして味を濃い目にすると賞味期限が伸びるんです!
煮卵は冷蔵庫で4~5日ほど保存することが出来ます。
ゆで卵が腐ると味や見た目に変化あり まとめ
ゆで卵が腐るとどうなるか判断方法について解説してきました。
ポイントをまとめますと、
・黄身が暗緑色になるのは化学変化によるもの
・ゆで卵の常温保存は日持ちしない
・冷凍保存する場合は調理してから
・おすすめの保存方法は冷蔵(殻付きなら約3日もつ)
ゆで卵は腐ると色々な変化があることが分かりました。
まとめて茹でるとどうしても当日には食べきれないものですが、そんな時は殻付きで冷蔵したり煮卵にしてみようと思います!