私は小さい頃から甘酒が好きなので、大人になった今でも冷蔵庫に酒粕を常備しています。
酒粕って甘酒にしても、味噌汁に入れても、そのまま焼いて砂糖をつけても美味しいんですよね。
我が子にも食べさせたいのですが、アルコールが含まれているので果たしていいものか。悩みます。
自分の小さい頃はそんなことは関係なしに、祖母が甘酒を作ってくれたんですけどね。
そこで、酒粕は子供にあげてもいいのか？甘酒や味噌汁はどうなのかを詳しく調べました。
「酒粕って幼児でも食べられるのかな…」と迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね！
酒粕は子供でも食べられる？甘酒や味噌汁は？
酒粕は料理したものであれば、1歳過ぎからOKです！
そもそも酒粕とは発酵したもろみを搾って出来たもので、アルコール分が5～8％ほど含まれています。
アルコール分5～8％というと、ビール100mlに含まれる量です。
アルコール分は78℃以上の加熱である程度は蒸発しますので、火を通す甘酒や味噌汁なら少量から与えられます。
トースターで焼くのもギリギリOKかと思いますが、明確に大丈夫というわけではないので、ご家庭での判断になりますね。
タンパク質やミネラル、ビタミンといった沢山の栄養成分が酒粕には入っています。
しかし、上記で紹介したようにアルコールが含まれていますので、与える時にはひと工夫したほうが良いですね！
市販の缶入りの甘酒はノンアルコールと書かれています。
しかし、1％未満のアルコールが含まれている事もあるので、同じく1歳を過ぎてからにしましょう。心配なら鍋に移して加熱をおすすめします。
他にも、酒粕が入ったカステラやケーキ・パン・魚の粕漬けはあらかじめ加熱されているので、少量なら問題ありません。
魚の粕漬けなら、周りの酒粕を取ってあげるとより安心です。
ただ、奈良漬のような漬物となるとアルコールを強く感じますし、咀嚼の面から考えても3歳以上から1～2切れ程度にしておきましょう。
酒粕を子供に食べさせる時の注意点
子供に酒粕を食べさせる時のポイントは、以下3つです。
②少量ずつ
➂顔が赤くなっていないか様子を見る
酒粕にはアルコールが5～8％ほど入っているので、加熱をしてしっかりと蒸発させることが必要です。
小さい子供は体の機能が発達していませんから、食べ物の影響が大人より強く出てしまいます。
また、1回に与える量は子供がほしがる分ではなくて、少量ずつ与えます。
顔が赤くなったりテンションが高くなったりと変化が起きた場合は、食べさせるのはその時点でストップです！
妊婦さんは酒粕は食べてもいい？
妊婦さんが甘酒や奈良漬といった、酒粕を使った料理を食べるのはNG！
酒粕にはアルコールが含まれていますし、それで胎児に影響がないという証明ができないからです。
酒粕の代わりに米麹を使ったものにすると、アルコールは入っていませんので、妊婦さんには米麹を使った料理をおすすめします。
子供でも大丈夫！酒粕レシピ3選
☆大根と高野豆腐の酒粕入りのお味噌汁
酒粕ペーストを大さじ1ほどしか使っていないので、子供にも優しいお味噌汁になっています。
☆子供用の甘酒
子供でも飲めるように調理過程でアルコールをしっかり飛ばします。
☆酒粕の丸パン
酒粕を入れたふんわりとした食べやすいパンです。
酒粕は子供が食べても大丈夫？ まとめ
酒粕は甘酒や味噌汁にすれば、1歳から食べる事が出来ます。
ただし、酒粕をそのまま焼いただけのものや、奈良漬では風味が強すぎるので3歳以上からがおすすめです。
また、妊婦さんは胎児への影響が心配ですから、基本的には食べないほうが良いでしょう。
食べると懐かしい気分になる酒粕ですが、小さなお子さんにあげる時は少量から始めたいものですね！
